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ハローワークを「仕事と人生のメディア」に変える。Operation Hello

今朝、みんなに共有しておきたいことがあります。

テーマは「ハローワーク」です。

先日、僕はハローワークとは一体何なのか、今どういう状態になっているのかを、自分の目で確かめるために現場へ行ってきました。

そこで、かなり強烈な光景を見ました。

人が多い。

それも、普通の多さではない。

僕たちが普段目にするダイエーやイオンなどの商業施設とは、ちょっと違う種類の人の集まり方をしている。

そして何より驚いたのが、そこにいる人たちの目です。

皆さん、本当に真剣です。

血走るくらいの眼差しで求人を探し、端末を操作し、職員に相談し、書類を持って動いている。

そこで僕は、ふと思いました。

「この人たちは、商品を探しているんじゃない。自分のこれからの人生を探しているんだ」

これ、ものすごく大きな違いだと思うんです。

ショッピングモールに来る人は、「何を買おうかな」と考えている。

ハローワークに来る人は、「これからどう生きようかな」と考えている。

つまり、ハローワークという場所には、地域の人間の人生が集まっている。

ここに、僕はものすごいメディア価値があると思いました。


ハローワークを「求人情報の場所」とだけ考えない

ハローワークというと、多くの人は「仕事を探すところ」と考えます。

もちろん、それは間違っていません。

でも、そこで思考を止めてはいけない。

ハローワークには、

仕事を探している人。

転職したい人。

失業した人。

定年後にもう一度働きたい人。

未経験の仕事に挑戦したい人。

職業訓練を受けたい人。

企業側で人材を探している人。

そして、それを支える職員さんたちがいます。

つまり、

「仕事を中心に、人生が交差する場所」

なんです。

これは、普通の求人サイトとは全く違います。

求人サイトは求人情報を検索する場所です。

しかしハローワークには、リアルな人間が来ている。

ここが決定的に違う。


企画部門の友人から、面白い話を聞いた

僕にはハローワークの企画部門に友人がいます。

そこで話をしていたところ、

「西宮公共職業安定所そのものをメディアにしたら面白いんじゃないか」

という話が出てきました。

僕は、この考え方にかなり可能性があると思っています。

ただし、僕なら単純に「ハローワークの広報媒体を作る」とは考えません。

もっと大きく考えます。

西宮・芦屋・宝塚で働く人のための地域仕事メディアを作る。

その中心にハローワークがある。

そう考えるんです。


「求人票」から「仕事そのもの」へ

今の求人情報は、どうしても無機質になりがちです。

「正社員」

「月給○万円」

「経験不問」

「社会保険完備」

もちろん必要な情報です。

でも、それだけでは、

「そこで働いている自分」

を想像できない。

だから僕たちは、求人票の裏側を見せる。

例えば、

「倉庫内作業員募集」

という求人があったとします。

僕たちは実際にその会社へ行く。

朝、社員さんが出勤する。

商品が入ってくる。

仕分けをする。

昼休みがある。

午後から出荷作業をする。

そして一日が終わる。

そこで働いている人に、

「この仕事の面白いところは何ですか?」

「大変なのは何ですか?」

「この会社に入って人生は変わりましたか?」

と聞く。

これだけで、ただの求人情報が「仕事の物語」になります。

求人を見るのではなく、仕事を見る。

僕はここに大きな価値があると思っています。


主役は「会社」ではなく「人」

さらに僕たちは、人を主役にしたい。

例えば、

「58歳でこの会社に入りました」

という人がいたら、その人の話を聞く。

なぜ転職したのか。

何が不安だったのか。

入社してどうだったのか。

今は何をしているのか。

若い社員に何を伝えたいのか。

こういう話は、求人票には書いてありません。

でも、仕事を探している人が本当に知りたいのは、案外こういうことなんです。

「自分でもできるだろうか」

「この年齢でも大丈夫だろうか」

「職場の人間関係はどうなんだろう」

「未経験でもやっていけるだろうか」

「ここで働いたら、自分の人生はどう変わるんだろう」

こうした疑問に答えるのが、僕たちのメディアです。


そして「西宮の仕事指数」を作る

もう一つ、僕が面白いと思っているのがデータです。

ハローワークには、地域の雇用市場を知るための情報があります。

例えば、

今、西宮で人が足りない仕事は何なのか。

逆に、人が集まっている仕事は何なのか。

どんな業種が求人を増やしているのか。

50代、60代を積極的に採用している企業はどこなのか。

未経験者を採用している企業はどこなのか。

給与が上がっている職種は何なのか。

AIによって変化している仕事は何なのか。

これを毎月、

「西宮・芦屋・宝塚 お仕事指数」

のような形で発信する。

そうすると、ハローワークは単なる求人紹介所ではなく、

地域経済を映すセンサー

になります。

これは企業にも、求職者にも、行政にも価値があります。


まず「人流」を調べる

そして、ここからが実行です。

僕は友人から内部情報を聞ける立場にあります。

だから、まず数字を取ります。

最低限、以下を確認したい。

・職員総数
・正規職員と非常勤職員の人数
・一日の平均来所者数
・月間延べ来所者数
・年間延べ来所者数
・職業相談件数
・求人検索端末の利用件数
・求人数
・求職者数
・年間就職決定件数

