ブラスバンドキャンプin上尾2026
2026年8月7日〜9日の3日間にわたって開催された「ブラスバンドキャンプin上尾2026」が、無事に閉幕しました。
今回、大変光栄なことに、僕が運営する個人事業「河野企画」にて主催させていただきました。
最終的には65名もの皆さまにご参加いただき、大盛況のうちに終えることができました。ご参加くださった皆さま、そして開催にあたりお力添えくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
そして何より、僕自身にとっても本当に嬉しく、忘れられない3日間となりました。
ここからは、僕自身の追憶として、この3日間を振り返ってみたいと思います。
2010年夏
2010年夏
洗足学園音楽大学を卒業し、イギリス留学に向けて暗中模索していた頃、海野さんから「浜松でブラスバンドのキャンプがあるみたいだよ」と情報をいただきました。
ちょうどお盆の時期で、当時やっていたアルバイトにとってはまさに掻き入れ時。店長には渋られましたが、「その日にお休みをいただけないのであれば辞めます」と啖呵を切り、無事?お休みをいただいて、キャンプへの参加が決まりました。
しかも、そのキャンプではソロのコンテストも開催されるとのこと。
当時、英国留学の受験に向けてずっと取り組んでいたPhilip Sparkeの《Tuba Concerto》を携え、さらにその年に購入したばかりのピカピカのBE981を手に、東京から浜松へ向かいました。
そのキャンプには、日本全国から集まった素晴らしいバンズマンの皆さん、浜松ブラスバンドの皆さん、そして、もちろんフィルがいました。
当時の僕は英語なんてちんぷんかんぷん。おそらく、ようやくbe動詞の存在に気づいたくらいのレベルだったと思います。
それでも、好奇心と、
「イギリスへ行って、本場の金管バンドを学ぶんだ!」
という気合いだけで、キャンプに飛び込んでいきました。
このときの話については、以前書いた記事がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。

そうして、その翌年もキャンプには大変お世話になり、ありがたいことに2011年の秋から英国留学を始めることができました。
そして、2年間の英国留学を終えて帰国した後にもキャンプで使っていただき、その後も通訳などの形で関わらせていただく年が続きました。
振り返ってみると、僕の人生にとって、このブラスバンドキャンプは決して一度きりのイベントではありませんでした。
参加者としてキャンプに出会い、そこから英国留学へとつながり、帰国後にはスタッフや通訳として関わるようになった。
だからこそ、僕自身、このブラスバンドキャンプと、これまでこのキャンプに関わってこられた皆さんには、本当に心から感謝しています。
2025年夏
2025年夏
BBCH(ブラスバンドキャンプin浜松)を終えたフィルが都内にいるということで、ある日、一緒にお茶をしていました。
そのときフィルから、
「ブラスバンドキャンプをカズがやってみるというのはアリ?」
という話をいただきました。
岡本さん、亀山さんをはじめとするBBCH関係者の皆さんへの恩返し。そして、英国留学中に本当にたくさん助けてもらったフィルに、今度は自分から何かを返すことができるチャンスでもありました。
フィルから連絡をもらった後、岡本さんにも相談し、開催の許可をいただいたうえで、僕自身がブラスバンドキャンプを開催することを決断しました。
そこからまず、My Heroの月村さんや、音楽家仲間の村田さんに相談。
二人には、企画の立ち上げ段階から運営について相談に乗っていただき、実際に多くの部分で力を貸していただくことになりました。
2026年
その後、先ほどのお二方や、これまでキャンプを運営されてきた岡本さんから当時の資料を拝見させていただき、会場となるホールの手配、フィルの航空券、興行ビザをはじめとする諸々の事務手続きを進めていきました。
そして、ある程度の外枠が固まった段階で、これまでの活動を通して知り合い、仲良くなったアジア各国の友人たちにも声をかけました。
台湾、韓国、そして香港です。
結果的に今回は台湾・韓国の友人たちは都合がつきませんでしたが、2024年にImmortal Brass Eternallyでニュージーランド全国大会に出場した際に仲良くなった香港ブラスバンドの3名が参加してくれることになりました。
おかげで、今回のキャンプは日本国内だけにとどまらず、少し国際色のあるキャンプとなりました。
その後は、運営をお手伝いいただいたお二方をはじめ、全国の金管バンド愛好家の皆さんのご尽力もあり、最終的にはなんと65名もの方々にご参加いただくことができました。
そして蓋を開けてみれば、キャンプは大成功と言っていいほどの、素晴らしい盛り上がりとなりました。
本当にありがたいことです。
改めまして、ご参加いただいた皆さま。
そして、立ち上げの段階から力を貸してくださったお二方をはじめ、多田さんを含む運営スタッフの皆さま。
多忙な中、はるばる来日してくれたフィル。
そして、香港から参加してくれたチーム香港のみんな。
さらに、このキャンプの開催のために、それぞれの立場からご尽力くださったすべての皆さま。
皆さんのお力がなければ、この3日間を実現することはできませんでした。
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

さいごに
河野企画を立ち上げて、ちょうど10年という節目を迎える2026年に、このような光栄な企画を主催させていただけたことは、本当にありがたいことでした。
これまで自身のリサイタルをはじめ、親愛なるRiverside British Brassの皆さんにご協力いただいて実現したバンド伴奏付きのソロリサイタル、15回以上開催している「Brass in Recital」、そしてコロナ禍に全世界のバンズマンの皆さんにご協力いただいて開催した「Japan United Brass」など、大小合わせれば数え切れないほど、河野企画としてさまざまな企画を立ち上げてきました。
そんな活動を続けてきた中で、今回改めて感じたことがあります。
それは、
「やると言ったなら、やる!」
そして、
「諦めなければ、どうにかなる」
ということです。
今回も正直なところ、かなりのハイリスクな挑戦でした。
それでも開催を決断したのは、過去にいただいたたくさんの恩を少しでもお返ししたいという気持ち。そして、何よりも日本の金管バンド界が少しでも盛り上がってくれたらいいな、という思い。
その2つだけでした。
結果的には、僕自身の想像を超えるような成功が待っていました。
だからこそ今回の経験を通して、改めて「有言実行すること」「諦めないこと」の大切さを学びました。
そしてもう一つ。
ピンチのときほど、先のことを考えすぎるのではなく、「今、自分にできることにベストを尽くす」。
これも今回のキャンプを通して、身をもって学ぶことができたことの一つです。
本当に素晴らしい学びと経験を得ることができました。
そして何より、キャンプに参加してくださった皆さんが、本当に楽しそうに3日間を過ごしてくださっていたこと。
それを見ることができたことが、主催者として何より嬉しかったです。
本当にやってよかった。
関わってくださったすべての皆さん、本当にありがとうございました。

Thank you.
Kazz
PS①:4barsrest
金管バンド業界最大手のウェブサイト「4barsrest」に記事を掲載していただきました。
PS②:写真
キャンプの様子は以下の各種SNSよりご覧いただけます。
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