随想好日『膵腸吻合ドレナージ膵石除去手術』からの復活!!
足掛け三年に渡った慢性膵炎との格闘もついに終止符が打たれた。
これだけは初めに書かせてもらおう。
わたしの勝ちである。間違いない。勝つべくして勝った。
長い道のりだった。
いや寧ろ「エース」2枚のSH。
PFでスリーカードのセットアップ
ターンでQuads引き上がり
リバーでマッテマシタのAll In
ポッド、ガッサリ総取り当然ウヘヘヘヘという感じである。
心筋梗塞から膀胱がん、糖尿病とひと通りの闘病経験はあるが、今回ほど治療を通じ医師の技術とプライドを感じることができた治療と診療施設はない。これはけして大袈裟ではない。
まずもちまして、この場を借り主治医を務めて頂いた 北野病院 副院長 消化器外科部長 寺嶋宏明 先生 北野病院 消化器外科 河合隆之 先生
両名に心より感謝御礼申し上げたく存じます。
長い痛み、苦しみから救って頂き、本当にありがとうございました。
ともすると諦めという選択肢しか見出すことのできない日々が続き、三カ月おきに造影剤CTの経過観察措置に頼るほかないというH大病院の消化器内科チームの当初所見だったが、それもとどのつまりが、肝胆膵の超音波破砕装置使用による治療が出来ないことに起因すると知ってからでも丸一年が経過していた。
実弟が糖尿病、人工透析、足壊疽、多臓器不全というお定まりのコースを辿り、絶命してからも丁度一年が経った。正直申し上げて、一年前にこの病院での治療を受けさせてやることができていればとの思いが強い。
救ってやることは出来ぬまでも……いや「まつ後の水」で湿らせることも先送りとしてやることも出来たかもしれぬと考えぬではない。
今にして思うことは『甲斐性』ということでしかないのは正直なところだ。
さて、大阪、扇町の『北野病院』といえば、知る人ぞ知る名門中の名門である。
国内三本の指に入るであり、世界十指に入るであり、北野病院の名声を例える言葉には事欠かない。それと同時に、「お高い~」「ブルジョワ向き」 「貧乏人には敷居が高い」など色々云われるという側面もあるのだが。
一つだけ申し上げておけば、普通の健康保険に加入しており、高額医療限度額認定証等を利用しておれば、宙恐ろしい金額を請求されることは無い。支払金額は寧ろ、当たり前に当たり前の請求明細である。
ただ、「ホテル並み」と言われるのは、あくまで個室を利用した時のことである。
病院さんは、立場上、4人部屋が一杯の時は、有料の二人部屋か個室になりますけど大丈夫ですか ? と聞いてくれる。
わたしは常に「無理です」と応えさせていただいていたのだが。
そもそもが病人然とし、大人しくベッドに括られることなど良しとは出来ぬ者である。20センチに及ぶ開腹手術後の翌日には、既に、看護師たちの目を盗みてはウロウロと歩き回り、その翌日には点滴を携え、コンビニまで通って歩くという、大体にして他人様の言うことを「はいそうですか」と聞くタイプではないのである。
■北野病院の素晴らしいところをもう幾つか上げておこう。
これは、病院選びをする際に大いに参考とすることができるだろう。
①かかりつけ医との連携を大事と考える姿勢
さて、わたしの場合、糖尿病については市立病院の「井端部長医師」に全幅の信頼を寄せ、何があろうと、他の病院にかかろうとも糖尿病への取り組みはこの井端部長医師を頼みとして悪化せぬよう取り組みを進めてきた。 今回の北野病院においても、血糖値のコントロールと糖尿病への取り組みもチーム医療の流れから組み込まれていたのだが、退院を前にした時点においては、かかりつけ医の元への診療継続として差し戻されている。
きっと診療記録の過去データーから、変わっていない来院歴として戻すことに相応しいと判断して頂けたのだろうと思う。何でもかんでも自分のところで抱えず、患者が安心して通える地域医療の先を見つけ確保する姿勢に、大いに心打たれた次第です。
②強みとしての形作られているチーム医療
先にも書いたことだが、一つの外科手術を進める上で必要なファクトは徹底的にチームに組み込む姿勢が顕著に感じられた。事前にこれほどまでの検査を必要とし、問診を必要とし、レクチャーを準備しているのかと大いに驚かせてもらった。
③事務職員の優秀さ
11階西病棟の詰め所勤務の事務職員の優秀さは抜きに出ている。頗る付きに出来が宜しい。感心させられた。これは書くことが難しいのだが、人間的な出来が良いのであるとしか書きようがない(笑) 分かってもらえればありがたい。患者との直接的な接点は多くは無いのだが、多くはない分、関わる場面においての「無駄」も感じさせるセクションともなるのだが、触媒としての存在感はピカイチだった。
その反対に、12階西病棟の事務職員氏の仕事は「患者」を向いていなかったからして、小さなことだが結果的にポイントとしては大きい。
④看護師
優秀な看護師が多い。中でも、主任看護師の岡●氏は鉄板の優秀さであった。匙加減を心得ているのである。これは大事なところだ。年齢的に言っても、早晩、看護師長の重責を担うだろう看護師さんだろう。ご活躍を心からお祈り申し上げたい。
反対に、これは拙かろうという人材もいた。それが11階西病棟の看護師長というのだから頂けないが、すました顔して意地悪出来るタイプの看護師長である(笑)。入院時には、できるだけ接点は持たない方が良い。何も言わず我慢が出来るタイプの人間なら良いが、わたしのように、良いものは良い。悪いものは悪いとハッキリさせるタイプの人間にとっては入院自体がストレスとなる。 まぁ、なにがあったかは書かぬが花だろう。
⑤個人情報の保護姿勢
残念ながら高いとは言えないだろう。寧ろ、一番の伸びしろが感じられたのがこの個人情報の取り扱い方でり、姿勢だ。病院という組織内における個人情報のコンプライアンスとガバナンスが機能しているうちは良いのだが、組織内SNSを通じた情報共有があらぬ方向で漏れ出ていることを予測させるシーンを数度散見するに至った。
ましてや、この辺の個人情報が外部SNSなどに漏れ出ていたとするのであれば、たちまちのうちに病院の信頼は失墜する。気をつけてもらいたいところだ。
医師の技術とプライド
下らぬところにプライドを持たぬところが自信の現れと感じ取ることができるだろう。私のような者にとっては、俎板の上の鯉となり切ることができる肝心なところだ。
患者が信を寄せるとすれば、医師の技術的なプライドに対してではない。概ね技術は見たこと無いのであるからして、仕事人としてのプライドを何処に抱えておられるのかなのだが。分かりにくいかもしれぬなぁ。
医者の持つ倫理観と、患者の持つ倫理観が重なると幸せになれるのだろうが。残念ながら、この国の保険医療制度はそれも難しくしているのかもしれない。
さて、有難いことに拾わせて頂いた寿命。
もう少し、国と地域と人と観光、Tourismのため、そしてわたしの小説のようなものたちに使って行くこととしたい。
今日退院したばかりであるからして、直ぐには動けぬ状況でもあり。徐々に~ まずは書きどまっている小説作品を仕上げてから動き出すとしたい。
この度の入院、手術に関りを頂戴しました皆様
ご心配を頂きました皆様には心より厚く御礼申し上げます。
有り難うございました。
