明治神宮のモグラ(2の1) - 2024/11/24 -
モグラ塚をじっくり観察したい!
しかし、畑や水田は私有地のため、気軽に入るわけにはいきませんよね。
では、どこでモグラを探せばよいのでしょうか?
私がよく訪れるのは神社です。
神社は自然が保たれており、モグラ塚を見つけるのにぴったりの場所です。
今回は、実際に私が訪れた神社と、そこで発見したモグラ塚についてご紹介します。
御祭神:明治天皇、昭憲皇太后
住所:〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1-1
最寄り駅:
JR山手線 原宿
東京メトロ千代田線、副都心線 明治神宮前
小田急線 参宮橋
JR山手線、総武線、都営大江戸線 代々木
前回は時間の都合で、明治神宮を足早に調査しました。
しかし、11月中にもう一度じっくり訪れたいと思っていたため、再び行ってきました。
今回は南参道から正参道、そして明治神宮御苑の隔雲亭までを巡りながら、モグラ塚の痕跡を記事にしたいと思います。
2024年11月24日は新嘗祭の翌日ということもあり、奉納された野菜がたくさん並び、境内は活気に満ちていました。
年々、気候の変化が激しくなっていますが、五穀豊穣を祈れることに感謝したいです。
また、この日は珍しくカラスが多く集まっていました。
夕方近い時間だったことが影響していたのかもしれません。


1. 参道
南参道
南参道に入ってすぐの場所で、早速モグラ塚を発見しました。
進行方向から見て左手側の斜面に、土の色が変わっている箇所がいくつか点在していました。
一番わかりやすかったのは、歩道のすぐ横にあったモグラ塚です。


前回、なぜモグラ塚を発見できなかったのかを考えたとき、ひとつ気になる点がありました。
それは、南参道の両サイドにしばらく斜面が続いていることです。
この斜面が、モグラ塚の土がうまく盛り上がらない原因ではないかと考えました。
モグラが掘った土は、地面から押し上げられ通常なら地表に積み上がりますが、斜面では土が崩れて流れ落ちてしまい、目立たなくなるのではないかと……。
また、落ち葉が多い場所では、わずかに盛り上がった土も隠れてしまい、見つけにくくなるのかもしれないと考えました。
正参道
さて、少し歩いて南参道から正参道へ進みます。
こちらは南参道とは違い、急な斜面がなく、地面が平らになっています。
また、西日が差し込み、地面を明るく照らしていました。
よく見ると、このあたりにはモグラ塚が多く見られました。
ただし、季節の影響なのか、それほど大きなものはありませんでした。



私の中の仮説では、アズマモグラは水はけがよく、日光が当たる場所を好むのではないかと考えています。
とはいえ、必ずしも一日中日が当たる必要はなく、数時間でも日が当たれば十分なように感じました。
一日中日陰になるような場所は避けているように思えます。
コケのような植物が地面を覆っている場所では、今のところモグラ塚を見たことがありません。
(恥ずかしながら、植物のことはよくわかりませんので条件は推測となります。)

2. 明治神宮御苑
御苑北門
明治神宮御苑には木々や水辺が多いため、アズマモグラにとってはあまり適した環境ではないのではないか?という仮説をもとに散策を始めました。
しかし、この仮説は良い意味ですぐに覆されました。
思った以上にアズマモグラたちはたくましく、この環境でもしっかりと生息していたのです。
御苑北門を入ってすぐの茂みに、さっそくモグラ塚を発見しました。
ここは水辺からは離れています。
やや木々の影が多い場所ですが、散策路があるため、その沿線に沿ってトンネルが掘られているようです。
さらに、モグラ塚の脇にはどんぐりが転がっていました。
アズマモグラは知る由もありませんが、なんだか微笑ましい光景でした。



さらに、アズマモグラは散策路の下にもトンネルを掘り、散策路を挟んだ向かい側の土地にも移動しているようでした。
散策路の真ん中には、トンネルが崩落してできた小さな穴がぽつんと空いていました。
その穴は、人間のつま先が丁度はまってしまいつまずいてしまいそうな絶妙なサイズです。
また、モグラが進んだと思われる先にも、同じように小さな穴が空いていました。



ほんの掌にのるような小さな命が、何時間もかけて、人間が固めた道をくぐり抜けていた。
その健気な姿に、胸が熱くなりました。
ただ、なんとも悲しいことですが、このようなつまずきやすい穴を人間の生活圏で作ってしまうことで、モグラたちが害獣として扱われる原因にもなっています。
隔雲亭(かくうんてい)
このエリアは春につつじが咲く庭園となっています。
日当たりはよく、隠れやすそうな低木もありますが、ぱっと見たところではモグラ塚は見えません。
さすがに庭は手入れされているので、アズマモグラは入り込めないのでしょうか。



ひとつ気になる点は、コケのような植物が生えている場所をアズマモグラは避けているのではないか?という点です。
鹿島神宮に行った際にも、コケのような植物が生えていた地面ではモグラ塚を発見できませんでした。
鹿島神宮と違い、隔雲亭は日当たりが良いので水捌けは良いのではないかと思えます。
今回見かけたコケ状の植物の例としては、以下の植物のです。
苔の種類はわかりませんが、1つはスナゴケの形状に似ているような気がします。

隔雲亭の周りを歩いていると、ちょうど紅葉の下を通る小道で、ようやくモグラが掘り返したような土の形跡を見つけることができました。
この部分には、やはりコケ状の植物は生えていませんでした。
11月の15時ごろは、この辺りは日陰になっており、午前中の日当たりが気になるところです。


綺麗に整えられた庭の裏側には、モグラが移動している形跡がそこそこ残されていました。
近くで見ると、かなり掘り返していました(笑)。

小道を挟んだ向かい側には、うっそうと草木が生えているので、ある程度は自然任せにしているように見えました。
表からは見えない場所ですしね。

長くなってしまったので、今回はここまでです。
次回は、水辺にある「菖蒲田(しょうぶだ)〜御苑東門」までの散策について書いていきたいと思います。
▼つづき
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