自由律俳句 13
2024年3月を詠む

雨のち晴れの弥生の朝
自転車の女児の信号無視に凍り付き
28年目のひな祭りの日に健康を誓い合い
(結婚記念日に思う)
青空に飛行機とカラスが重なり合う瞬間
冷たい雨うな垂れるようにミモザ咲き
カステラのザラメを嚙む音 心地良し
どぜうなべと新酒にほろ酔う春
早朝のシャーベットのごとく雪の降り
春愁や空襲を知る世代も減り
(79年目の東京大空襲の日に)
13年目の春 あの日置き忘れた心あり
(東日本大震災の日に)
風雨強く梅の花が多く落つ
スーパーのセルフレジでパニックの老婦人
4月並みの気温に頭もぼんやりする
歩きスマホ ながら自転車が危うい昼下がり
思い出を記憶に残し断捨離す
(昭和51年に買った文庫本を手放す)
「シレネ・ピンクパンサー」に名を知る春
春雷と強風の訪れる春分の日
スナップエンドウの青さが目に染みる
雲ひとつない青空と吹く風の冷たさのギャップ
信号無視する男児らに親の姿を重ねる
催花雨を浴びて蕾も膨らみぬ
日差し浴び背筋を伸ばす春の朝
「まだ、やりたいことあるの」笑顔の母は88歳
(母とのランチ会食の日に)
強風雨 パタリと止みて日差し増す
∵ ∵
3月3日は結婚28年目の記念日でした。結婚生活後半は夫の両親と祖母の介護に明け暮れた日々でしたが、2019年に義母を看取って介護の終わりとなりました。夫婦で乗り切った介護生活。今度は自分たちを労わって生きていきたいです。
3月になると花々が咲き始め、彩が華やかになってきますね。
最近、町の中でよく見かける小さくて可愛らしい花が気になっていました。
散歩コースになある花屋さんの店先に、その花の苗が置いてあり、やっと名前を知ることができました。
「シレネ・ピンクパンサー」
家に帰って来てから調べたらナデシコ科でシレネ属 原産地は北アメリカだとか。繁殖力が旺盛で増えやすいらしい。そう言えば、鉢植えやプランターからこぼれたように花が咲いているのを見かけるなぁ、と。
名前を知ってからは、ピンクパンサーに愛着がわきました。
しかし、ピンクパンサーを言えばアメリカのアニメを思い浮かべますが、この名前が付いたのは何故だろう?
季節の変わり目らしく天気も目まぐるしく変化してきた3月も終わりますね。
卒業されるかた、おめでとうございます。
そして、新年度が無事に過ごせますように。
2024年2月の自由律俳句はこちら ⇩
自由律俳句のもととなる3行日記集はこちら ⇩
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