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雑談と信頼関係

私が大切にしてきたこと

今回は子どもと関わる上で私が大切にしてきたことを綴りたいと思います。
それは「目の前の子どもをひとりのヒトとして見ること」です。

ラベルで分類していた頃の私と子ども

初めて子どもに大人として関わった予備校の頃、私は「子どもたちの役に立つために相談に乗りたい!」とひたすらに思っていました。そこで色々な子どもと関わる時に、学習点はどれくらいで、どんな学校に行きたいか?など、うわべの部分でラベル付けをして分類していました。しかし、そんな見方をしている私には子どもたちは相談してくれませんでした。相談どころかはなしかけてくれもしませんでした。

雑談で仲良くなろう大作戦

悩んだ末に、まずは子どもたちと雑談をたくさんしてみることにしました。仲良くなることから始めようという狙いです。「筆箱めっちゃ可愛いね!」「最近すごく眠いんだけど、みんなは眠い時どう対策している?」「最近、おすすめのお菓子はぶどう糖ラムネです!Bちゃんは何が好き?」なんて普通の会話をたくさんしていきました。

最初は「この人は何を話しているんだ?予備校の人なのだから、勉強の話だけしていればいいじゃん?」という顔をしていました。が、徐々に子どもたちから雑談を仕掛けてくるようになったのです。「学校でC先生がこんなこと言ってきたんですけど、余計なお世話だと思いませんか?」なんて愚痴も吐いてくれるようになったりして。

そうしてどんどん雑談をしていくうちに、学習や進路の相談がどんどん増えていきました。そして1年目の最後には「バイソンさんのおかげで、後悔なく受験を終えることができました!」とか「バイソンさん来年もクラスをもってくれますよね?」なんて嬉しい言葉をもらえるまでになりました。

雑談→期待→信頼

これらの経験から何が言えるかというと、「ひとりのヒトとしての関わりが、信頼関係を築き、一緒に頑張る人になれる」ということです。
雑談をして仲良くなっていく。そしてその子ならでは特徴をどんどん知っていけます。どれくらいの距離感が好きで、どんなことに悩みを持ちやすくて、どんな伝え方をされるのが好きなのか。。。などいろんなことがわかってきます。それをわかって雑談をさらに重ねることで、子どもたちも「この人はわかってくれるかもな」と期待をもつようになってきて、信頼を少しずつ獲得していけます。その子一人ひとりに向き合うからこそ構築できる信頼関係です。

期待されて、その期待に応えると、信頼関係に繋がる

人はよく分類したがります。ジャンル分けして覚えやすく、自分の都合が良いようにまとめます。子どもで言えば、「勉強が苦手な子ども」「集中力のない子ども」「こだわりが強すぎる子ども」「コミュニケーションが苦手な子ども」みたいな感じでジャンル分けされます。
でも、その子は「勉強が苦手で集中力のないAくん」ではなく「Aくん」です。Aくんが勉強が苦手で、集中力がない傾向にあるだけ。しかもAくんはどんな背景があってそうなっているのか?それは人それぞれ違いますよね?絶対誰1人として同じな子どもはいません。

それなのにジャンル分けして、そのジャンルに適した対策法を講じている人が多い。最初の私はそのひとりでした。
でもそのやり方ではその子に適さない。だからいろんな方法を試しても違う!どうしたらいいの??となりやすい気がしています。
ちゃんとその子のことを知って、どんな特徴や背景があるのか知ったうえで対策法をやってみようか?と考えてみたら、やっと適しているかわかってきます。何か小手先の対応を考えるよりももっと大事なのはその子をひとりの人としてちゃんと知ろうとすることです

ラベル・ジャンル分けだけではなく、理由を見定める必要がある

継続した雑談が信頼関係を作る

だから雑談は大事です。その子のことを少しずつ知れるし、そうやっていくうちに信頼関係が築けてくる。そうすればまたその子の知らなかったところが見えてくる。

もし今子どもと一生懸命関わっていても振り向いてもらえない、一生懸命伝えているのに聞く耳を持ってくれないという思いを持っている人は、まず日々の雑談から始めてみませんか?最初はうまく振り向いてくれないです。でもいつの日にか必ずちょっと振り向いてくれます。そしてそれを続けていけば、きっと一緒に頑張っていける関係性になっていけると思います。

ただ、むやみにやるよりも少し早いペースでちょっとずつ振り向いてもらえるためには、何か必要なものがあると私は思っています。それについて次回の投稿で記していきます。
まだまだ語りたい内容が盛りだくさんです。ぜひ次回以降もご覧ください。

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