013. NovelJam2024参戦記(前篇)
こんばんは。
猫と暮らしし女、あなぐま すみです。
会社を辞め、現在、シナリオスクールに通いし39歳の女武者なり。
更新に、だいぶお時間が空いてしまいましたが、皆様変わらずお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
あなぐまはといえば、地味にひとつ、枕詞の挨拶に歳が加算されています。
さて、先月11月2日~4日は、NPO法人HON.jp様の主催される小説執筆大会、「NovelJam(ノベルジャム)」に、著者枠で参加して参りました。
NovelJam(ノベルジャム)とは、「著者」と「編集者」と「デザイナー」がリアルに集まってチームを作り、ゼロから小説を書き上げ編集・校正して表紙を付け「本」にして販売までを行う『短期集中型の作品制作・販売企画』です。ジャムセッション(即興演奏)のように、参加者が互いに刺激を得ながらその場で作品を創り上げていきます。「小説ハッカソン」あるいは「ライブ・パブリッシング」とも言います。
要するに、著者・編集者・デザイナーがスリーマンセルを組み、三日間(最終日はほぼEPUB配信とプレゼンテーションが中心なので、事実上二日間!)で一冊の本を書き上げる、というイベントでございます!
お恥ずかしながら、既に今年で6期目となる本イベントのことは、今年になるまで存じ上げなかったのですが、スクール講師の 小野先生 から教えて頂き、「思い立ったが吉日!」として、申し込ませて頂いた次第でございます。
noteでは「あなぐま すみ」名義で活動しておりましたが、本を刊行する以上は正式に筆名を決めなければならない。ということで、諸々勘案のすえ、作家名としては「水鳥 たま季(みずどり たまき)」と名乗ることに決めました。急ぎデザイナーさんに依頼して、名刺も発注。

そして、身支度もね!

え? 気合い入れるところはそこじゃない?
わかってるよ……でも指先が綺麗だと、PCワークは気合が入るんだい!
そして、どきどきしながら、当日に会場入り。
NovelJamでは、毎年運営様から、作品のテーマが発表されます。今回は、東京・新潟・沖縄の三会場で同時開催されることから、作品テーマは「3」。そしてそれとは別に、会場独自の会場テーマも存在し、あなぐまの所属する東京会場の会場テーマは「デラシネ」でした。
ここから三日間で、「3」と「デラシネ」を複合的に活かした作品を、セルフパブリッシングで仕上げなければなりません。
さて、まず、結論から申し上げましょう。
三日間参加させていただいた結果、わたしは……
しんd……楽しかったです!!!!!!!

この神がかったデザイン、みんな見てくれよ……
脱稿前で完徹のわたくし、この表紙頂いたとき、冗談抜きに号泣したよ……
会期中、スリーマンセルを組むことになる編集さん・デザイナーさんは、完全くじ引きで決められました。編集さん・デザイナーさんは、お1人で2名の著者を担当しなければならないので、くじ引きで決まったチーム内にはもう一人の著者さんとなる、セルフパブリッシングでは既にその名を轟かせて久しいハクメイさんも。
しかしながら、この初日で、既にあなぐまはやらかしてしまう。
担当して下さった編集さんの求めて下さっている技量水準に、あなぐまが到達していなかったのである!!!!!

いくつ案を出してみても、
・それは誰が読みたいと思う本なのか
・その内容は誰が面白いと思うのか
・売り物にする以上、エンタメを心掛けるべき
・テーマをこなすためだけに設定を利用してはいけない
・キャラクターがコマでしかなくなっている
・作者のエゴで物語を書いてはいけない
もう、徹頭徹尾、OKが頂けない。(しかしながら、ご指摘は理路整然とされていて大変に的確……)
お隣にいらっしゃるハクメイさんといえば、十個近い考案をすらすらと発案し、編集さんとキャッチボールのすえ、スムーズに執筆スタート。ひええ、みんなこんなにすごい人たちなの!?(当たり前)
チームランチに誘って頂くも、そんな余裕もないあなぐま。ランチを辞退して粘り続けるも、その間に考案したものも、やっぱりすべてNG。すぐ隣のブースで行われていた、夕方16時の編集会議で聞こえてくる、「水鳥さん、進捗ゼロです」の担当編集さんの声といったら……。
残り時間は刻一刻と迫っている。はやる気持ちと、編集さんにこれ以上肩身の狭い思いをさせたくない一心で、新たに思い付いた案でプロットを組み立て始めるも、戻ってこられた編集さんには、一読ののち「考案自体OKを出していない。プロットまでいく段階じゃないです」とNG。(えーん)
もう、あまりにもあなぐまができないので、編集さんが「自分がアイディアを出し、プロットも組みます」とまで仰って下さったのですが、それでは、NovelJamの大会主旨と変わってしまう。あなぐま自身が、どうにかここを打破するしかないのだ。
結局、かろうじて「今までの中ではマシ」というアイディアでOKを頂けたときには、既に一日目の夜19時半を過ぎていました。NovelJamは三日間開催されますが、三日目は殆ど執筆に充てる時間は取れないので、事実上、この夜から二日目いっぱいまでで、死ぬ気で原稿を仕上げなければなりません。
会場と自宅までは、往復3時間。こんなことになるのなら、一日目だけでも、ホテルを取ればよかった……(全日宿泊は、わが家に愛するねこがいるので、さすがに難しいけれども)
とぼとぼ帰宅してPCを開き、徹夜覚悟でドキュメントに向き合いますが、その頃には、すっかりなけなしの自信を喪失してしまっていた、メンタルよわよわのあなぐま。これで徹夜で書いた初稿が、また明日「面白くない」「エゴだ」って言われてしまったら、どうしよう……ちゃんとFBを反映して書いているつもりでも、あれだけNGが出るということは、あなぐまがきちんとご指摘を咀嚼できていないということ。きっとこの初稿でも、何かやらかしてしまうに違いない。でも、プロの作家さんは、このプレッシャーにいつも耐えて乗り越えてるはずなんだ……
怖くなって、指先が震えて、ぐるぐると考え込みながら書いていたら、なんとびっくり、本当にぐるぐるしてきました、視界が。
そう、あなぐまは、メニエール持ちなのです。
メニエール自体は、一応寛解しているはずなのですが、天気が悪かったり、考えすぎたりすると、たまにやっちまうんですね……
そして結果、二日目の朝になってもめまいがおさまらず、ベッドで死体となったあなぐま。ドキュメントには、五千字程度の初稿が放置状態。
どうなる、あなぐま!? (後篇へ続く)
「どうなる!?」って勿体ぶってはいるけど、どうにか出てます。笑
ご安心ください!
ご購入URLは以下から!
