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竹田祐投手初勝利も祐大のおかげ

竹田祐投手初勝利も祐大のおかげ…?

ベイズターズ❜エールの在野です。ご無沙汰しております。公私ともにやることが多く…という言い訳には誰も興味ないので本題に入ります。竹田祐投手初勝利も祐大のおかげ…かもしれないと思ったので久しぶりに筆を執ります。まずはこちらの動画の1分ちょうどくらいのところをご覧ください。


予想を裏切るハイパフォーマンスを見せた初登板

2025年8月16日のプレーボールをベイスターズファンは期待と不安が入り混じった状態で迎えたのではないでしょうか。予告先発は昨年のドラフト1位の竹田祐投手、プロ初登板です。これまでファームで14試合先発していますが、必ずしも素晴らしいとは言えない成績でした。2勝5敗という成績にもそれは表れていますし、一球速報のデータ上でもストレートの球速が上がらず、試合を作っていても急に連打されてビッグイニングを作られてしまう(例えば4月29日や6月13日の登板がそうです)ことがありました。16日の登板機会も本来の先発予定だったケイ投手がコンディション不良により登板を回避したため、お鉢が回ってきたものです。とは言え、直近のファームでの試合は7回93球を投げ、5奪三振2四球で無失点という期待を抱かせる状況でした。
そんな状況で迎えたプロ初登板で竹田投手は素晴らしいピッチングを見せます。好調の中日打線を相手に7回90球を投げ、6奪三振1四球、被安打2に抑えチームを勝利に導きます。これぞ大卒経由社会人の即戦力ドラ1!という投球でした。

フレーミングに助けられているかもしれない

そこで気になるのが、ファームでの苦戦と一軍初登板でのナイスピッチングの違いはどこから生じたのかということです。冒頭の動画に戻ります。紹介したシーンは2回裏にドラゴンズ チェイビス選手から見逃し三振を奪うシーンなのですが、チェイビス選手が一塁に歩き出そうとしているとおり、かなり際どいゾーンのボールです。ベイスターズのこの日の先発捕手は山本祐大なのですが、その優れたフレーミング能力で際どいボールをストライクと判定させることに成功していました。捕手の優れたフレーミング能力が竹田投手と相性が良いのかもしれない、というのが今日の主題です。

まず竹田投手のピッチングの組立てから見てみましょう。竹田投手は最速153㎞/hのストレートを軸に、カーブやフォーク、スライダーなど多彩な変化球を投げる投手です。実際に映像を見て見ると、カーブで見逃しストライクを奪うシーンが目に付きます。このカーブとのコントラストで速球にも反応ができず見逃しが増えるということかなと考えています(球速の遅いカーブが見逃しストライクを奪いやすい傾向にあるのは事実ですが、その球種があることで速球系の見逃しが増えるかもしれないという点には特に根拠はありません)。その一方で、絶対的な変化球は持っていないように思います。続いて竹田投手のコマンド能力についてですが、こちらは低くないものを持っているようです。捕手のミットから大きく外れるような投球は少ないように思いますし、ファームの成績でも61.1イニングスを投げて与四球が17個なので、2.5/9イニングス程度と少ない方です。

以上の特徴から、際どいボールをストライクと判定されることは、ボールを見逃されやすい傾向にあり、かつ絶対的な変化球による空振りを奪いやすいわけではない竹田投手にとってプラスに働きやすいのではないかという仮説が立ちます。それをさらに助けるのが竹田投手のコマンド能力の高さです。ボールの軌道が同じであったとしても、捕手の構えから大きく外れたところに投げ込まれた場合はミットが動かなかった場合と比較してストライクがコールされにくい傾向にあります。竹田投手のコマンド能力によってフレーミングによる見逃しストライクをより得やすいというのは、彼自身の投球スタイルにとってプラスに働きます。

ファームでバッテリーを組んだ捕手(松尾、九鬼、益子、上甲らと組みました)と比較して山本捕手はフレーミングに優れますので、この差が8月16日の好投を実現する一因になったのかもしれません。祐大のおかげ…かもしれません。一応、根拠となるデータを示します。ファームでは61.1イニングスを投げ、全投球に占める見逃しストライク率は19.1%(183/957球)、これと比較して8/16の登板では22.2%(20/90球)と少し多く見逃しを奪えています。Yahoo!の一球速報アプリから手計算していますので、多少のズレはご容赦ください。今のところ、サンプル数が少なすぎるので意味のあるデータではありませんが、一軍での投球イニングスが増えてきたらまた分析したいと思います。

今後の期待

このように考えてみると楽しみなのが戸柱捕手とのバッテリーです。私はベイスターズの捕手で一番フレーミングがうまい一人は戸柱捕手だと思っているので、ぜひ竹田投手とのバッテリーを見てみたいです。とは言え、際どいボールがストライクと判定されるのは一試合のうち数球だけだと思いますので、大勢に影響はないと思いますが。
また、竹田投手がドラフトで指名された際に期待されたようなピッチングを初登板で見せてくれました。今後も同じようなピッチングを見せてくれることをとても楽しみにしています。


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