タイのBLドラマ『Cooking Crush』に出てくるタイ料理を大解剖してみた!EP1①
バンコクの普段着ごはんを紹介したい!とタイ料理レシピ&エッセイ本出版や、当日までメニューの分からないミステリータイ料理教室を開催している私です(元プロキックボクサー&ムエタイ選手、在タイ経験6年、夫タイ人)。
そこで、料理を通じて2人の距離が縮まるタイBLドラマ『Cooking Crush』に出てくる料理を解説しながら、タイ料理のつれづれを綴っていけたらなーと思います。
ちなみに内容は大学の家政学部Premと医学部Tenのラブストーリー。ネタバレ関係なく書いていきますので、先にドラマを見たいという方は、GMMTV OFFICIALのYouTubeで、日本後字幕で全部見ることができますよ
→Cooking Crush อาหารเป็นยังไงครับหมอ - YouTube
1皿目 あなたと出逢わせてくれた
トム・カー・ガイ
●トム・カー・ガイ
ストーリーの最初に出てくる料理はトム・カー・ガイ。日本でタイ料理のスープといえばトムヤムクンが有名ですが、欧米人の間ではトム・カー・ガイのほうが好きという人も多いスープ。鶏肉、ガランガル(カー)、ココナッツミルクの酸味スープ。
普通はパクチーがトッピングされているけど、このドラマでは、パクター+パクチーラオ(のこぎりコリアンダー)の2つ使い。パクチーは熱に弱いけれどパクチーラオは熱に強いので、トムセーブ(東北タイ料理版のトムヤムみたいなスープ)にも使われるハーブです。

ちなみにオープニングでPremが書いたノートが映っているのですが、判読できるところは下記の通り。
↓
鶏肉 400g
フクロタケ 200g
一番搾りココナッツミルク 300g
二番絞りココナッツミルク 500g
カーオーンヒマ 5~6スライス
レモングラス 3本
こぶみかんの葉 5~6枚
ナンプラー 大さじ1
唐辛子(赤・青) 10g
ライム 1/2(単位が文字とかぶっているけど、1/2カップではないかと予想)
●トムヤムクン、グリーンカレー、ゲーンソム
家政学部での3年生になり、ようやく実習ができるようになったPrem。講義の冒頭で教授が「タイスープには何がある?」と言うと「ゲーン・ペット」「ゲーン・ガイ」「ゲーン・パラーイ」「チューチー」「マッサマン」「パット・ミー」「ゲーン・カリー」「ポーテーク」と口々に答える生徒たち。「冗談は外でやれ!」と一喝されてしまいます。
「ゲーン・ペット」はレッドカレー↓

「ゲーン・ガイ」は鶏肉のカレー。「ゲーン・パラーイ」はウナギのカレー。"これ”という料理というより、総称っぽい感じかな。タイ料理ではウナギは蒲焼きではなくて、ブツ切りにしてカレーに入れたり、炒め物にしたり。あと、お寺でタンブン(功徳を積む、よいことをする)ときに、お寺で売っているウナギを買って、川に流したりします。
「チューチー」はレッドカレーの濃厚版みたいな感じ。具材はエビ、鯵などが多い。↓

「マッサマン」は、世界一おいしいカレーとして日本でも有名になったカレー。南部のカレーと紹介されることが多いけど、バンコク中部でも昔から食べられていて、グルメなラマ2世(在位1809-1824)の叙事詩(タイ人はみんな学校で習う)にも登場する料理。↓

「パット・ミー」は、細麺炒め。突然炒めものの登場? パットは炒める、ミーはセンミー(極細麺)の意味なので、いろんなパット・ミーがあるけど、こんなピンク麺もよく市場などで出来合いが山積みになって売っています。↓

「ゲーン・カリー」は、イエローカレー。黄色いカレーで、わりとおなじみのカレー粉のような感じの味。タイで食べられているけど、カテゴリー的に伝統的なタイカレーではない感じもする。↓

「ポーテーク」は、最近すっかり名を潜めた感があるけど、大漁で網が破けるといった意味で、海鮮たっぷりの透明トムヤムスープのような感じ。(トムヤムスープには、ナムコン(濃厚タイプ)とナムサイ(クリアタイプ)があって、ナムサイタイプのほうが昔からあるスープで、ナムコンタイプがいわゆる日本人が想像するトムヤムクンのオレンジ色のスープ。↓

で、ドラマで「冗談は外で!」と一喝された後に答えるのが「トムヤムクン」「グリーンカレー」「ゲーンソム」の3つ。
「トムヤムクン」は、言わずと知れた世界三大スープの1つ。とはいえ、高級料理というよりも、レストランだけでなく屋台でも普通に食べられている料理(違いはエビの大きさか(笑))。↓

「グリーンカレー」は言わずもがな。ところで、教授は、英語で「タイスープ」と言っているのが面白いなーと思いました。日本ではグリーン「カレー」だけど、タイ人的にはタイ「スープ」なんですよね。↓

「ゲーン・ソム」はサワーカレー、オレンジカレーといった訳で日本で紹介されているけど、いまいち日本ではマイナー感がある。でも、昔、うちのダンナにタイ人が好きな伝統的なゲーン(汁もの)は何?と聞いたとき、「ゲーン・ソム」と答えていたので、このトップ3には納得感があるかな。
ちなみに南タイ料理でも「ゲーン・ソム」と呼ばれる料理がありますが、中部で食べられているゲーン・ソムとは、辛さがまったく違う! ↓

エピソード1は、料理がいろいろと出てくるので、ちょっと長くなりそうなので続きは②で! もしよければ、この記事のシェアや紹介をしてくださるとモチベーションアップにつながりますので、どうぞよろしくお願いします!
