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★【選手育成】練習を”習慣化”することを意識する

(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤康博

野球の世界では”ルーティン”という言葉を聞くことが多いです。

プレーの前に選手が一定のパターンの動作をとること。メンタルコントロールのひとつの方法。
大事な試合では緊張・興奮・不安などの影響でベストパフォーマンスを発揮できないことがあるが、練習段階から「定型」を決めておき、本番でもそれを履行することで精神状態を落ち着け、安定したプレーにつなげる意図がある。
(例)
日常生活の中で続けること  起床・就寝時間、練習方法、食事・休憩・疲労回復のタイミングなど、生活のリズムを習慣化する。
試合当日に行うこと  「決まった食事メニューを選ぶ」「移動バスやロッカールームで同じ席に座る」「携帯音楽端末で同じ曲を聴く」「同じ順序で準備運動を行う」。
プレー直前に行うこと  「ユニフォームや道具を触る」「特定のゼスチャーやポーズをとる」「自分自身に語りかける」「予備動作の流れを決める」。

【引用】Wikipedia ルーチン(スポーツ)

ルーティンが習慣化されると体がそのことを記憶し、毎回同じこと無意識にできるようになります。
(例) 毎朝6時に起きるために目覚ましをかけていると、6時に起きることが習慣化し目覚ましがなくても起きることができるようになる。

  最新の高校野球専門誌は、こちらのリンクにまとめています
                       (月1回情報更新)👇


特に継続することが苦手な選手には、習慣化するコツを伝え意識して練習を行なうようにしてもらいます。
(黙っていても継続できる選手には、必要以上に声をかける必要はない)

↓  選手育成に関する項目は、こちらから!
★【選手育成 ここからスタート】”成長する選手”のパターンを作り、チーム全体に浸透|工藤康博

🥎 練習を”ルーティン”にする

このような形で日々の練習を ルーティン→習慣化 することは、選手の上達→チーム力の向上に非常に大きな効果を及ぼします。特に毎日継続し少しづつ積み上げていく練習には大きな意味を持ちます。


(例) 高校生だと自ら考え毎日素振りをする選手が多いが、小学生・中学生ぐらいだとまだ毎日取り組む重要性を理解できず、練習のない日は1スイングもしないこともある。
毎日バットを振る選手と振らない選手では、時間の経過とともに大きな差が生まれてしまう。
    1日100スイングなら…   1ヶ月で3000スイング
                 1年間で36000スイング
                 3年間で108000スイング

毎日の積み重ねが、1年後大きな差を生む

毎日行なう地道な練習を意識的に行なうのではなく、朝起きる・歯を磨く・ご飯を食べる・風呂に入る・学校に行く 等と同じように「ただの習慣」にして無意識でできるようにすることが練習のルーティン化になります。
”意図的に行なう努力”ではなく、”当たり前の習慣”にするということです。

◉ ルーティンにすることの効果

≪オン・オフの切り替えができる≫

ONとOFFの時間が、1日の中で固定化される

1日のうちどこで何の練習をするか?が明確になるので、練習のときの”オン”・それ以外のときの”オフ”がハッキリし、オン・オフが明確に切り替えられるようになります。練習を始めるときの”スイッチの入れ方”も確立することもできます。
≪集中力が高まる≫
オン・オフの切り替えが出来るようになると「オンのときは全力で頑張る!(オフのときに休めばよいので)」とオン時の集中力を高めることができます。また、集中力を高める自分なりの方法を確立することもできる可能性があります。 
≪技術の積み上げができる≫
毎日特定の練習を行なうことで、日に日に習熟度が高まり野球の技術を積み上げることができます。技術の積み上げだけでなく、ストレッチのように継続することで関節の可動域拡大・疲れにくい体にする こともできます。
≪不調や異変を察知できる≫
毎日同じ練習を繰り返していると、その日に限って ”うまくいかない”・”感覚が違う” というちょっとした異変のサインを素早く気づくことができるようになります。素早く気づけばそれに対する対応もいち早くできるようになります。
≪達成感を感じることができる≫
毎日小さなことでも「●●に取り組むことができた!」という達成感を味わうことができると、継続力がより高まり「もう少しやってみようか…」等練習量がより一層増えていくきっかけにもなります。

