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Vol.14 【人生戦略】BESS創業者・二木浩三から学ぶ「感性」という最強の武器

「家は、完成した瞬間から劣化が始まる」

日本の住宅業界において、これは誰も疑わない常識でした。 新築が一番価値が高く、住めば住むほど価値が下がる。 私たちはそれを当たり前だと思い込み、35年のローンを組んで「資産価値が目減りしていく箱」を買い続けてきました。

しかし、一人の男がその常識に「NO」を突きつけました。

「家は、住めば住むほど面白くなる。古くなるほど価値が出る」

その男の名は、二木浩三(ふたぎ こうぞう)。 株式会社アールシーコアの創業者であり、「BESS」というブランドを生み出した感性の革命家です。

こんにちは、ビーヅクリです。

これまで「メンパの高い間取り」について、私ならどうするかという視点でお伝えしてきました。 今回は、いつもと違う原点に帰るお話になります。

二木浩三という男をご存知でしょうか? BESSを購入された方ですら知らない方がいるかもしれません。 それで良いんです。 なぜなら、二木浩三は、「BESSの感性は自分の中にある」と問うているからです。 最後まで見ていただければ、その意味がわかると思います。

2024年12月11日、二木氏は77歳でこの世を去りました。 私は彼に会ったことはありません。 しかし、彼が作った「BESSの家」に住むことを決め、彼の哲学に触れる中で、私の人生観は根底から覆されました。

今回は、追悼の意を込めて。 そして、今なお「生き方」や「家づくり」に迷っているあなたに向けて。

私が二木浩三という男から受け取った「人生の設計思想」について、全力で語らせてください。

(※ビーヅクリのフィルターを通しているので、スローライフには少し遠いかもしれません。むしろBurning Life(燃え上がるような生活)です笑)


■ 第1章:「野生」を取り戻せ。1985年の反逆

二木氏がアールシーコアを創業したのは、1985年。 日本がバブル経済へと向かい、ハイテクや都市開発がもてはやされた時代です。 人々はこぞって「便利で、快適で、ピカピカな新建材の家」を求めました。

そんな狂騒の中で、彼が選んだのはその真逆の「ログハウス」でした。 丸太を積み上げただけの、隙間風が入るかもしれない、メンテナンスが大変な、極めてローテクな家。

なぜか? それは、彼が当時の日本人に欠けているものを痛烈に感じ取っていたからです。

「人間は、自然の一部である」

コンクリートジャングルで働き、空調の効いた部屋で管理され、規格化された「nLDK」の箱に帰る。 そんな暮らしの中で、私たちの「野生(感性)」は死にかけていました。

彼はログハウスという装置を使って、私たちに問いかけたのです。

「便利さの奴隷になっていないか?」「お前の人生の手触りは、どこにあるんだ?」

私はプラントエンジニアとして、常に効率と合理性を追求してきました。 「無駄」は悪であり、排除すべきものだと信じていました。

しかし、BESS(二木イズム)に出会い、気づかされたのです。

効率化で浮いた時間を、また別の効率化に使ってどうする? 人生の豊かさは、効率の先にある「無駄」の中にしかないんじゃないか?


■ 第2章:二木浩三が遺した3つの「設計思想」

私がBESSを愛してやまない理由。 それは、建物としての魅力以上に、二木氏が込めた「人間への深い洞察」にあります。 彼が遺した言葉や思想は、家づくりを超えた「生き方の指針」そのものです。

1. 「住む」より「楽しむ」

BESSの有名なスローガンです。 普通のハウスメーカーは「住む(Reside)」ための機能を売ります。 雨風をしのぎ、快適に寝食を行うための機能です。

しかし、二木氏は「楽しむ(Enjoy)」ことを最優先にしました。 家は安らぐ場所ではない。「遊ぶ場所」だと定義したのです。

だから、BESSの家には「余白」が多い。 自分で棚を付けたり、壁を塗ったり、薪を割ったり。 完成された便利な家ではありません。あえて未完成で、不便な部分を残している。

これは、私たちに対する「信頼」です。 「お前なら、この家をもっと面白くできるはずだ」 「便利さに飼い慣らされるな。自分の手で暮らしを作れ」 そう背中を押されている気がしてなりません。

2. 「経年愉化(けいねんゆか)」

私が最も感銘を受けた言葉です。 モノは古くなれば劣化する(経年劣化)。 しかし、BESSの家は、時間が経つにつれて味わいが増し、価値が高まる。

床についた傷は「汚れ」ではなく、子供が成長した「証(レコード)」。 飴色に変わっていく壁は、家族が過ごした「時間の色」。

「住み家(すみか)とは、心の澄み家(すみか)である」
(※住宅評論家 本多信博著「BESSってなんだ?」より)

