★【走塁】スパイクのパフォーマンスを高める・メンテナンスで維持する
(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

一般的にランニングなどスポーツをするための靴は、消耗するとパフォーマンスに大きな差が生まれてしまうため(ダッシュ等で、思うように前に進まなくなる…)変える必要があります。
野球スパイクも同様で、毎日履いてプレーをしていると靴底やスパイクの歯はすり減ってパフォーマンスが落ちてきます。走ることだけでなく、バッティングの飛距離・ピッチングのスピード・守備範囲 等にも影響が出てきます。

その差によってギリギリの”ストライク・ボール””アウト・セーフ”が決まるケースも出てくるので、スパイクのパフォーマンスは毎日確認し必要なメンテナンスをしておくことが必要です。大事な試合の前にはスパイクを新調する 等準備も検討しておくと良いです。

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「スパイクは“戦う道具”。剣道の竹刀、サッカーのスパイクと同じように、いつでもベストな状態であるべき。道具を大事にすることが、自分の身体を大切にすることにつながる」と重要性をミーティング等を使い共有。
スパイクのメンテナンス・パフォーマンスチェックは、選手に毎日の練習後必ず行なうようにします。
↓ 走塁に関する項目は、こちらから!
★【走塁 ここからスタート】走塁技術で1点・試合の流れをつかむ|工藤康博
◉ スパイクを履く意味合い

スパイクは地面との唯一の接点であり、プレーヤーのパフォーマンスや安全性に直結する極めて重要なアイテムです。
主な役割
● 俊敏な動きのサポート ⇒
滑らずしっかり地面を掴み、
スタート・ストップ・方向転換をスムーズに行なう。
● 踏ん張り力の向上 ⇒
ピッチング・バッティング・守備の際、
下半身に力を伝える「軸」を安定させる。
● ケガ予防 ⇒
フィットしていないスパイクは、
捻挫・マメ・足底腱膜炎などのリスクを高める。
◉ スパイクの選び方
スパイクは自分のプレー・好みに合わせより良いものを選ぶことが、日々のパフォーマンスを上げる重要な要素になります。

スパイクのパーツ

スパイクの形状・材質
≪履き口のタイプ≫
ローカット・ミドルカット・ハイカットの大きく3タイプがあり、くるぶしと履き口の位置(高さ)に違いがあります。
● ローカット … くるぶしより下に履き口がある
○ 足の可動域が広く、自由度が高い
× くるぶしは保護できない
× 土・泥がスパイクの中に入りやすい
● ミドルカット … くるぶしの上部ぐらいに履き口がある
○ くるぶしを保護できる
○ ホールド感がある
○ 接触プレーでのケガを防ぎやすい
× ローカットより重くなる
● ハイカット … くるぶしを完全に覆う位置に履き口がある
○ くるぶし・足首を保護できる
○ 接触プレーでのケガを防ぎやすい
× ミドルカットよりさらに重くなる
× 足首が動かしづらい
≪スパイクの種類≫
金具スパイクとポイントスパイクの2タイプがあります。
● 金具スパイク … 金属製の歯が装着されたスパイク
○ 土や天然芝に対しグリップ力があり、しっかり踏み込める
(スタッド(歯)の数が多いほどグリップ力が増す)
× (金具がつき上げる感覚があり)足への負担が大きい
※ 少年野球では使用禁止になっている
● ポイントスパイク … ゴム・樹脂の突起を装着したスパイク
○ (突き上げ感が少なく)足への負担が少ない
○ 軽量で安全性が高い
× グリップ力は金具スパイクよりも劣る
≪金具スパイクの種類≫
現在主流である固定式(埋め込み式)と金具を交換できる交換式があります。
● 固定式 … ○ 金属部分が少ないため軽い
○ ソールが柔らかい
・すり減っても交換できない
● 交換式 … ・すり減ったら交換できる
・金属部分が多いため重くなる
≪アッパー素材≫
天然皮革・人工皮革・合成皮革があります。
● 天然皮革 … ○ 軽い
○ 柔らかな感触で足に馴染む
(フィット感が良い・素足感覚)
× 耐久性・耐水性がない(劣化しやすい)
× 価格が高い
● 人工皮革・合成皮革 …
○ 耐久性・耐水性が高い
○ 手入れが楽
× 足へのフィット感があまり良くない
≪ソール素材≫
樹脂底と革底があります。現在は、樹脂底でスパイクが固定式であるものがほとんどです。
● 樹脂底 … ○ クッション性があり足への負担が少ない
○ 耐久性に優れている
○ 手入れが楽
× 足へのフィット感が薄い
※ スパイクは埋め込み式と交換式がある
● 革底 … ○ 足に馴染みフィット感が抜群
(素足感覚・地面を踏んでいる感触が伝わる)
× 耐久性がない
× 手入れに手間がかかる
※ スパイクは取り替え式が一般的
≪留め具≫
ひもタイプとベルトタイプの2種類があります。
● 紐タイプ … ○ 緩めたり締めたり履き心地を微調整できる
× 着脱には時間がかかる
● ベルトタイプ … ○ 簡単に着脱できる
× 土・泥がテープに付着すると粘着力が落ちる
スパイクを選ぶポイント
スパイクを選ぶ際どこを重視するか?は選手によって様々ですが、以下のところが基本になります。
≪サイズ≫
つま先に1cmくらい余裕があるスパイクを選ぶと良いです。
(大きすぎるとスムーズに動けず、小さすぎると疲労の蓄積・ケガの発生につながる)
足の実寸を測る際は、親指根本の骨の出っ張りから小指根本の骨の出っ張りまでを結んだ長さをチェックすると良いです。

