ぼくがつくるさいきょうのまち〜次男がミニヨコハマシティに参加した話
こんにちわ、OgAzです。
私の住んでいる横浜では、地域のNPO法人が運営している「ミニヨコハマシティ」というプロジェクトがあります。コンセプトは「こどもがつくるこどものまち」。我が家の次男「ちびた」は、今年から運営市民として参加しています。4月から何度も何度も企画会議を重ねてきましたが、無事8月12日・13日にミニヨコハマシティを開催することができました。今回は、そんな我が子が参加したミニヨコハマシティについて、保護者目線でレポートしていきます!
ミニヨコハマシティとは
ミニヨコハマシティ(通称ミニヨコ)とは、認定NPO法人ミニシティ・プラスが運営するプロジェクトの1つです。横浜市内で活動できる19歳以下の人は誰でも無料で参加可能(ちなみに横浜市民でなくてもOK)。
2007年以来12回も開催されてきましたが、新型コロナウイルス拡大の影響で2019年を最後にストップしていました。2022年に入り、様子を見ながら活動を再開することになり、3月に学校経由でチラシが配布されました。チラシを貰ってきた次男が参加したいというので、申し込みをしたというわけです。

NPO法人のスタッフやボランティアの大学生がお手伝いに入っていますが、基本的に大人は口出し禁止。企画から運営まで、すべて子どもたちで行うのだそうです。子どもたちの自主性を養う素晴らしい企画だなあと感銘を受けながら見守りました。私も子どもだったら参加したかった!
企画会議は基本的に土日や夏休み中なので、学校に習い事に平日は忙しい子どもたちでも参加できます。ちなみに今年は
4月2日(土)~3日(日)
(5月15日(日) 中川まちなかマーケット出店)
5月22日
6月5日
7月9日
(7月24日(日) 中川まちなかマーケット出店)
8月1日(月)
8月10日(水)
8月12日(金)~13日(土) 本番
に集まっていました。月に1回程度なので、そこまで負担にならなくて良かったです。
会議の様子はこちら:
開催!ミニヨコハマシティ2022
新型コロナの感染が拡大するなか、そしてまさかの台風直撃予報のなかではありますが、8月12日・13日に横浜市役所アトリウムでミニヨコハマシティが開催されました。ネットニュースにも載りました!
台風が接近しているということで、急遽13日午後の部は中止になってしまいましたが、たくさんの子どもたちが訪れていて楽しそうでした。小学生や中学生、大学生と大人が対等に過ごせる夢の街。来年も開催されることを願うばかりです。
ミニヨコハマシティは、さまざまなお店屋さんや公共機関があり、独自のシステムで運営されています。

市民の義務:学校と税金
まずミニヨコ市民になったら、市民証と銀行の通帳、いくらかのお金を受け取ります。ミニヨコ内は「ミニヨン」という通貨が使われており、お金は銀行に預けることができるシステム。リアルですね。



まず最初に、学校で街についての説明を聞きます。次に税務署に行って市民税を払います。市民の義務ですもんね。このへんもリアルです。リアルでいうと、ミニヨコにはさまざまなお店が出店されていますが、売り上げに応じて10%を税金として納入する仕組みになっているんだそうです。税務署の人が税金の取り立てをしていて、何だか複雑な気持ちになりました。
市民の労働を助ける:ジョブセンター
市民になって税金を納めたら、ミニヨコで自由に過ごすことができます。ただし、初めはお金をあまり持っていません。買い物をたくさんしたければ、ジョブセンターに行って仕事を探し、働いてお金を稼ぐ必要があります。働かざる者食うべからずってやつですね。
ジョブセンターで仕事を紹介してもらい、お店でアルバイトをします。私が見学させてもらったときは、20分アルバイトをしたら50ミニヨン稼ぐことができるとのことでした。が、このへんの時間や金額はしばしば変更されるとのことです。子どもは自由だからなあ・・・。