家が美しく歳を重ねることは、そこに住む私たちの心が澄み渡り、人生が成熟していくことと同義なのだと思います。本多氏はこれが住むことの本質ではないかと語っています。

3. 「感性」というOS

昨今の住宅業界は、「断熱等級」や「耐震等級」といったスペック競争に明け暮れています。 そして近年は、ITやコンピュータ、AI(人工知能)を搭載するなど、設備面の充実による利便性と居住快適性に力を入れています。

もちろん、それらは大切です。私もエンジニアとして数値は重視します。メンパが高いこともわかります。 しかし、数値化できるスペックだけで、人は本当に幸せになれるのでしょうか?

二木氏は、数値化できない「感性(センス)」を経営の中心に据えました。 薪ストーブの炎のゆらぎ。 素足で歩く無垢床の感触。 吹き抜けから聞こえる家族の気配。

彼は、家というハードウェア(箱)ではなく、「感性というソフトウェア(OS)」を提供していたのです。 BESSを手に入れるということは、家を買うことではありません。 「自分自身の感性を取り戻すためのOS」をインストールすることなのです。


■ 第3章:現代を生きるあなたへ

今、このブログを読んでいるあなたは、何かに迷っているかもしれません。 家づくりに疲れてしまった人。生きることの本質を求めている人。 仕事に追われ、自分の時間がない人。 「このままでいいのか」と、未来に向けて漠然とした不安を抱えている人。 そしてかつての私のように「便利さの奴隷」になっている人。

そんなあなたに、二木浩三という男の生き様を通して、私なりのメッセージを送ります。

家づくりに正解はない。正解は自分で作るものだ

二木氏は、常識に逆らってログハウスを街中に建てました。 「変人」と呼ばれようが、自分の信じる「豊かさ」を貫きました。

あなたも、誰かの正解(流行りの間取り、資産価値、口コミ)を探すのはやめませんか? 家づくりに正解なんてありません。 あるのは「あなたがどう生きたいか」という意志だけです。
二木氏は、それを「意識の時代」だと語っています。

不便でもいい。変だと言われてもいい。 あなたが心から「好きだ」と思えるなら、それが世界でたった一つの正解です。

BESSとは、人に生き方の問いを投げかけている

BESSの展示場(LOGWAY)に行くと、営業マンは売り込みをしてきません。 代わりに、こう問いかけてくるような気がします。

「で、あなたはどう生きるの?どう生きたいの?」

BESSは、単なる住宅ブランドではありません。 現代社会に対する「アンチテーゼ」であり、私たちへの「挑戦状」です。

便利さの奴隷になるな。 感性を研ぎ澄ませ。

二木氏は、家を単なる「雨風をしのぐ物理的な箱(ハードウェア)」だとは考えていませんでした。 BESSを手に入れることで、あなた自身で物語を作っていくのだと。 BESSはハードではなく、あなたの心にあるソフト(感性)なのだ、と語りかけているのです。

二木氏は機能性の住宅市場(断熱性、気密性、耐震性など)を無視し、「人間(ユーザー)にとって究極の利益は何か」という原点に立ち返る姿勢で、市場を見るのではなく、ただひたすらに、「人間(ヒューマン)」を見つめていたのである。


【読者の皆様へ】

もしあなたが、日々の忙しさに追われ、自分を見失いそうになっているなら。 一度、BESSのLOGWAYに足を運んでみてください。 家を買うつもりがなくても構いません。

そこで深呼吸をして、木の匂いを嗅いでみてください。 きっと、忘れていた「何か」を思い出せるはずです。

あなたの人生という物語の主人公は、あなた自身です。 どうか、自分らしい「澄み家」を見つけてください。

ハード(物理的価値)だけを追い求めるのはもうやめましょう。

この記事が、あなたの「野生(感性)」を呼び覚ますきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。 あなたがワクワクした人生を送れるよう、全力で私が応援します。 これが、あなたが挑戦するきっかけになれば幸いです。

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今回はBESS創業者・二木浩三から学ぶ回でしたが、今度は私が大好きなエンジニアとしてのレジェンドも紹介できたらなと思っています。 お楽しみに!

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ビーヅクリ 最後まで読んでいただきありがとうございます。いただいたチップは、夢の実現のために使わせていただきます!これからも応援よろしくお願いいたします。