ここ一番でしくじる
漫才大会のM-1グランプリを視聴して気付かされたのだが、大会出場者で決勝へ進むコンビで、たまにネタ選びで判断ミスをし、決勝で全く評価されずに優勝を逃すシーンをたま目にする。
変幻自在の漫才を行うコンビより、ある程度、漫才の形が決まっているコンビで、このしくじりがたまに発生する。
前半ではその形にハマった漫才で評価されたにも関わらず、後半の決勝では全く違う形の漫才を行ってしまい、前半の良い流れを自ら切ってしまい、後半は別の漫才をゼロから行っている。明らかな選択ミスで、素人が見ても同情してしまい、終始、静寂が支配する舞台に立たされてしまう(かわいそうに)。
素人感想で、何で彼らは自分たちのスタイルを貫き通さず、直前になって漫才の形を変えてしまうのだろうと不思議に思っていた。これについて、就活生の面談を通し、その原因を知ることとなった。
まず就職活動で行われる面談は、学生たちにとっては、自身の人生においての檜舞台となる。自分はリクルーター面談と最終面接直前の面接を担当し、たまたまリクルーター面談を行った学生と再度、最終面接直前の面接を行う機会があった(なぜ同じ学生の面接を2度も行わされたのか、意味が分からなかったが)。
リクルーター面談の際、印象のいい学生にはそのまま自然体で臨めば、受かる可能性が高いとは伝えていた。声が高く、見た目も良かく、就活対策をしっかり練って面談対策が練られていたのがよくわかったからだ。
そんなアドバイスを送った学生と、最終面接の一つ前の面接をで改めて相対し、そこで気づかされた。
まず、女子学生は、総じて異様に化粧が分厚くて驚かされた。こちらとしてはリクルーター面談時の、薄い化粧であれば、面接するオッサン連中のウケはいいと考えていのに。
他方、男子学生だが、本人なりの勝負服なのか、スーツが少しテカっていたのだ(リクルートスーツで良いのに)。着ているスーツだが、営業が強い会社のセールスが着用している、若干、光沢がある感じのスーツだったのだ。多分、いろいろな会社の面接を受ける中で、ツーブロックのゴリゴリ営業セールスに感化されてしまったのだろうと。
もう一度繰り返すが、大学生にとって就職面接は彼女、彼らの檜舞台となる。規模は違えど、M-1の決勝に立つお笑い芸人と同じように、学生もとても緊張している。そして、M-1の決勝で自分たちのいつもの漫才を貫き通せず、決勝でいつもと違う漫才を披露し、静寂を作り出してしまった芸人と同様、就職面接で化粧を無駄に厚くしたり、テカテカスーツで勝負しやらかす学生は、同根の過ちを犯したのだ。
就職活動を終えた親戚がいたので、この出来事を話したところ、新たな事がわかった。彼女曰くこうだ。
就活は複数社で同時並行で行う
面接後、人事部から連絡があるが、その間が受験ぐらいとてもとても緊張する
その間に、落ちる先があり、その連絡を受けパニックを起こしてしまう、このままじゃ駄目だと
何とか別の面接が通っても、次の面接まで数日あり、その待つ期間がとても不安になる
何かできることを探し、女子学生が鏡の前に立つと
結果、分厚い化粧をしすぎてしまうと。。。。
大舞台でのプレッシャーでいつも通りを貫き通くのが難しいことを学ばせてもらった。
