【朗読】朗読劇って?
最近、「朗読劇」の公演が増えたような気がします。
この「朗読劇」なるものについて、私はよくわかりません。
「偏見」を持っていると言ってもいいかもしれません。
以前講師をしていた高校には「声優コース」というものがありました。
そこでは秋か冬に「芸術発表会」なるものが行われています。
その中で声優コースは「朗読劇」をします。
一カ月間、通常の授業は全部中止で、朝から晩まで練習します。
生徒が企画からシナリオ作り、演出まで自主的に、というのが建前ですが、最後は一人の講師が仕切ります。
そこで我々が見せられる「朗読劇」は、、、
私には「朗読劇」と「群読」との違いがわかりませんでした。
マイクが十本ぐらい立ち、生徒が時々マイクポジションを変えてセリフを読み上げるだけのものでした。
実は「群読」というものの定義についてもよく知りませんが、これがいわゆる朗読劇?という疑問を持ち続けていました。
そんなある日、先月の事です。
朗読会の最後に「朗読劇」もありました。
男性三人による朗読劇です。
一人は演劇の公演などで名前を見たことがある方です。
大人の、入場料をとっての公演ですから楽しみにして会場に足を運びました。
おぉ、高校で見た「朗読劇」とは全然違う。
簡単なセットが組んであり、小道具もある。
何よりも、マイクが立ってない。
始まりました。
影の声でナレーションが入ります。
ふんふん、これが地の文に当たるわけだな。
男性が自転車を押して出てきて公園のベンチに居た別の男性との会話が始まります。
なるほど、これは地の文に対する台詞や会話ではなくて、完全な演技なんだな。
物語りは展開していきます。
でも待てよ。
台詞も演技も「演劇」なんだが、目線が不自然だぞ。
手に持った台本にチラチラ目を落とす。
演技で台詞を発しているのではなく、台本を読んでいるように感じてしまう。
最後まで、台本を手にして、台本をチラチラ盗み見ながら「朗読劇」は終わりました。
正直な感想は、
「台詞を覚えてないだけじゃないの?」
朗読劇というものはいったいなんなのか、ますますわからなくなりました。
私は朗読では地の文を聴くのが好きです。
朗読をする人が、地の文をどんなトーンで、どんな間で表現するか、それを聴くのが好きなのです。
それは音楽を聴くのと変わりないのかもしれません。
つまり私は、、、、
え?
単なる声フェチ?