≪重さ≫
より速く走る上で、できるだけ軽いスパイクを選ぶことは必須項目になりま
す。
軽いスパイクを履くことで、守備・走塁での”一歩目”が早く踏み出せ快適にプレーができます。また、疲労感を軽減することができます。(ただし、一般的に軽いスパイクは耐久性で劣るケースが多いです)
平均的なスパイクの重さは片足300g程度で、片足250g以下であればかなり軽い部類に入ります。
≪スパイクのタイプ≫
金具スパイクか?ポイントスパイクか?を選びます。最近は、高校生でもポイントスパイクを選ぶケースが増えてきています。
≪アッパー素材≫
天然皮革か?人工皮革か?を自分の好みや履き心地に合わせて選びます。
≪ソール素材≫
樹脂底か?革底か?を自分の好みや履き心地に合わせて選びます。
ただし、現在はほとんどのスパイクが樹脂底のためを革底を求める場合はオーダーメイドになる可能性が高いです。
≪留め具≫
ひもタイプか?ベルトタイプか?を自分の好みに合わせて選びます。
≪履き口のタイプ≫
ローカットか?ミドルカットか?ハイカットか?を自分の好みに合わせて選びます。
金具スパイクの場合、プレーしているとスパイクがくるぶしに当たり出血してしまうことがあります。これを保護するためには、くるぶしまで覆うことができる形状のスパイク(ミドルカット・ハイカット)を選ぶと守ることができます。
また、足首を捻挫する人はクセがある場合も足首まで覆うことができる形状のスパイク(ハイカット)を選ぶと守ることができます。
≪自分のポジション・プレースタイル≫
「投手向け」「野手向け」というスパイクもあるため、自分のポジションに合わせ選ぶと良いです。
◉ パフォーマンスをチェックするポイント

① フィット感をチェック
● かかとが浮かないか?
● 足の指が自由に動く余裕があるか?(※きつすぎもNG)
● アーチ(土踏まず)をしっかり支えているか?
② スパイクのソール(裏面)をチェック
● 金具・ポイントの摩耗具合(特に親指下・かかと)はどうか?
● 金具が曲がったり取れかけていないか?
③ アッパー(甲や側面)をチェック
● つま先部分の剥がれ・破れ
● ステッチ(縫い目)がほどけていないか?
● ヒモの穴が広がったり裂けていないか?
④ 履いたときの感覚をチェック
● ジャンプやステップで違和感・不安定感がないか?
(特に投手・捕手は左右差が出やすいので注意)
◉ メンテナンス方法(日々の手入れ)

スパイクは使用後毎回手入れをすることが理想です。定期的に手入れを行なうことで、スパイクの劣化を防ぎパフォーマンスを維持することができます。
● 手入れに必要な用具
タオル → 汚れを落とすタオルと仕上げのタオル
ブラシ → スパイクの歯用ブラシとアッパー用ブラシ
汚れ落としクリーナー
シューズクリーム ※保革材
① 使用後は汚れを落とす
ブラシで泥や芝を落とします。金具の間も丁寧に落とすことが必要です。
アッパーは濡れタオルで拭くと、より長持ちします。ただし、野球スパイクは水を使って丸洗いすることはできません。
② 乾燥させるときは自然乾燥が基本
乾燥させるときは、新聞紙や除湿剤を入れて湿気を取り除きます。
直射日光やドライヤーをあてることは、スパイクの劣化を早めるためNGです。
③ 週1回スパイクの状態をチェック
● ヒモの交換時期をチェック。
● 中敷きのへたりや臭いも確認。
④ 保管は場所に気をつける
● 湿気の少ない場所で、シューズキーパーを使うと型崩れ防止に◎。
● バッグに入れっぱなしは絶対避けること。
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