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★【選手育成】フィルダースチョイスになるケースを理解する

(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

フィルダースチョイスとは、守備側が「打者(あるいは打者走者)をアウトにするよりも、先にいる走者をアウトに取ることを選択した」ために打者が1塁に安全に到達した場合に記録されるプレーです。

打者の1塁到達は安打とは記録されませんが、打席は記録されます(ヒットにもエラーにもならない =打率を下げる可能性がある)。

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ルールの理解を各選手の個人任せにするのではなく、ルールを理解することの重要性を理解し普段からルールを研究するための時間を ミーティング等の時間を使い取るようにします。
ルールの理解は一遍には無理ですが、少しづつ理解を深める取り組みを継続し、試合の中でルールをチームの”武器”に変えていけるようにしていきます。

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★【選手育成 ここからスタート】”成長する選手”のパターンを作り、チーム全体に浸透|工藤康博

🥎 フィルダースチョイス(野手選択)とは?

フィルダースチョイス(野手選択)は公認野球規則では以下のとおり定義されています。

1.フェアのゴロを扱った野手が、打者走者を一塁でアウトにする代わりに、前を走る走者をアウトにしようとして、他の塁に送球する行為
2.安打を打った打者が、野手が前を走る走者をアウトにしようとして他の塁へ送球する間に、余分に進塁した場合
3.走者が、盗塁や失策(エラー)によらずに、自分以外の走者をアウトにしようとして野手が他の塁へ送球する間に、余分に進塁した場合
4.盗塁に対して守備側が無関心のために何も守備を行わないために、走者が進塁した場合

公認野球規則 「本規則における用語の定義」(28)より引用

野手の判断で”他の塁に送球する行為”自体がフィルダースチョイスであり、”野手の判断ミスで出塁した場合”はフィルダースチョイスではありません。
       フィルダースチョイス ≠ 野手の判断ミス
フィルダースチョイスには微妙なケースもあり、NPBでもスコアラーの判断(エラーかFCか、打点や自責かどうか)が結果を左右する場面が多いそうです。

◉ フィルダースチョイスになる理由

守備側がフィルダースチョイスになってしまうような判断をしてしまう理由には、以下のようなものがあります。
● 得点阻止を優先したため
3塁走者がいる状況では、本塁生還を阻止するプレー(先行走者を刺す)を優先することが多くなるためです。
● 併殺が取れる可能性があったため
塁に走者がいる状況で、1塁に投げて確実にアウトを取るより先行走者との併殺を狙う判断も多くあるためです。
● 複雑な状況で瞬時の判断が難しかったため
イニング・アウトカウント・スコア差・走者の速さなどで状況が複雑なときに、判断の種類がいくつもあると瞬時で選択するのは難しくなってくるためです。

🥎 フィルダースチョイスが発生するケース

フィルダースチョイスは走者がいる状況で起こるプレーで、さまざまなケースがあります。

◉ ケース例1 送りバントでオールセーフになる

 ● 0アウト1塁で、打者がバント

 ● 打球を処理した捕手は2塁に送球

 ● 送球間に合わず、1塁走者2塁走者ともにオールセーフ
本来1塁に送球しておけばアウトを1つ取れた場面であり、この場合フィルダースチョイスによる進塁・出塁となります。(打者記録 ⇒ FC(2-6))
        ※ 捕手が1塁に送球してセーフとなった場合は内野安打

◉ ケース例2 遊ゴロで2塁に送球しセーフになる

 ● 2アウト1塁で、打者が遊ゴロ

 ● 打球を処理した遊撃手は、距離が近い2塁に送球

 ● 1塁走者の2塁到達が速く、打者走者とともにオールセーフ
近いベースで3アウトを取ろうとするケースですが、この場合も本来1塁に送球しておけばアウトを1つ取れた場面なのでフィルダースチョイスによる進塁・出塁となります。(打者記録 ⇒ FC(6-4))

◉ ケース例3 内野ゴロの間に打者走者が1塁セーフになる

 ● 1アウト3塁で、打者が三ゴロ 3塁走者は本塁に突入

 ● 三塁手が本塁送球し3塁走者はタッチアウト、打者走者は1塁でセーフ   
                   (打者記録 ⇒ FC(5-2))

※ 併殺を狙って打者走者がセーフとなった場合も同様
 ● 0アウト1塁で、打者が遊ゴロ

 ● 打球を処理した遊撃手は2塁に送球

 ● 1塁走者はフォースアウト、打者走者は1塁でセーフ                   
                   (打者記録 ⇒ FC(6-4))

※ 満塁時フォースアウトで打者走者がセーフとなった場合も同様
 ● 0アウト満塁で、打者が二ゴロ 各塁走者はスタート

 ● 二塁手は本塁送球し3塁走者はフォースアウト

 ● 捕手は1塁へ送球するが、打者走者はセーフ
                   (打者記録 ⇒ FC(4-2))

※ 逆に1塁に送球し打者走者がアウトになった場合は、打者に打点がつく
 ● 1アウト3塁で、打者が三ゴロ 3塁走者は本塁に突入

 ● 三塁手が1塁送球し打者走者はタッチアウト、3塁走者は本塁生還                                 
                   (打者記録 ⇒ 5-3 打点1)

◉ ケース例4 本塁クロスプレーの間に打者走者が1塁セーフになる

 ● 0アウト2塁で、打者が中前安打 2塁走者は本塁に突入

 ● 中堅手はバックホーム送球するも、2塁走者は生還

 ● この送球の間に打者走者は2塁に進塁

本塁生還を阻止する間に打者走者が次の塁に進むケースはフィルダースチョイスによる進塁となります。送球の間に進塁 と言われるようなケースです。(打者進塁記録 ⇒ FC(8-2))

🥎 フィルダースチョイスでの記録

フィルダースチョイスは 守備側の判断の結果なので、記録上はヒットでもエラーでもない扱いとなります。

◉ 打者記録(打点・打率・出塁率)

フィルダースチョイスは、記録上ヒットでなく内野ゴロと同じ扱いとなります(バントの場合は犠打)。
        打数:増える    打率:下がる   
        打点:記録される   出塁率:下がる
出塁できても、出塁率は下がります。

◉ 投手記録(自責点・防御率)

フィルダースチョイスはエラーでないため、失点した場合投手の自責点となります(エラーが原因の失点は自責点にはならない)。

◉ 守備記録

フィルダースチョイスは”守備側の選択”なので、エラーとは別物になります。


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