Vol.11 【間取り公開③】プラントエンジニアが考える「メンパ最適化」10の決断(4位〜2位)
『この壁には何もしないんですか?』
『その場所に本棚は重量的な問題もあって…できますかね…』
『エアコンをそんなとこにおいて本当に大丈夫ですか?』
いつものようにBESS担当者も困惑気味です笑
こんにちは、ビーヅクリです。
現在、BESSのワンダーデバイスの家づくりに奮闘中です。
BESSログハウスに興味ある方、家づくりの判断軸を持ちたい方は、ぜひこれまでの記事を見ていただけると嬉しいです。
さて、前回は、私がお勧めする「こだわった間取り設備ランキング」の第7位〜5位(窓削除、土間拡大、太陽光)をお伝えしました。
「選んだものが一般的すぎる?」
「いやいや、窓をなくすなんて極端すぎる!」
賛否両論あるかと思います。
しかし、重要なのは「何を選んだか」ではなく、「どういう判断軸(ロジック)で決めたか」です。
ずっと住む家ですから、毎日のストレスを極限まで減らしたい。そのために思考を止めてはいけません。
「家づくりに正解はない」という人がいますが、私はそうは思いません。
家づくりに正解はあります。
なぜか。
「家づくりの正解は自分で決断する」ものだからです。
自分で正解にする勇気が大切なんです。
ということで今回も、私の「メンパ(メンタルパフォーマンス)」を高めるための間取り・設備を紹介します。
特に第2位は、普通の工務店なら「正気ですか?」と止められるような、エンジニアならではの空調設計が登場します。
それでは、いってみましょう。ランキング第4位〜第2位の発表です!
【第4位】 巨大な「何もしない壁」を設置
■ 採用理由:「自由」という名の余白を確保する。
皆さんの家には、「何も置かれていない、大きくて広い壁」はありますか?家の間取りを考えていた時、ふと思ったんです。「窓、ドア、収納、家具……。壁が機能で埋め尽くされている」と。
『意味がある壁しかない』と。
贅沢に木を使ったBESSの家なのに、木目をただ眺めるだけの「大きな壁」がない。
そこで私は、あえて「巨大な壁」を確保しました。
• プロジェクターを投影して、壁一面を映画館にするもよし。
• 巨大なホワイトボードを掛けて、思考整理の場にするもよし。
• 娘の図画工作を展示するギャラリーにするもよし。
• DIYで巨大な棚を作り込むもよし。
でも、その時に「窓があるから無理」「コンセントの位置が悪い」「構造壁だから穴を開けられない」……こんな制約があったら?
それ自体が、毎日のストレスになるんです。
だから私は、あえて「何もしない壁」を設計段階で確保しました。
今はまだ、何も置いていません。でも、「何でもできる余白」があることが、私たち家族の自由を保証してくれています。
これこそが、メンパの高い家です。
何かに縛られるって嫌じゃないですか?
【妻の反応】
私の熱い「壁」語りを聞いた妻の反応。
「……んー、まぁ、いいんじゃない?(関心薄っ)」

【第3位】 構造一体型の「本棚」設置
■ 採用理由:「紙媒体」という最強の散らかり要因を、構造レベルで鎮圧する。
皆さんの家で、最も散らばっているものは何ですか?
我が家は圧倒的に「紙」です。
カタログやチラシ、学校のプリント、折り紙、塗り絵、雑誌、絵本、レゴの説明書、娘が作った謎の工作……。
奴らは生きてるかと思うほど増殖します。
そして、それらを片付けるために「カラーボックス」や「本棚」を後から買い足すとどうなるか?
部屋が狭くなり、家具の凹凸が増え、掃除がしにくくなり、見た目のノイズが増える。
「後付け家具」はメンパを下げる要因です。
【ビーヅクリの解決策】
私は「寝室」と「子供部屋」を仕切る壁そのものを、巨大な「埋め込み本棚」と「収納」にしました。