◉ ルーティン継続のポイント

≪時間・場所を固定する≫
時間・場所を固定すると、そこに頭(判断)を使うことがなく機械的に練習を始めることができルーティンが定着しやすくなります。
       (例) ●●時に素振りを●●分(or●●回)
≪継続しやすいことから始める≫
いきなりハードルの高い練習をしよう…とすると継続が難しくなります。最初はかんたんに達成できる継続しやすいことで始め、徐々に時間・回数を増やしたほうが継続しやすいです。
≪とりあえず2ヶ月継続する≫
ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士の研究論文で
    ある行動が習慣として身につくようになるまでは、
                平均して約66日が目安になる。

と述べられています。

一度始めたルーティンは、何があっても”とりあえず2ヶ月継続する”ことを念頭においてスタートします。

◉ 日々の反省もルーティンに

日々の練習をルーティンにできた際、一緒にその日の反省もルーティンとして行なうと練習の継続(積み上げ)だけでなく
          良かったこと・悪かったこと
  なぜそのような結果になったか(要因分析・改善の方向性)?
を文字に”見える化”するので、自分自身の客観的な把握・練習効率の改善や成長 につなげることができます。

🥎 努力に即効性はない


日々行なう練習の目的は「野球がうまくなるため」
になります。
ただし、野球がうまくなるためには(すべてスポーツ共通だが)ある程度時間がかかります
(野球を始めたばかりであれば少しの練習で見違えるほど成長することはあるが、すでに一定レベルの能力を持った状態でさらなるレベルアップのための練習は(クセがついていることも多く)、練習量が多くても効果がすぐには現れることは難しい)

人間はどうしても努力に即効性を求めてしまいます。
         「短期間に成長する方法はないか?」
       「もっと効率よくうまくなる方法はないか?」
もちろん
効率良い練習の効率を追求することが悪いことではないですが、そもそも成長は「練習の過程で出てくるさまざまな成功・失敗の繰り返しから、まっすぐでなく徐々に進んでいくもの」と考えておいたほうが良いです。
例えば打撃の場合、日々の素振り・打撃練習やフォーム修正では100%うまくいくことはなくさまざまな失敗もありますが、これらがすべて成長へ必要なことになります。むしろ
      最速で成功するには、最速で失敗を繰り返す
と考えたほうが良いです。

努力に即効性はない という基本的な考えのもとに、自分の成長は最低でも1ヶ月・3ヶ月・1シーズンというようなスパンで
考えて計画を組みます。もし、そのスパンで努力をし結果が伴わなかったとしてもその経験は必ず自分の財産として(こうしてはいけない…等)残ります。

🥎 練習での”意識”を習慣化する

◉ 練習で他校との差別化は難しい

たとえば全国的に有名な強豪校の練習であっても、練習メニューは
   アップ → キャッチボール → 守備練習
                   → 打撃練習 → トレーニング
と特別変わったことを行なっているわけではありません。

練習での違いは、メニューではなく”意識の持ち方”になります。それぞれのメニューに対しての工夫・練習の意図がはっきりとあります。これを各選手に理解していくことが重要です。

◉ 練習の意識の持ち方

≪アップ≫
 ● 体の隅々まで神経を研ぎ澄ます。
 ● 全身を使い身体能力を高める。

≪キャッチボール≫
(捕って投げるだけでなく)
 ● どのように捕ってから握りかえをするか?
 ● どこにどの強さで投げるのか?

≪守備練習≫
 ● 走者がいることを想定して練習する。
 ● より速く正確に打球を処理する方法はないか? 考えて練習する。

≪打撃練習≫
(芯に当てる・飛距離を追い求めるだけでなく)
 ● 逆方向へ強い打球を打つ練習をする。
            (右打者→右中間、左打者→左中間)
  ⇒ スライス回転でなくバックスピンがかけないと遠くに飛ばない
    逆方向へ強い打球の意識でスイング軌道が良くなる。


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