ロジラテ思考のマネジメント「ビジネスが求める”3つの強み”を持てば、無敵になる」#A10
会社の上司からよく言われる言葉
「他社と差別化を図り、我が社の強みを活かして、業績をあげろ!」です。
でも、具体的に何をすればいいのかよく分からない文言です。
恐らく、上司に「差別化とはなんでしょうか? 我が社の強みはなんでしょうか」聞いても、納得いく説明などできないでしょう。
今日は、ビジネスマンに求められる「3つ強み」についてお話します。
1.「強み」が生まれる瞬間
これから焦点をあてる「強み」とは、個人の「強み」についてお話します。
企業の「強み」については、別の視点で見ていかなければならないので、改めてお話させて頂こうと思います。
さて、ビジネスで成果をあげるためには、下の図のように問題を発見し、何故そうなったか仮説をたて、課題を導いて、戦術を実践して成果が上がるまで繰り返さなければなりません。
それを繰り返すうちに「知識」が「知恵」になり、「知恵」が「強み」に昇華していきます。

2.ビジネスで求められる「強み」とは何か
このプロセスの中で、要求される「強み」は次の3つに集約されます。
1)問題を「解消する人」または「解決する人」
●解消する人とは、マイナスをゼロにする人
●解決する人とは、マイナスをプラスにする人
当然、「解決する人」の方が、優れた「強み」と言えます。
2)問題に対して「課題を明確にできる人」
●困り事の裏で起きている沢山の事象を整理して、問題点を見出す人。
●この問題さえ解決できれば、困り事がなくなる問題(核となる課題)
を見抜ける人。
3)問題を解決して「知識を知恵に変える人」
●知識とは、物事を知っている状態のこと
●知恵とは、知識を使って効果を得られる状態になっていること
●知識を知恵にする行動をする人。「問題⇒仮説⇒課題⇒戦術⇒実践を」
を成果が上がるまで繰り返すことができる人。
しかし、この「3つの強み」は非常に悩ましいものでもあります。
何故なら「3つの強み」は、会社では全員が持っていなければならない資質だと考えられているからです。
ですから、会社はこれを「強み」と認識していませんが、「3つの強み」を全てを兼ね備えている人は中々見つからないと思います。
むしろ、どれかに特化した人がいて、「トラブルが起きたら、あの人に解決してもらおう!」とか、「あの人は、物事の本質を見抜く達人」とか、「あの人は、物事を上手くオペレーションできる人だ」というようなことが現実です。
事業に関わる私達のミッションは、成果を上げることであり、期首に立てた戦略戦術を実行することです。
そのためには、メンバーが「3つの強み」の内、どれに属するのか見極めて、適正な戦術に配置することが、効率よく成果をあげる秘訣だと思います。
ここで注意しておかなくてはならないことがあります。
それは「強み」と「得意なこと」を混同しないことです。
例えば”語学力”とか、”数字に強い”、”エクセルの達人”といったものを「強み」と混同してしまう場合がありますが、「得意なこと」とは「強み」を活かすためのツールに過ぎません。
ここを勘違いしている管理職が非常に多いです。
ビジネスが求める「強み」と、個人の持っている「得意なこと」を上手く組み合わせてマネジメントすれば、効率良く成果を上げることができます。
是非、トライしてみください。
