【本日の思いつきバックナンバー】「一冊分おおきくなろう」版バックナンバー

【前書き】
2月の異称には代表的なものとして
「如月(きさらぎ)」
があり、その由来は寒さが残り衣を重ね着することから
「衣更着(きさらぎ)」
とされる説が有力です。
また、
「如月」
という漢字は中国の古書
『爾雅』
に由来し、春に向かって万物が動き出す意味を持っています。
▶参考記事:如月・梅見月・雪解月…… 2月の和風月名・異称・別名の読み方と意味
その他の2月の異称には、以下のようなものがあります。
「月」が付く異称
雪消月(ゆきぎえづき・ゆきげづき):雪が解け始める月
木芽月(このめづき):木の芽が出る月
梅見月(うめみづき):梅の花が咲く月
令月(れいげつ):何事も良い月、めでたい月
「月」が付かない異称
仲春(ちゅうしゅん):春の真ん中の月
恵風(けいふう):恵みの風が吹く月
花朝(かちょう):花の咲く朝、春の美しい季節
美景(びけい):美しい景色の月
これらの異称は、2月が冬の寒さの中にも春の兆しが感じられる季節であることを表しており、昔の人々が春の訪れを喜び待ち望んだ様子がうかがえます。
また、2月は旧暦では春の真ん中にあたり、梅や椿、ロウバイなどの花が見頃を迎える季節でもあります。
まとめると、2月の異称は主に
「如月」
をはじめとして、春の芽吹きや雪解け、梅の花など春の訪れを象徴する名前が多く使われています。
【漫文】
ひとはときどき、繋がりすぎる、と思う。
誰かと一緒もいいけれど、ひとりを楽しむぜいたくだってある。
はしがきもあとがきも無き一冊を統[す]べて表紙の文字の銀箔
(阪森郁代『歳月の気化』より)
同じものを見ていたら、同じものにしかなれない。
きのうの私と、きょうの私は、一冊ちがう。
親しむといふほどでなき一冊の諾ひやすし気が向けば読む
(阪森郁代『歳月の気化』より)
旅に出られる。
悲しい恋ができる。
裏切れる。
挫折できる。
嘘がつける。
傷つけたりできる。
死ぬほど迷える。
歴史をかえられる。
夕暮れの書店に集ひ一冊の本選ることに安らぐ者ら
(柴田典昭『樹下逍遙』より)
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精選版 日本国語大辞典 「異称」の意味・読み・例文・類語
い‐しょう【異称】
〘 名詞 〙 別の呼び名。別称。異名。
[初出の実例]「其実名を用ひずして、異称を設る等」(出典:公議所日誌‐六・明治二年(1869)四月)
【後書き】
【令和俳句叢書(その1)】胡蝶の夢
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