さらに、

・年代別の求職者構成
・男女比
・西宮・芦屋・宝塚の利用割合
・来所目的
・職業訓練の利用状況

まで可能なら調べる。

ここで大事なのは、

登録者数と実際の来所者数を混同しないこと。

僕たちが知りたいのは、実際にその場所へ人が来て、どのくらいの接触が生まれているのかという「リアルな人流」です。

僕が現場で感じた「ものすごい人の密度」を、感覚ではなく数字にする。

ここから始めます。


「ハローワークを出る」という発想

そして、最終的にはハローワークの中だけで完結させない。

これが重要です。

例えば、

「仕事見学ツアー」

を作る。

求職者が実際の会社へ行く。

社長と話す。

社員と話す。

職場を見る。

仕事を体験する。

そして、

「ここなら働いてみたい」

と思ったら応募する。

つまり、

ハローワーク

メディア

企業

職場見学

応募・採用

という新しい導線を作る。

これができれば、求人広告そのものの考え方が変わります。


AI時代だからこそ「人」を扱う

僕たちは今、AIを扱っています。

AIによって求人情報の検索もできます。

マッチングもできます。

文章も書けます。

動画も作れます。

チャットボットも作れます。

しかし、AIが進化するほど重要になるものがあります。

リアルな人間の情報です。

「この人は、なぜこの会社を選んだのか」

「この仕事をしていて何を感じているのか」

「この会社の社長は何を考えているのか」

「50歳を過ぎて転職して、どうなったのか」

こうした一次情報は、AIが勝手に作ることはできません。

だから僕たちは、

AIで情報を整理しながら、リアルな人間を取材する。

この組み合わせでいきたい。


僕たちがやること

まず、友人を通じてハローワーク西宮の内部データを確認する。

次に、現場をもう一度観察する。

そして、

「誰が来ているのか」

「何を求めているのか」

「どこで困っているのか」

を調べる。

その上で、メディアの試作品を作る。

最初から大きなシステムを作る必要はありません。

まずは一本の記事。

一本の動画。

一社の企業紹介。

一人の求職者の物語。

一つの職種の解説。

これを実際に公開してみる。

反応を見る。

改善する。

そして広げる。


僕は「仕事」を再定義したい

今回ハローワークを見て、僕自身も少し考え方が変わりました。

仕事というものを、

「お金を稼ぐための手段」

だけで考えてはいけない。

仕事は、人と社会が接続する場所でもあります。

人生の時間のかなりの部分を仕事に使う。

だから、

「どこで働くか」

「誰と働くか」

「何をするか」

「何のために働くか」

は、その人の人生そのものに関係してくる。

だったら、求人情報をただ右から左へ流すだけではなく、

「働くことについて考えるメディア」

を作ってもいい。

いや、作る価値があると思う。


最後に

僕は、ハローワークを見ていて、

「こんなに人が集まる場所が、まだこんなにもアナログなんだ」

ということにも可能性を感じました。

これは批判ではありません。

むしろ逆です。

そこには、まだまだ進化する余地がある。

人がいる。

情報がある。

企業がある。

求人がある。

求職者がいる。

そして、何より、

人生を変えようとしている人がいる。

これほどメディアとして面白い場所は、そうありません。

だから僕たちは、単に「ハローワークと何かをやる」のではなく、

「西宮・芦屋・宝塚で働く人たちの人生に役立つ、新しい仕事メディアを作る」

という視点で考えてみたい。

そして、その第一歩として、まず数字を取る。

現場を見る。

人を見る。

話を聞く。

そして、小さく作ってみる。

僕たちは今まで、地域メディアも、ポスティングも、AIも、チャットボットも、いろいろやってきました。

今回のテーマは、その全部がつながる可能性があります。

仕事を探す人に、求人票だけを渡すのではなく、「ここで働く未来」を見せる。

これをやってみよう。

面白そうじゃないですか。

僕は、かなり面白いと思っています。


フジ
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