「タイパ」知っていますか? 意味は「タイムパフォーマンス」ですが、使い方を間違えている人がいます。_ロジラテ思考
先日、某エンタメ業界のH氏からこんなことを聞かれました。
「飯田さん。タイパって言葉知ってますか?」
「タイパって、タイムパフォーマンスって言うんです」
わたしはコスパは知っていましたが、タイパなんて聞いたこともなく、その意味を聞いてびっくりしました。
タイパとは、いかに時間効率を上げるか?くらいの意味は分かりますが、実際の使われ方を聞いて、さらに驚いてしまいました。
H氏に、そのあたりについて聞いてみると、さらに驚きの答えが返ってきました。
1.このタイパの使い方。。。なんか変
コロナでリモートワークが浸透し、社員間のコミュニケーションの形が変わりました。
コロナ禍以前のコミュニケーションとは、リアルに話合い、メールやSNSは補助的な手段でした。
コロナ禍以後、オンラインやSNSが主流になったことで、コミュニケーションの形が大きく変わりました。
とくにSNSの位置づけは、かなり上がりました。
形式ばった文体は必要なく、口頭で話すようなコミュニケーションが取れます。
しかもグループラインにすれば、複数の人達と同時にオンライン上でコミュニケーションがとれる便利なツールです。
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H氏の会社でも、SNSコミュニケーションが主流になり、ある日こんなことがあったそうです。
新人社員にLineでメッセージを発信し既読になったのですが、レスが一向に来ない。
そのため携帯に電話したら、新人からこんなことを言われたそうです。
「Hさんは、よく電話されますよねぇ。。。」
「でも、Line入れているんだから、電話するってタイパ悪くないですか?」
H氏は唖然。。。返す言葉を失いました。
2.SNSって、本当に「タイパ」が良いコミュニケーションか?
新人君の言うことも一理あります。
Lineで入れてるんだから、わざわざ電話するなんて時間のムダです。
ただし新人君のレスが悪いと、途端に相手はレスを待つことになります。
この場合、新人君にとっては「タイパが良い」であっても、相手にとっては「タイパが悪い」ことになります。
つまり、レスの早さが、タイパの善し悪しが左右されるということです。
なんだか、独りよがりのタイパのような気がするのは私だけ?
3.日本人のコミュニケーションは、大丈夫か?
この新人君のようなコミュニケーションの概念が、日本のスタンダードになっていくとしたら、ヤバいことになります。
海外でビジネスをする場合、相手の目をみて、強く握手し、こちらに有利な場所に着地させなければ負けてしまいます。
交渉には以下の3つをフル回転させて相手と話し合い、リアルタイムで成果を勝ち取るコミュニケーションです。
つまり勝負です。
●欲しい情報はあるか?
●どう返せば有利になるか?どのタイミングで、
●どのカードを出せば有利になるか?
※交渉と議論については、添付記事を参照下さい
コミュニケーションにタイパなんて概念を持ち込む人達が、この日本に増えていったら、、、きっと外国の政治家やビジネスマン達に好き放題にされてしまうのではないかと心配になります。
皆さんは如何お考えでしょうか?
