俺の遺言・閲覧は自己責任です《webセミナー コンテンツメーカーにとって必要な目線とは》②
この原稿は本宅のアメブロからの転載です。
■コンテンツの紡ぎ方 「公共団体(観光協会・商工会議所等)」
さて、たとえ話と言えども、サンプルを持ち出した方が分かりやすいとも考えるのですが、この様な場面でサンプルを持ち出すのもチョット嫌らしいわけですね。であるからして事前に当該団体のホームページを事前に観ておいてもらうことを推奨しておいたわけですが…… 。
ここでは最もわかりやすい事例として「観光協会」さんをサンプルに考えてみたいと思います。例えば、○○市の観光協会さんのホームページを参考としてみたとき、コンテンツ上部には「モデルコース」というタグが貼られています。ここをポチッとしてみましょう。 皆さんは何を感じることが出来るでしょうか。
あたり前のように、○○市が有する観光資源をピックアップしたモデルコースが貼り込まれています。
では、これを見た人たちがここを訪れることについて心動かされるのでしょうか。残念ですが、ほぼ考えられませんね(笑)
自分たちの滞在エリアからの情報が網羅されていませんね。
残念ながら「モデルコース」としての役割としては極めて限定的であり、寧ろ、知っている人たちに向けられた限られた情報であり、事前に決める上での遡上ともならず、衝動型市場向けのコンテンツとすることできていません。
もしも、このサイトが有料であり、登録料がかかり、会費がかかるとしたら、掲載事業者にとってはこれほど費用対効果の低いコンテンツは無いでしょう。昨日も書きましたが、効果測定、入り口出口を特定できないコンテンツは有用とは呼べません。同時に、コンテンツとして機会創造についての姿勢が窺えない仕上がりとなっていますから、正直なところ「作りました。あります。」の体。
参ったねェ~
チョット質問を置いてみましょうか。
1)あなた達は万博記念公園での流動リサーチをしましたか ?
2)あなた達は千里中央駅での流動リサーチをしましたか ?
3)あなた達はニフレルでの流動リサーチをしましたか ?
4)あなた達は○○○○駅での流動リサーチをしましたか ?
5)あなた達は茨木高槻での流動リサーチをしましたか ?
6)あなた達は蛍池での流動リサーチをしましたか ?
7)……あなた達は、池田での流動リサーチをしましたか ?
さて、ここに示した自治体は概ね○○市の公共交通機関を利用して45分~30分の範囲内で移動可能なエリアをピックアップしています。
これは、衝動型市場への訴求効果の高いエリアです。
衝動型とは、人が動いているときに衝動的に「行ってみようか」と考える衝動性に働きかけることが可能なエリアです。
これとは逆に予め予定、計画して行動するという市場が存在します。
ですから、コンテンツを投入する場合、市場に応じたコンテンツを作り込まなければなりませんね。
しかし、ここでこの原稿を読んだ人々は疑問を持つことになります。
「ここに出てきた自治体はみんな○○市ではないが?」という疑問です。
はい。それこそがコンテンツを創り上げる上での「面」にした紡ぎなのです。
○○の場合、民泊施設がありません。これは行政側の姿勢が顕著に働いた結果なのですが、民泊事業適応地域が限定的であり、狭い範囲内でしか当該事業を営むことが出来ないようにしてある結果です。もちろん市政側としては、住民の安全安心な暮らしに配慮しての結果であり、オーバーツーリズムの芽を事前の策として摘み取った結果ですから理解できるのです。
しかし、宿泊施設が無いからインバウンドを諦めるというのは別問題でしょう。であれば、どうすれば良いのか。
簡単です。周辺都市の観光施設と絡め、衝動型市場へのアプローチを試みれば良いのです。残念ながらそういう懐の広さが感じられないのです。
○○の観光協会だから「○○市」の観光資源だけを……これでは会員の皆さんの機会損失を招いていることにしかなりません。
もっと柔軟に、弾力的に市場へのアプローチを通じ、衝動型市場からの果実を採りに行く姿勢。これが自治体の公共団体に求められる姿勢です。
例えばです。阪急○○駅から30分圏内の有名観光施設といえば、皆さんは何処を想い出すでしょうか。
代表的なところでは、池田市の「日清カップヌードルミュージアム」が挙げられるでしょう。
良いではないですか。絡めれば良いのですよ。インバウンドにも大人気の観光コンテンツです。ガンガン絡めれば良いのです。そうすると人は動くのですから。公共交通機関も潤います。朝晩しか人の乗らない公共交通機関の乗車率も上がるでしょう。「○○滝道ワンウェイ観光周遊バス」の利用率、運航スケジュールも拡大できるでしょう。
あのね、コバンザメ作戦で良いのですよ。
見栄を張る必要も無ければ、自分だけで取り組む必要も無いのです。
何が「効果的」なのか、何が会員のメリットにつながるのか、どの様な提案がゲストにとってのメリットになるのか。
そう考えたとき、win winが一番でしょう。
自己完結できるほどの資源を持っていられれば良いですが、あごあしまくらの「まくら」が弱いのが箕面市ですね。であれば、あごとあしを効率的に使い集客に結び付ける。そういう知恵を使うべきでしょう。
例えば、○○市の観光協会の場合、組織図が出ていないので一概には言えませんが、通常、自治体の観光協会の組織は次のようになっています。
○○市観光協会 会長
○○市観光協会 副会長(1~2名)
○○市観光協会 理事長
○○市観光協会 副理事長(1~2名)
○○市観光協会 理事 数名(規模にもよるが10名以上)
○○市観光協会 事務局長
○○市観光協会 事務局 数名(規模にもよるが3~4名)
何人が行政から天下っているのでしょうか(笑)
まるで葡萄の房のようですね。頭でっかちで(笑)
これらの人々が、費用対効果の検証の無いところで予算を喰っているわけですから、そりゃぁ、あなた恐ろしいわけです。
予め申し上げておきますが、これはけして「○○市」と限定しているわけではありません。わたしの過去の経験に基づいた現実を紹介しているのです。
ゲスト、構成会員(事業者)、市政…… それぞれの利益を考えたとき、公共団体でありコンテンツメーカーが観光やTourismを通じ考えるべきことご理解いただけたでしょうか。
自分たちの行動、活動への制限をかけることは、けして係わる人々や市政にとってはプラスには働かないのです。
Win Winを目指し、積極的な活動をしてもらいたいものです。
了
さて、三回目の 《webセミナー コンテンツメーカーにとって必要な目線とは》では、入り口と出口の作り方について解説してゆきたいと思います。
