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Vol.09 【間取り公開①】プラントエンジニアが考える「メンパ最適化」10の決断(10位〜8位)

「ベランダは作らないんですか?FRANKも人気ですよ」
「壁をそんなに凹ませなくても…」
「収納の扉を削るんですか!?」

BESS担当者さんは少し困惑した顔をしているようでした。

こんにちは、ビーヅクリです。
前回は、家づくりの最強指標「メンパ(メンタルパフォーマンス)」について、その概念をお伝えしました。

「人にどう見られるか(見栄)」ではなく、「自分たちがどう感じるか(実利)」
毎日の小さなストレスをゼロにすることで生まれる、心の余裕。
それこそが、家づくりで最も大切なもの

今回からは、いよいよ「具体的な間取り・設備」の話に入ります。

私がBESSの標準仕様をどうハッキングし、自分仕様にカスタマイズしたのか。
おすすめしたい「メンパ向上ポイント」を、ランキング形式で紹介します。

【※はじめに:重要な断り書き】

これから紹介するのは、あくまで私にとっての正解です。
BESSのファンからすれば、「それをなくすなんて信じられない!」という批判や不安も含まれていると思います。

そして、まだ家は完成していません。
住んでもいません。
実際の感想は、 住んでから変わるかもしれません。
でも、それでいいんです。
むしろ、その変化も含めて 「ありのままのBESS」を皆さんに伝えられると思っています。

家づくりに万人に共通する正解はありません。 あるのは「自分にとっての最適解」だけ。
まだ建築中ではありますが、私が「どう考え、なぜその決断をしたのか」という思考プロセスは、これから家を建てる皆さんの「判断軸」を作る役に立つはずです。

だからこそあえて、ポジションを取ります。 そうでなければ、面白くないですからね。大事なのは『自分がどう思うか』

それでは、 「メンパを最大化するために、私が選んだもの・削ったもの」 ランキングTOP10
まずは第10位から第8位まで、発表します!

【第10位】 憧れの「ベランダ」を削除

私が選んだモデル「WONDER DEVICE NAKID」は、標準ではベランダがありません。
でも正直に言うと、最初は迷いました。 同じWONDER DEVICEの「FRANK(フランク)」というモデルについている、あの広くて開放的なベランダ。

「あそこで休日の朝、ゆっくりコーヒーを飲んだら最高だろうな……」
「風呂上がりに涼んだりして……」

そんな「BESSらしい暮らし」に憧れました。
しかし、ここで私の脳内エンジニアが警報を鳴らしました。

「待て。お前は重度の花粉症だぞ」

冷静にシミュレーションしてみました。

  • 春の惨劇: 2月〜5月、ベランダに出れば鼻水地獄。洗濯物なんて絶対に干せない。

  • 動線の無駄: そもそも日当たり抜群の土地。2階のベランダまで濡れた洗濯物を運ぶ必要があるか?(1階のデッキや室内干しで十分では?)

  • コスト: NAKIDにベランダを追加、あるいはモデルをFRANKに変更する場合、概算で100万〜200万円の増額になる。

  • 掃除の手間: ベランダ掃除は地味に面倒くさい。そもそも庭が広いから、外に出るなら庭で良くない?

「たまに飲むコーヒーのために、200万円と鼻水のリスクを負うのか?」

布団を干すなら、吹き抜けの手すりで十分です。
ベランダを作ると、その分、室内の間取りにも制約が生まれます。
ここも自分には減点ポイントでした。

ただ、ネイキッドは軒(のき)がないので、そこだけは難点…
雨の日はメンパが下がりますね…その解決策(ちょっとした無駄な抵抗)は別途紹介しますね。

【結論】 私にとってベランダは、メンパを下げる要因である。憧れを切り捨て、実利(コストダウンと快適性)を取りました。

BESS公式HPより抜粋

【第9位】 司令塔としての「ニッチ」

皆さんの家の冷蔵庫、どうなっていますか?
学校のプリント、ゴミ出しカレンダー、割引クーポン、レシートetc.……。
ベタベタと貼られていませんか?
私はあれを見ると、ストレスで頭が痛くなります。 「洗練」の欠片もない。生活感の塊。あれは「視覚的なノイズ」です。

でも、生活する上で「すぐに見たい情報」や「ちょっと置きたい鍵やペン」があるのも事実。
机の上に置けば散らかるし、キッチンカウンターに置けば邪魔になる。
そこで採用したのが、「ニッチ(壁のくぼみ)」です。 壁から少し凹んでいるだけで、なぜあんなに洗練されて見えるのでしょう。
あるべきところにあるべきものがあると自然な感じがしませんか?

