見出し画像

【一筆】心地よい目覚めは健康への第一歩♪

鈴木啓太さん撮影

満足感は、私たちが、自分の目をどこに向けるかにかかっています。

完全に、今を生きていれば、旅を楽しむチャンスがどんどん増えていくはずです。

例えば、「風景」は、心理的側面と物理的側面の二つの要素が複雑に絡み合って生成されます。

風景の見え方は、

「何を見ているのか?」

によって、人それぞれです。

また、

「どのように見ているのか?」

その見方によって、風景として捉えられるかどうかが決まります。

山・川・海・湖等があるからそれらの景色なのではなく、それらを景色として見るから、それらの風景があるのです。

そう、自分を取り囲む環境があり、その環境を視覚的に捉え、その一部を風景として見る、ということが重要です。

【参照図書】
「ニッポン景観論」(集英社新書)アレックス・カー(著)

「自然の風景論―自然をめぐるまなざしと表象」(アサヒ・エコ・ブックス)西田正憲(著)

「景観人類学入門」(関西学院大学 現代民俗学・文化人類学リブレット)河合洋尚(著)



■本の風景(川)

「ほんのささやかなこと」クレア・キーガン(著)鴻巣友季子(訳)

「日本人は「社会」ではなく「世間」に生きている。

そう論じたのが西洋史家の阿部謹也だった。

西欧の社会はあくまで一人ひとりが形作るもので、社会のあり方は個人の意思で決まる。

しかし日本的な世間は何となくそこにあり、人々を縛る。

思い当たるところがあるだろうか。

ただ、世間に近いものは、西欧にも存在するのではないか。

英語にはピアプレッシャー(同調圧力)という言葉もある。

1985年のアイルランドを舞台にしたこの中編小説は、小さなまちの「世間」を浮かび上がらせる。」(有田哲文・書評より)


ところが、未来だけを見ていると、大事な瞬間を見のがしてしまい、自分が手にしたものではなく、手にしていないものを考えるという罠に落ちやすくなってしまいます。

成功へのカギは、幸福と満足の中間線をたどり、満足と幸福のバランスを取ることにあるのだと思います。


■本の風景(杜)

「あらゆることは今起こる」(シリーズケアをひらく)柴崎友香(著)

人の行動の特徴を、目に見える

「点」

で捉えて、周囲と比較するから、

「できる」

「できない」

という分類になってしまう。

例えば、時間に間に合うと間に合わない、部屋がきれいと汚い等々。

とすると、

「点」

ではなく、

「思考と行動を結んだ線」

を捉えて、言葉でつなぐことで、この二分法も変わっていき、

「できる」

「できない」

の二分法から自由になった先に、

「深層的ダイバーシティ(価値観・仕事観・宗教・学歴・職務経験・コミュニケーションの取り方・受けてきた教育(→人によってはデジタル格差もある)・第一言語・嗜好・組織上の役職や階層)」

「インクルージョン(「包括」「包含」「一体性」など)」

が待っているような気がする。


「あなたにとっての幸せとは何ですか?」

と聞かれて、今の幸せ、例えば、もっている幸せ・今の生活の中にある幸せを答えられる人は、幸せなんでしょうね。

それを、たくさん挙げられる人は、さらに幸せなのだと思います。


■本の風景(湖)

「庭に埋めたものは掘り起こさなければならない」(シリーズケアをひらく)齋藤美衣(著)

思考をあきらめない人だけが、苦しみの果てにある扉をひらくことができる。


将来の幸せ、そう、もっていない幸せだけを答える人は、今は、幸せではないのでしょうか。

遠くばかり見たり、急ぎすぎている人は、身近にある幸せを見のがしてしまいます。

寺田寅彦さんも、

「いわゆる頭のいい人は、言わば足のはやい旅人のようなものである。

人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある」

と言っていました。

自分がもっていないものばかりを考えるのではなく、自分がもっているものも考えるようにしたほうがいいと思いませんか?


■本の風景(海)

「世界を信じる」斎藤美衣(著)

「まっすぐな心がまっすぐに世界を見つめる。

生きるとは、手足を動かすこと。

歩いて、食べて、誰かを思うこと。

世界に触れて、世界の一部になること。

齋藤美衣の歌は、心と体と言葉と歌が一体になる喜びを伝えてくれる。」(大松達知・本書「帯文」より)

自分を静かに見つめる歌が印象深い。

「冬をする けふは一人で冬をする 金木犀はだまつてなさい」

「わたくしは夜であるかな内側をゆつくりとほる水がつめたい」

「右足のいつもほどける靴紐を結びなほして世界を信ず」

「なかぞらに舞うレジ袋 ふくらんだしろいおなかにわたしを容れて」

「きみの書く「衣」の字はいつもやはらかい わたしはすこしやはらかくなる」


そうそう、不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らしたいものです。

夢や目標をもって生きるのはいいことですが、将来のためだけに生き、今を犠牲にしてしまうのはよくないと思います。

今を大切にしながら、夢や目標を楽しんで生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。

朝生活で内から輝くワタシに!


■本の風景(一山)

「イリノイ遠景近景」(ちくま文庫)藤本和子(著)

「カモメの日の読書 漢詩と暮らす」小津夜景(著)

「マリアさま」(ちくま文庫)いしいしんじ(著)

「楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集」ルシア・ベルリン(著)岸本佐知子(訳)

「季節のかたみ」(講談社文庫)幸田文(著)

「三行怪々」大濱普美子(著)

「新版 百珠百華 葛原妙子の宇宙」塚本邦雄(著)尾崎まゆみ(解説)

「百年の孤独」(新潮文庫)ガブリエル・ガルシア=マルケス(著)鼓直(訳)

「『百年の孤独』を代わりに読む」(ハヤカワ文庫NF)友田とん(著)

「文化の脱走兵」奈倉有里(著)

「宙わたる教室」伊与原新(著)

ドラマ10【宙わたる教室】×Little Glee Monster『Break out of your bubble』スペシャルコラボMV | NHK


■参考記事


いいなと思ったら応援しよう!