がんばれラッシング
2025年6月25日、大谷翔平が投打二刀流で先発した。 正捕手のスミスがケガで離脱中のため、25歳のダルトン・ラッシングが先発キャッチャーとしてマスクをかぶった。
大谷がきつく当たる場面があった

試合序盤、ラッシングがサイン間違いからパスボールをして1失点する場面があった。
大谷からマウンド上でかなりきつく言われていた、という報道がいくつか出ていた。
生中継を見ていた私には、そこまで激しくラッシングに言っているようには見えなかった。バッテリーが真剣に話し合っているな、くらいの印象だった。
それよりも気になったのは、その後のベンチのシーンだ。フリーマンがラッシングのそばに寄って何やら話しかけ、ロバーツ監督もラッシングの肩を抱いて語りかけていた。
慰めているのか、気合を入れているのか。チームが若い捕手を一人にしていないのが伝わってきた。
次の試合の解説・伊東勤さんが一言

この試合ではなく、その次のドジャース戦のこと。解説を務めていたのが、西武の黄金期を支えた名キャッチャー・伊東勤さんだった。
ロバーツ監督がベンチでラッシングに語りかけるシーンについて、伊東さんがぽつりとおっしゃった。
「ベンチ裏でやるべきでは?」
たしかに、テレビで全世界に中継されているベンチであんなふうにやられたら、ラッシングも落ち込むんじゃないか。
もしかしたらアメリカでは普通のことなのかもしれないけれど、捕手の先輩で監督だった伊東さんの目には、少し違って映ったのだろう。
スミスがいないけど、がんばれラッシング

感情をあらわにしてバット折ったり、相手への言動で物議をかもしたり、ダブルプレーのスライディングで指摘されたり。ラッシングはなにかと"やらかす"若手だ。
でも、それって若気の至りというやつじゃないだろうか。
試合後に「最初から最後まで恥ずかしかった」と素直に言えるなら、まだまだ伸びしろはある。スミスが戻ってくるまでの間、ラッシングが大谷と息を合わせていく過程を、アラフィフおじさんは楽しみにしたいと思う。
ドジャースの控えの捕手にはチャッキー・ロビンソンもいるけど、バッティングに期待があまりもてない。スミスと同様に、打てるキャッチャーはラッシングだ。
正捕手への道は、こういう洗礼を乗り越えてこそ、なのかもしれない。
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