【海外競馬】🇬🇧2000ギニー観戦記【競馬場訪問レポ】
英国現地5月3日(土)、川崎がACLE準優勝を飾り、KYダービーで泥んこ馬場のなか日本勢が見せ場を作っていた裏で、ひっそりと英国クラシックの初戦も開催されました。
名前が「2000」ギニーで、皐月賞の元ネタなのだから、2000mのレースなのだろうと、競馬初心者のころは思っていましたが、こちらは1マイル(1600m)のレースとなります。他のクラシックレースはモデルとほぼ同じ距離(1000ギニー/桜花賞: 1600m、ダービー&オークス: 2400m、セントレジャー/菊花賞: 3000m)なので、むしろ皐月賞が1600mでないことの方が浮いているのですよね。何故なのでしょうか。
2000ギニーが開かれるニューマーケットは、競馬場だけでなく、調教施設やセリ会場などが集約されており、イングランド競馬の一大拠点です。ニューマーケット競馬場の特徴は、とにかくその規模にあります。周回できる形状ではない(逆L字型)ながら、4000mまで施行できるコースで、2000mのホームストレッチはそのだだっ広さを際立たせます。
そんなニューマーケット競馬場、これまで訪れた競馬場の中でベストを更新したので、ざっくりと見どころを紹介します。
とにかくチケットが安い(英国現地比)
大抵のビッグレースは、松竹梅の竹に当たるチケットでも50~90GBPほど(1万円~2万円かからない程度)の入場料がかかってしまいますが、2000ギニーは最も高いエンクロージャーでも、早期購入すれば、35GBP(7000円弱)に収まりました。
もちろん、日本の200円(≃1GBP)に比べれば高く感じますが、英国のビッグレースの中では最も安い水準です。参考まで、他に私が訪れる(or訪れた)ビッグレースのチケットの料金を示すと、🇬🇧チャンS: 37GBP(梅)、グランドナショナル: 85GBP(竹)、ロイヤルアスコット: 85GBP(松)、ダービー: 65GBP(4段階の上から2つ目)、エクリプスS: 36GBP(2段階の上)、KGVIQES: 50GBP(竹)、🇬🇧国際S: 43GBP(竹)、セントレジャー: 61GBP(竹)といったところ。最上のエンクロージャーを35GBPで買える2000ギニーは、エクリプスSと並んで破格であることがわかると思います。
日本でも皐月賞勝ちは(早熟性やスピードの点で)種牡馬価値など高くなる傾向にある(三冠馬は当然として、例えばダイワメジャー号など)と思いますが、英国でも2000ギニーの勝ち馬は大成する傾向にあります。特にFrankel号が有名ですが、ほかにもChurchill号やSaxon Warrior号などといった名馬がずらりと並んでいます。将来性のある馬が伝統あるGIを勝つシーンを安く見ることができるのは、2000ギニーの特長の一つと言えるでしょう。今回の勝ち馬Ruling Court号が、次走のダービーも制してカルティエ賞を受賞し、Frankelに負けず劣らずの名種牡馬となってくれたら、言うことなしです。
とにかく観戦体験が凄い
冒頭にも記したとおり、ニューマーケット競馬場は2000mのホームストレッチを有するため、2000ギニーを含むたいていのレースが直線レースになります。そのため、周回コースよりも馬が外ラチ側(スタンド側)を走ってくれる可能性が高いのが魅力的なポイントです。
レース観戦時に特におすすめなのが、Premier Enclosure(松)限定のHead On Standです。決勝線過ぎのエリアに、進行方向に向かい合うように建てられたスタンドで、馬がこちらに向かってくるシーンを間近で見ることができます。


とにかく視界が広い
既に何度かお伝えしているとおり、ニューマーケット競馬場は2000mの直線を擁する、とにかく規模の大きな競馬場です。周囲も調教施設のため、視界を遮る背の高い建物がなく、見晴らしがとても良かったです。双眼鏡があれば、スタートからゴールまで馬群をフォローし続けられるのではないでしょうか。

まとめ
こんな感じでニューマーケット競馬場での体験は、これまでの欧州競馬場訪問の中でも随一のものでした。2000ギニーの開催日は例年、日本のGW期間に当たりますし、何かヨーロッパのGIレースを見てみたいという方にはおすすめできます。是非Premier Enclosureのチケットを買って訪れてみてください。
