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第2話「最初の一歩」

——学生服リユース店を始める決意

こんにちは♪さくらやカナコです!

私が立ち上げた「さくらや」は、制服のリユースショップです。

今回は、私が学生服リユース店を始めたキッカケについてや、「さくらや」
開店の経緯についてお話しします。


『さくらや』立ち上げ編
第2話「最初の一歩——学生服リユース店を始める決意」


「私だけじゃない」——共感から生まれたアイデア

シングルマザーとして3人の子どもを育てながら、フルタイムで働いていた毎日。家計をやりくりするのは簡単ではなく、子どもたちの成長とともに増えていく出費が、常に頭の片隅にありました。

ある日、中学生だった次女から「学生服がきつくなったから、新しいものを買ってほしい」と言われました。成長期だから当然のことですが、上下で2万円もする新品の制服を買うのは、私にとって大きな負担でした。少しでも安く手に入らないかと、大型リサイクルショップをいくつも回りましたが、どこにも学生服の取り扱いはありませんでした。

「どうして学生服だけは、リサイクルされていないんだろう?」
そんな疑問が頭をよぎりました。

試しに会社の同僚に相談してみると、多くの親が同じように困っていることがわかりました。

・「近所付き合いがなくて、譲ってくれる人がいない」
・「譲ってもらうのはありがたいけれど、お礼をどうすればいいのかわからない」
・「不用になった学生服を捨てるのも忍びないけれど、誰かに渡して迷惑にならないか心配」

私と同じように感じている人が、こんなにもいた——その事実に驚くと同時に、「だったら、制服を必要とする人と、譲りたい人をつなぐ仕組みがあればいいのでは?」という思いが芽生えました。

そんな声を聞くうちに、昔は地域の中で自然と行われていた「おさがり文化」が、今は希薄になってしまっているのだと。そして、同じ悩みを持つお母さんたちのために、学生服のリユースを仕組みとして作れないかと考えました。


誰もやっていないなら、自分がやる

中古の学生服を扱うビジネスは、当時ほとんど前例がありませんでした。

昔は地域の中で自然と行われていた「おさがり文化」が、今は希薄になってしまっている。そんな声を聞くうちに、同じ悩みを持つお母さんたちのために、学生服のリユースを仕組みとして作れないかと考えました。

中古の学生服を扱うビジネスは、当時ほとんど前例がありませんでした。しかし、リサーチを進めるうちに、譲りたい人と買いたい人をつなぐことで「Win-Winの関係」が作れると確信しました。

「それなら、前例がないなら自分でつくればいい」

そう決意し、2010年6月、3百万円の貯金を元手に、自宅で事業をスタートすることにしました。


支えてくれた母の言葉

まず始めたのは、学生服の回収でした。
卒業後、タンスの奥に眠っている学生服はたくさんあるはず。しかし、思っていたように回収が進みませんでした。売りたいという電話やメールはほとんど来ず、世間の反応は冷たいものでした。

「そんな仕事、聞いたことがない」
「学生服を売るなんて、怪しくない?」
「そんなのビジネスになるわけがない」
「転売するんじゃないの?」

否定的な意見ばかりが耳に入ってきました。周囲からの理解を得られず、学生服リユースという考え方自体が受け入れられていないことを痛感しました。

それでも、「やってみたらいい」

唯一応援してくれたのは母でした。母は商売をしていたこともあり、「やってみたらいい」と私の背中を押してくれました。その言葉に支えられ、私はさらに一歩踏み出す決意を固めました。

半年間で集まった学生服はわずか50着ほど。しかし、それでも「この事業を広めるためには、自宅ではなく、ちゃんとした店舗が必要だ」と考え、2011年1月、香川県高松市上之町に小さな店舗を借りました。


未来への不安と、小さな希望

開店したものの、最初はお客さんがほとんど来ませんでした。家賃の支払いは毎月発生するのに、売上はゼロの日が続く。焦りと不安を抱えながらも、「これはきっと誰かの役に立つ」と信じ、試行錯誤を続けました。

最初は、「学生服のリユースなんて誰もやっていないし、うまくいくはずがない」と言われることばかりでした。
でも、周囲に話を聞いてみると、同じような悩みを抱えていたお母さんたちがたくさんいることがわかりました

人と人とのつながりが希薄になった今だからこそ、必要とされるお店があるのではないか——そう確信するようになったのです。

そうして迎えた2011年1月、高松に小さな店舗を構え、「さくらや」は、
いよいよ動き出しました。


【次回予告】

制服リサイクルの店をオープンしたものの、簡単に事業が軌道に乗るわけではありませんでした。
制服の回収が思うように進まない、お客様に認知されない——。

数々の壁にぶつかりながらも、試行錯誤を重ね、道を切り拓いていく日々。次回は、そんな、「さくらや」立ち上げの挑戦と乗り越えなければいけなかった壁や挑戦についてお話します! お楽しみにーー


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