【ディズニー】このファストパス発券所ある?ない?消えゆくテーマパークの遺跡クイズ
あなたにとってディズニーランド(シー)はどんな場所ですか?

友人と、家族と、恋人と、子どもと、たくさんの素敵な記憶がある人も多いのではないでしょうか。思い出を振り返ってみてください。
そのなかに、「ファストパス」の記憶はありますか?
私には当然あります。そもそもファストパスとは、ディズニーリゾートにおける人気アトラクションの優先入場チケットであり、各アトラクションのファストパス発券所へ行って発券するものなのですが、私にとってのファストパスは……


しかし、ファストパスは2023年6月7日、デジタル化の流れやコロナ禍の影響を受けて、サービス終了となってしまいました。現在は公式アプリでアトラクション優先案内サービスが利用できます。もうアトラクションの近くまで焦って取りに行く必要はなくなりました。
じゃあ、役目を終えたファストパス発券所はどうなるんでしょうか?
すぐに撤去されるのでしょうか。
それとも、放置されるのでしょうか。
もしくは、別の役目をもつ何かに生まれ変わるのでしょうか。
公式から「不要」の烙印を押されたこの場所がどうなってしまうのか、個人的に気になって2年間追いかけてみました。すると、ファストパス発券所の幕切れには、いくつかのタイプがあることが見えてきました。
……と、ここまでファストパスへの愛を語ってきましたが、

そんなあなた向けに4問のクイズにしてみました。ファストパス発券所が「まだある」か「もうない」か回答するだけでOK。ディズニー「ミリしら」のみなさんも予想してみてください。そして、私と一緒に消えゆくファストパス遺跡の目撃者になってください。


第1問「プーさんのハニーハント」(ランド)


親子で楽しめる大人気アトラクション。
私が中高生だった15年前はファストパスを取らなければ3時間待ちもザラという盛況ぶり。

アトラクションの対面にあるファストパス発券所は他アトラクションと比べても大きく、
たくさんの発券機がずらりと並んでいた。
このファストパス発券所は……


建物としては残っているものの、すっかり「ベビーカー置き場」の様相となっています。ディズニーランドで一番大きなベビーカー置き場はここなのではないかと思うほどです。
親子に人気のアトラクション前にあるベビーカー置き場……需要としてはドンピシャですね。求められる限り、建物だけでも存在し続けていてくれることを願います。

第2問「スター・ツアーズ」(ランド)


1989年からある老舗アトラクション。
あまり並ばないため、私はファストパスを取った記憶がなかった。

ファストパス発券所はアトラクションの隣や周辺ではなく、
少し離れたスペース・マウンテンに隣接する。
このファストパス発券所は……


「スペース・マウンテンの隣にある」という情報で勘付いた方、さすがです。スペース・マウンテンは2024年7月31日から改装工事中。隣にあったスター・ツアーズのファストパス発券所もまとめて取り壊しとなってしまいました。スペース・マウンテンは2027年に戻ってきますが、スター・ツアーズファストパス発券所は二度と戻ってこないでしょう……。

ゾクゾクする虚無空間

最後の輝きを見せていた発券所(2024年4月24日)
このように、ファストパス発券所は時にベビーカー置き場になったり、フォトスポットとなったりします。ここ、テストに出るので覚えておいてください。
第3問「タワー・オブ・テラー」(シー)


ディズニーシー屈指の絶叫アトラクション。春の学生割引シーズンはかなり混み合う。
バックグラウンドストーリー(BGS)が骨太なので、オタク人気も高い。

ファストパス発券所はアトラクション出口の目の前にある。
発券所には珍しく、スピーカーがついていて常時ホラーテイストのBGMが掛かっている、作りこまれた空間。
このファストパス発券所は……


建物ごとなくなってしまったわけではないものの、ここまでしっかりと入口が封鎖されてしまったら、さすがに「ない」と言うしかないでしょう。丁寧に作りこまれた空間だけに残念です。
発券機があったころから、だんだん変化していく様子を見てきた思い入れの深い発券所でした。いかにして消滅の道を辿っていったのかよく分かります。



第4問「美女と野獣 “魔法のものがたり”」(ランド)


2020年オープンの現在のディズニーランド内で一番新しいアトラクション。
アトラクションだけでなく、周辺には主人公が住む町や酒場も再現されている。

アトラクションオープン時には
「ファストパスはアプリで取るもの」という文化がすでに浸透していた。
このファストパス発券所は……


「アプリの活用が浸透していたなら、そもそもファストパス発券所は作られていないのでは?」と予想した人もいるかもしれませんね。惜しい! このファストパス発券所は、作られたにもかかわらず一度も使われることがなかった場所です。過渡期だからこそできてしまったムダ(?)施設……愛おしいですね。
いまではファストパス発券機が撤去され、たくさんのベンチが設置される休憩所となりましたが、私が見た限り、2024年春ごろまではファストパス発券機がまだありました。

私は見ることが叶いませんでしたが、この中には『美女と野獣』の主人公・ベルの父であり、発明家のモーリスが作った、機械仕掛け風のファストパス発券機が入っているのだとか。生で見てみたかった……。
なお、このファストパス発券所は「モーリスのコテージ」という名前が付いています。作品において意味のある場所なので、今後も取り壊されることはないのかも……?
ファストパス発券所の現状
「使われてないけど、結構残ってるじゃん!」と思ったみなさん、そうなんです。「発券所」としてはまだ残っている施設が多いのも確か。しかし、続々と発券機は撤去され、発券所は形を変えています。
ファストパス発券所はランド・シー合わせて19ヶ所。今回はすべて紹介することはできませんでしたが、現状を円グラフで示します。

「ベビーカー・車いす置き場」が7ヶ所。着々とファストパス発券所の役割はシフトしていっています。
また、その次に多いのは「完全消滅(取り壊し・封鎖)」の5ヶ所。今後もアトラクションの改装やエリアのリニューアルなどがあるたびに、ファストパス発券所は存続の危機にさらされ、ほとんどの場合、消滅することでしょう……。

はい。そうかもしれませんね。
でも、でも……
無くならない可能性だって、1ミリくらいあってもいいのではないでしょうか。
番外編「ニモ&フレンズ・シーライダー」(シー)


もともとは「ストームライダー」。
2017年、大幅にリニューアルされ、ニモが主役のアトラクションに生まれ変わった。

ファストパス発券所はアトラクションの脇に隣接。
リニューアルにあたり、ファストパス発券所の場所や形は変わることはなかった。
このファストパス発券所は……


道路脇にひっそりあるからか、そのずっしり重厚感のあるフォルムからか、発券機が撤去されてしまうことなく、原型そのままに存在し続けている発券所。もはやレアな場所だと言えるかもしれません。
さて、いきなりですが2035年、未来のディズニーシーを見てみましょう。

ほうほう、このへんはポートディスカバリーですかね?(シーライダーがあるエリア)

じゃあこのへんが、シーライダーの入口付近ですかね?

ん……?


私はこの経過観察を、10年後まで続けることが確定しました。
おしまい
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