これなら、
1. 収納量が最大化される: 天井までフルに使える
2. 部屋がスッキリする: 家具が出っ張らない。
3. BESSに似合う: 造作なので、最初からそこにあったかのような一体感。
「使うべき場所に、必要なだけの適正スペースがある」
これが収納の原理原則です。
我が家の「紙媒体散らかし問題」に対する、最終兵器です。
【妻の反応】
実際の部屋を見た妻の一言。
「なるほど、収納が増えて良い感じね!」
「……でもこれ、壁が厚くなる分、寝室にベッド置くとちょっと狭くない?」
(ギクッ)
私:「……あっ……そうかも……。で、でもさ、寝室なんて寝るだけでしょ?(震え声)」
妻:「……(無言の圧力)」
【第2位】 吹き抜け上空に「エアコン1台」
■ 採用理由:流体力学に基づいた、全館空調システムの構築。
皆さんの家は、各部屋に1台ずつのエアコンを置いていませんか?
「1階のLDKに1台、2階のロフトに1台、寝室に1台、子供部屋に1台……」
それが常識かもしれません。
私は考えました。そもそも吹抜けで1階と2階は繋がっているのに、それぞれ必要なのかと。
そこで、私はエンジニアとして計算しました。
BESSの断熱性能と、エアコンが必要な場所(吹抜けで繋がっている1階と2階)の容積(約170m³ / 約40畳)をベースに、必要な冷暖房能力を算出。
(専門的な話は難しいので需要があれば説明しますね)
結論。
「適切な位置に、適切な能力のエアコンがあれば、1台で家ごと冷やせる」
私はBESSのLOGWAYに1年通って確信しました。
夏は2階のエアコン1台が動いているだけで、十分に涼しかった。つまり冷気は下に降りてくる(シーリングファン併用)。
冬もエアコンが1台動いているだけでそこまで寒くなかった。つまり断熱性が高ければ、エアコンだけで寒くない。
【ビーヅクリの変態的配置】
では、どこに設置したか。普通の壁ではありません。
「吹き抜けの上空(2階の天井壁側)」です。
ここなら、
1. 夏: 冷たい空気は重いので、勝手に1階へ降りていく。
2. 冬: シーリングファンで暖かい空気を循環させる。
3. 効率: 家の中心から全方位に空調できる。
「え!? でもフィルター掃除はどうするの? 空中に床なんてないじゃん!」
そう思いましたよね。
そこで登場するのが、BESSならではのアイテム「足場板(グレーチング)」です。
私は、エアコンのメンテナンス専用に、吹き抜けを横断する足場板を設置しました。

これぞ、「メンテナンス性」と「空調効率」を両立させた、エンジニアの最適解です。
(※ちなみに私はビビリなので、万が一の猛暑・極寒に備えて、1階にもエアコン設置用の「場所」と「専用コンセント」だけは準備しました。これがリスクヘッジ!)
【妻の反応】
空中に浮かぶエアコンと、そこへ続く一本の板を見て一言。
妻:「足場板があるからって、そこ吹き抜けでしょ? 怖くて私は掃除できないからね!」
私:「安全な場所であっても、高いところの掃除はパパの仕事だよね?」妻:「……なんか言った?」
……はい。私が命懸けでフィルター掃除をさせていただきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【第4位〜第2位】
• 第4位:巨大な壁(自由の確保)
• 第3位:埋め込み本棚(散らかし紙媒体との決別)
• 第2位:空中エアコン(空調効率の最大化)
メンパの高い家とは、
• 「やりたいことを、制約なくやれる家」
• 「モノが、あるべき場所に収まる家」
• 「暑さ寒さのストレスがない家」
当たり前のことですが、これを実現するために、常識を疑い、計算し、構造から作り変える。
あらゆる複雑なものを足し算し、洗練されたものにするには、無駄を引き算する。
Think Simple.(私の大好きなスティーブ・ジョブズの言葉です。)
あなたが家づくりで最も重視したいことは何ですか?
見た目の美しさ?
間取りの広さ?
設備の豪華さ?
それとも、
「家族が毎日、ストレスなく笑顔で過ごせること」ですか?
もし後者なら、私の判断軸はきっと参考になるはずです。
次回は、ついにランキング第1位の発表です。
これは誰もが感じる最大のストレスからの脱却です。
注文住宅を考える皆様なら必ずと言っても良いほど考えています。
あなたが「家の空調」や「収納」で工夫していることはありますか?
ぜひ、コメント欄で教えてください!
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次回も皆様にとって価値ある、さらに深い話をお届けします。
どうぞ、お楽しみに!
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