フィンランド大学院生の修論執筆スケジュール
こんにちは、あゆむです。今回は修論をどんなスケジュールで進めたのかをざっくりまとめます。ヘルシンキ大学教育学部の1ケースとしてとらえてください。
ちなみにフィンランドの修士は2年です。
1年目 秋冬春 夏休み
2年目 秋冬春 夏休み
みたいな感じで進みます。
ざっくりと、私は1年目の春から2年目の春にかけて修論を書きました。フィンランドの大学院だと修士に入って2年目から修論について考え始めるのが多いっぽいです。
僕の修論の概略:
英語で書きました。
自分でデータを取って実証研究を行いました。
(ちなみにフィンランドの修論だと自分でデータを取らずに、先生がとったデータを使ったり、OECDなどが発表しているデータを使ったり、レビュー論文を書いたりすることのほうが多いらしいです。)
フィンランドの自然学校の先生に質問紙調査・インタビュー調査を行いました。
指導教官は2人いました。第一指導教官は所属しているゼミの先生で、第二指導教官は学部で同じ専門の研究をしている先生です。(指導教官は1人または2人のことが多いと思います。)
長さは50ページぐらいです。(プラスアルファ 文献、apendixなど)
1年目 春
修論ゼミが始まります。修論ゼミを担当する先生のリストが公開されて、学生が希望を出す形でした。5、6個の選択肢があったような気がします。
春の終わりごろにはアイデアを形にしておくことが求められていました。それに伴って第二指導教官が欲しい人はこの時期までに決めておくように言われました。
1年目 夏休み
決まったトピックに関連した文献をあさります。大学のラーニングセンターで作業したり、図書館に本を借りに行ったりとあちこち歩いていました。
また私は質問紙、インタビューの設計も行いました。先生からもらったデータで修論を書くとこの作業がいらないので文献調査によりいっそう力を入れられます。
(今思い返すと、私自身は自分でデータを取得したので、それに関するタスクがかなり多かったなと感じます。そうでなければもう少し文献を深く読めていたかもしれません。一長一短ですね。)

2年目 秋
秋に入ってデータ収集を始めました。自然学校の先生に質問紙調査とインタビューを実施しました。大学で実施したり、自然学校に訪問したりとばたばたしながらデータを集めました。データを集めるとともに、分析を始めていきます。質問紙の結果をエクセルにて管理したり、インタビューの録音を文字起こししたりなどの作業が必要です。
個人的にはこの時期がかなり忙しかったですね。進路のことも考えないといけない、修論の作業もたまっている、バイトも佳境に入って忙しい…とてんてこまいでした。
2年目 冬
分析の続きを行います。12月のあたりで文章をちゃんと書き始めました。指導教官とミーティングを行ってデータ分析の方向性についても相談します。フィンランドで、冬は執筆の季節です。とにかく書いて書いて書きました。
5月末で修論を提出したいと思っている人は、3月ごろまでに初稿を書いて指導教官にコメントをもらいたいですね。完全な初稿ではなくても、結果、議論の方向性は決めて、指導教官と話しておきたいですね。
2年目 春
指導教官からのコメントを受けてさらに修正を行います。また学部指定の様式にもあわせます。割とこのあたりの細かい作業に時間を取られます。また校閲の作業はとてもしんどかった。。。内容の整合性、論理などから文法ミス、単語のスペルミス等のミスは数えきれないほどありました。最近はグラマリーなどもあるので便利ですね。あとAIに関しては学部や指導教官の指示に従って活用してください。
アドバイス
修論の作業と並行して、週に15時間ほどはバイトをしていました。それでも何とか修論は書き終わりました。1年間毎日作業するというほどの規模感ではないと思います。そのためにもトピックや研究のスケールを程よい規模感に設定するのが大切だと思います。(指導教官のデータを使うのも大ありだと思います。)
サポートは与えられるものではなくて求めるものだと感じました。特にフィンランドはサポートを待っていても勝手に与えてくれる社会ではないのかもしれません。が、先生などにサポートを求めると好意的に対応してくれます。躊躇せずにサポートを求めることも大切なんだと感じています。
これを読んでいる人はフィンランドでの修士生活の真っただ中、もしくはそれを目指している人が多いかと思います。暗い冬での修論作業はつらいかもしれませんが、一緒に頑張りましょう。応援しています。
最近の写真