【ビーヅクリの戦略的配置】 私は、キッチン横の壁に2箇所、洗面所、トイレの計4箇所にニッチを設けました。
特にこだわったのが、キッチンの「60cm × 80cm」の大型ニッチです。
(※正確な寸法は図面確認後、 追記で更新しますね))
ここには完成後、自分でマグネットシートを施工する予定です。

  • 子供の学校の予定表

  • 重要な連絡事項

  • 鍵やペン立て

  • 給湯器のリモコン関係

これらを全てこの「窪み」に集約します。 壁から出っ張らないので動線を邪魔せず、視覚的にもスッキリ。
給湯器のリモコン関係もここに集約です。
ここにしか張り紙を貼らないルール(仕組み)とする!
冷蔵庫という聖域を守るための、最強の防衛策です。
果たしてどうなるかは、生活してからのお楽しみ。

しかもニッチって思ったより高くないんです。
完成前なら1箇所数千円レベルです。圧倒的にコスパの良い投資です。
「ちょっと置きたい」が解消されるだけで、 日常のストレスが激減(メンパUP)します。

間取りの抜粋 赤部がニッチ


【第8位】 収納の「扉」を削除

私はとにかく、面倒な掃除が大嫌いです。
ロボット掃除機が走れる平らな床はいいですが、ホコリが溜まる「隙間」や「凹凸」は、ゴキブリ並みに嫌いです。 掃除する場所は、少なければ少ないほどいい。そして簡単であればあるほど嬉しい。

ここで問題になるのが、BESSの標準仕様である「木製ルーバー扉(折れ戸)」です。

確かに、カッコいいんです。 通気性もいいし、木の温かみがあって、BESSのログハウスには最高に似合います。

左図:実際の収納 右図:BESS商品カタログから抜粋

「だがしかし、あの隙間のホコリ、誰が掃除するんだ?」

ルーバー扉は、 羽(ルーバー)が何枚も重なった構造。
その一枚一枚の隙間に、 ホコリが溜まります。

一枚一枚の羽(ルーバー)の隙間を拭く自分を想像しただけで、メンパが急降下しました。
そこで、私の戦略的判断です。

「そもそも、家族しか見ない収納に、立派な木の扉は必要か?」

【ビーヅクリの解決策】 寝室、子供部屋、2階の収納。 これらの「プライベート空間」の収納扉を、全て削除しました。
代わりにどうするか? 「カーテン」を後付けします。

  • メリット1: ホコリが溜まらない(カーテンなら洗える!)

  • メリット2: 開け閉めのアクションが楽(ガバッと開く)

  • メリット3: 圧倒的なコストダウン(建具は高い!)

  • メリット4: 好きな柄で遊べる

但し、これは、プライベート空間限定の判断です。
1階のリビングなど、 ゲストの目に触れる場所は、 きちんとした扉をつけます。

「見せる場所」と「隠す場所」を 明確に分ける。
これも、メンパ最適化の一環です。

これは意外と盲点ではないでしょうか?
こういう「削除案」や「掃除のしやすさ」は、施主側から言わないと、BESSの担当者さんは気付きません。
担当者さんは(良かれと思って)標準のカッコいい扉をつけてくれます。

でも、それが必ずしも あなたにとっての最適解とは限らない。

「掃除のストレス」VS「見た目のカッコよさ」。 私は迷わず、掃除のストレスを排除しました。

いかがでしたでしょうか?

【第10位〜第8位】
第10位: ベランダを削除
第9位: ニッチを追加
第8位: 収納扉を削除

「ベランダなし」「扉なし」。
せっかくのBESSなのに、 なんだか貧相になってない?
そう思われるかもしれません。

でも、違うんです。

これらは全て、 浮いたお金と労力を 「本当にこだわりたい場所」に 全振りするための戦略的撤退なのです。

削ることで、 本当に大切なものが見えてくる。
削ることで、 本当にお金をかけるべき場所が見えてくる。

「引き算」こそが、 最高の「足し算」になる。
ちょっとしたことの「積み減らし」が「メンパUPに繋がる」

これが、私の家づくりの哲学です

次回予告

次回は、ランキング第7位〜第5位(予定)を発表します。
そこには、 「えっ、そこにお金かけるの?」 「エンジニアの発想、変態的すぎる(褒め言葉)」 と言われるような、さらにディープなこだわりが登場します。
家づくりで「何を残し、何を削るか」に悩んでいる方。 次回のランキングも、きっと参考になるはずです。

今回の記事が、「花粉症」や「掃除嫌い」の同志に届けば幸いです。
「私も同じこと考えてました!」
「ベランダ、悩んでたんです」
「ルーバー扉、確かにホコリ溜まりそう……」

というコメントがあれば、 ぜひ教えてください!

あなたの家づくりの 「削るべきもの」「残すべきもの」は何ですか?
ぜひ、コメント欄で教えてください!

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