個体差の起源
氏か育ちか
身長は遺伝的要因によって決まる割合が大きい。
学力はもう少し環境要因によって決まる割合が大きいのではないか。
様々な特徴について、遺伝的要因が大きいか、環境要因が大きいかという議論がよくなされる。
遺伝的に同一な一卵性双生児が異なる特徴を示すと、その特徴は環境要因が大きく影響していると決めつけてしまう。
研究室レベルではクローン動物や実験室で継代されたほぼ純系な動物が飼育されているが、それらはほぼ同様の環境で飼育しても個体差を示す。
どうやら、個体差には他の要因も影響しているようである。
それは、生命に内蔵された自発的なランダム性である。
ゲノム情報は同一でも、その発現、タンパクの相互作用による機能、発生のスイッチをオンにするかどうかなどにはノイズが入り、常に確率的になる。生命は数万の分子が入り乱れる複雑系なため、バタフライエフェクトのようにランダムな事象が大きな影響を引き起こすこともあるだろう。
確率的な過程は遺伝的要因や環境要因と異なり方向性を持たないが、確実に個体差(ヒトでいう個人差、個性)につながっていることは認識しておいて損しないと思われる。
遺伝的要因が大きいか、環境要因が大きいかという議論がよくなされる。遺伝的に同一な一卵性双生児が異なる特徴を示すと、その特徴は環境要因が大きく影響。生命に内蔵された自発的なランダム性が、個体差につながっていると筆者。
サムネイル画像はとりんさまAI(@trinsama)により生成