市民の労働:お店屋さん
ミニヨコにはさまざまなお店があります。駄菓子屋さんや雑貨屋さん、大工さんに研究所(?)、ネイルアート、ポートジュエリー、ぬりえやなど。ラジコンやパズルなどもあります。よく分からないお店もありましたが、そのへんは子どもらしいというか。ユニークですね。
お仕事体験といえば「キッザニア」が有名ですが、ミニヨコのお店とは似て非なるものなんだそうです。確かに、お客として参加するのと、自分たちで企画するのは全然違うもの。キッザニアのような高い完成度のものは作れないけど、ゼロから作り上げていく楽しさや喜びを知る体験ってかけがえのないものだと思いました。



我が子は雑貨屋さんで折り紙のクワガタを売っていて、「たくさん売れた!」と大喜びでした。労働の喜びと対価を得る大変さがよく分かったようです。世の中の仕組みを知るいい機会になったんじゃないかな。
市民の平和を守る:警察署
ミニヨコには警察署があり、アルバイト警察官が街を巡回しています。アルバイトでいいのか・・・?という疑問はありつつ、本物の神奈川県警の警察官の指導のもと、街の平和が守られていました。警察官のベストや警棒を持って巡回している子どもたちがとてもかわいかったです。

ミニヨコ内は走るのは禁止、スタッフ以外の大人が入るには警察官が同行しなければいけないルール。怪しい行動をしたりすると警察官から尋問を受けたり、罰金を科されたり(!)するそうです。キビシー!
市民に投資を促す:証券会社
ミニヨコにはなんと証券会社があり、株を買うことができます。

株券は運営市民手作りで、行列ができるほど大人気でした。

株価はお店を定期的に回って売り上げをチェックして変わる仕組みになっており、大人顔負けのしっかりしたシステムにビックリです。
我が子は100ミニヨン分の株を買って、150ミニヨンになったと喜んでいました。お金の仕組みを知るためとはいえ、子どもが株でお金が増えたとか喜んでいるのを見るのは、なんか複雑です・・・
市民の娯楽:宝くじ、映画館
娯楽と言えば宝くじ。ミニヨコには宝くじもちゃんとあって、割と早いタイミングで売り切れていました。みんな夢を買っているんだ・・・!

街が終わる1時間前に当選番号が発表されていました。億万長者になれた子どもはいるのでしょうか・・・?

ちなみに、次男は宝くじは買わなかったそうです。
ミニヨコには映画館もあります。街の一角にテントがあって「あれはなんだ?」と思っていたら、映画館だったようです。

上映される映画は、子どもたちが書いた絵にアテレコした紙芝居の内容とのこと。「3枚のお札」率が高い。

市民の代表を選ぶ:選挙
ミニヨコは街なので、市長を選ぶための選挙があります。市民は投票所に行って候補者の中から投票を行い、選挙結果に応じて市長と副市長が選ばれます。投票箱や投票ブースはなんと本物!さすが市役所って感じでした。


なんと市長選には我が子も出馬しておりまして、選挙ポスターを作ったり、政見放送を録画したり、選挙演説をしたりと、大人顔負けの選挙運動を繰り広げていました。どうなることかと見守っていたところ、結果はなんと2位!副市長に当選してしまいました!わ~びっくりだ!!


結び
大人顔負けのミニヨコハマシティは、子どもの子どもによる子どものための楽しい街でした。自由な発想で柔軟にのびのびと過ごす子どもたちを見ていて、私たち大人は知らず知らずのうちに彼らの行動や思考を制限してしまっているんだということを痛感しました。これからはもう少し子どもたちの声や意見に耳を傾けるようにしよう。と心に誓いつつ、まあ・・・毎日一緒にいると、そういうわけにもいかないシーンは多くてね!気持ちだけ持ちつつ、臨機応変に子どもたちと向き合っていきたいなと思いました。来年も参加します(多分)!
