自信のない私が自分を取り戻した方法
「自分に自信がない」って、ずっと私の口ぐせでした。
仕事では気を張っていても、ふとした瞬間に「私、何かが足りない気がする」と心がざわついてしまう。
38歳、独身。周りと比べては、自分の生き方に不安を感じて、つい他人の目ばかり気にしてしまう。
そんな私が、少しだけ変われたきっかけがあります。
それが、「小さな成功体験」を意識するようになったことでした。
今日は、心理学や哲学の考え方も交えながら、「小さな成功体験」がなぜ自信につながるのか、私自身の実感も含めて書いてみたいと思います。
自信って、「できたかも」の積み重ねでできていく
私たちが「自信がない」と感じるとき、頭の中には「ちゃんとできなきゃダメ」「失敗したら笑われる」なんて声が響いていませんか?
私もそうでした。何かを始める前から「どうせ私なんて…」と思って動けなくなる。そして、行動しなかったことにまた落ち込む…という負のループ。
そんなとき、心理学の「自己効力感(self-efficacy)」という言葉に出会いました。
これは「自分には、これができるという感覚」のこと。
面白いのは、自己効力感は才能やスキルじゃなくて、「成功体験の積み重ね」で高まるということです。
しかも、大きな成功じゃなくていいんです。
・朝ちゃんと起きられた
・一言でも言いたいことが言えた
・面倒だった書類に手をつけられた
そんなささやかな「できた」が、じわじわと「私、やればできるかも」という感覚につながっていく。
私も、「今日は駅まで歩いて出勤できた」とか「コンビニで新しいコーヒーを選べた」なんて、誰かに話したら笑われそうな小さなことでも、「今日の私はちょっと進んだ」と記録するようにしてみました。
それだけで、不思議と少しずつ、心が落ち着いてきたんです。
哲学者が教えてくれた、「小さな歩み」の価値
小さな成功体験を大切にすることは、哲学の世界でも実は重んじられてきました。
たとえば、古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「習慣の力」に注目していました。
彼は「私たちは繰り返し行うことの集まりである。ゆえに、優れた結果とは行動ではなく習慣である」と言っています。
つまり、一度うまくいったかどうかよりも、「小さな積み重ねが人格や信念をつくる」という考えです。
また、東洋の思想にもヒントがあります。中国の老子は「千里の道も一歩から」という有名な言葉を残しました。どんなに大きなゴールも、最初の小さな一歩がなければ始まらない。大事なのは、小さくても“動き出す”ことなんですよね。
私自身、「完璧にやらなきゃ」と思っていたときは何も始められませんでした。
でも、「まずは1ミリだけ動く」と決めてからは、前に進んでいる感覚を持てるようになった。
それが、自分を少し好きになれるきっかけになった気がします。
小さな成功体験を、自分で認めてあげよう
でも、せっかく成功体験があっても、それに気づかないと意味がありません。
だからこそ大切なのが、「ちゃんと自分で自分をほめる」こと。
これは意外と難しいんです。
私も、どれだけ頑張っても「いや、みんなもっとやってるし」とか、「こんなことで喜んじゃダメ」と思って自分に厳しくしてしまっていました。
でも、心理学では「自己肯定感を高めるには“自分で自分を認める”ことが一番効果的」だと言われています。
誰かに褒められるのを待たなくていい。
一日の終わりに、「今日はこれができた」と静かに認めてあげるだけで、自分の中にあたたかいエネルギーが戻ってくる感覚があります。
それは、誰かの目を気にして得る満足感とは全くちがう、「私が私を信じられる感覚」です。
まとめ:大きな自信より、今日の「できた」を大切に
38歳の今、私はようやく「自信は一発逆転で生まれるものじゃない」とわかってきました。
他人と比べず、自分の小さな「できた」をコツコツ重ねる。
それが、気づけば「私は私でいいかも」と思える道につながっていきます。
誰かに認められなくても、他人に追いつかなくても、
小さな成功体験を大切にできる人は、ちゃんと自分の人生を生きている人です。
今日のあなたにも、きっと何か「できた」があるはずです。
それに気づいて、自分に「よくやったね」と声をかけてあげてください。
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