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【あと15mm足りない問題】ロボットにも起きるらしい。たぶんね。

最近ね、人型ロボットが家事をやる時代が来るって話をよく聞くじゃないですか。

掃除して、洗濯して、料理して。そのうち「おかえり」なんて言ってくれるやつも出てくるのかもしれない。知らないけど。

で、俺は木造住宅の現場監督なもんで、そういう話を聞くたびに一つだけ気になることがあるんですよ。

「そいつ、家の中でちゃんと動けるの?」



TeslaのOptimusを調べてみた

Teslaが開発を進めている人型ロボット「Optimus」は、身長約173cm、体重約57kg。

Teslaは2026年頃の本格的な生産拡大を目標に掲げていて、人型ロボットが工場だけじゃなく、家庭にも入ってくる未来を描いています。

で、気になったのが肩幅。

公式な寸法は公開されていませんが、公開映像や全身サイズから約45〜50cm程度と推定されています。

成人男性より少し広いくらい。

思ったよりコンパクトなんですよ。


廊下は通れそう。でも問題は「曲がること」

日本の木造住宅の廊下幅は、だいたい75〜80cm。

肩幅だけで考えれば、直進するだけなら十分通れそうです。

でも実際の家って、そんな単純じゃない。

ドアノブを握って扉を引く。

体を少し斜めにして入る。

L字の廊下を曲がる。

家具を避ける。

ここまで考えると、必要なのは肩幅じゃなくて動くための余白なんですよね。

現場で家具を搬入するときも、「通路幅は足りてるのに曲がれない」なんてことはよくあります。

なんだか、冷蔵庫の「あと15mm足りない問題」と同じ匂いがしてきました。


AIは「身のこなし」まで考えているらしい

Optimusには、Teslaの自動運転技術で培われたAI技術が活用されるとされています。

カメラで周囲を認識しながら、人間のように姿勢を調整して狭い場所を通ることを目指しているそうです。

つまり、「ギリギリ通れる幅」でも、ただ真っすぐ歩くだけじゃなく、その場に応じた動きを判断する。

これはなかなか面白い発想です。

イーロン・マスク氏も、「人間のために作られた環境で使えること」を目標の一つとして語っています。

ただ、現場監督としては一つだけ思うんですよ。

「一般的な住宅なら」という条件付きなんじゃないかな、と。


日本の住宅は、意外とクセが強い

新しい住宅ならまだいい。

でも日本には、

・狭小住宅

・築40〜50年の木造住宅

・変形した間取り

・増改築を繰り返した家

そんな住宅がたくさんあります。

廊下が750mm。

有効開口が700mm程度。

敷居に10mmくらいの段差。

引き戸のレール。

玄関框。

人間は何も考えず跨いでいるけど、ロボットには意外と難しい場所かもしれません。

住宅って、「住める」と「動きやすい」は別なんですよね。


バリアフリーは、ロボットにも優しい?

車椅子が使いやすい住宅では、廊下や出入口を広めに確保する考え方があります。

もちろん、それは人のための設計です。

でも結果として、人型ロボットにとっても動きやすい空間になる可能性はあります。

将来、「ロボット対応住宅」なんて言葉が生まれたとしても、その考え方の土台は、今のバリアフリー設計に近いのかもしれません。


充電する場所、どこですか?

あと、もう一つ。

そのロボット、どこで充電するんでしょう。

寝室の隅?

リビングの片隅?

専用の待機スペース?

今の住宅は、人間が暮らす前提でコンセントの位置も収納も決めています。

でも、人型ロボットが「家族の一員」になるなら、待機場所や充電スペースも住宅設備の一部になるのかもしれません。

昔はスマホの充電場所なんて考えもしなかった。

今ではコンセントの位置一つで暮らしやすさが変わります。

ロボットも、案外そんな未来になるのかもしれません。


家づくりは、また少し変わるのかもしれない

人口は減る。

職人も減る。

介護や家事の担い手も減る。

そう考えると、人型ロボットが暮らしの中に入ってくる未来は、意外と自然な流れなのかもしれません。

そうなったとき、住宅設計も少しずつ変わるでしょう。

廊下幅。

ドアの有効幅。

段差。

コンセントの位置。

ロボットの待機場所。

36年現場にいると、「家づくりは完成したら終わり」じゃないことを何度も見てきました。

暮らしが変われば、家も変わる。

そして、AIの時代になれば、その変化はまた一つ増えるのかもしれません。

その設計変更の相談が、全部現場に降ってきそうな気もしますけどね。

……知らないけど(笑)。


📖 今日の現場用語

有効幅(ゆうこうはば)

ドアや廊下などで、実際に人や物が通れる幅のこと。建具や枠の厚みを除いた「実際に使える寸法」を指します。住宅では普段あまり意識されませんが、家具の搬入やバリアフリー設計ではとても重要な考え方です。


💬 今日の一言

家は、人が暮らすために進化してきた。

その次は、人とロボットが一緒に暮らすための進化なのかもしれない。

知らないけど。

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