君達は納豆カレーの美味しさを知っているか|なんでも擬人化。|イラストの標本箱
「異端」と呼ばれる組み合わせがある。
人はそれを、時に好奇の目で眺め、時に「混ぜるな危険」と揶揄する。 だが、歴史が証明してきたように、真のパラダイムシフトというものは、常に相容れないはずの二つの天才が出会った瞬間に起きるものだ。
……前置きが長くなったが、本日、私が君達に問いかけたいのは、他でもない。 「君達は、納豆カレーの美味しさを知っているか」ということだ。
片や、インドの地で生まれ、大英帝国を経由して我が国で独自の進化を遂げた、スパイスの魔術師・カレー。 片や、藁(わら)の寝床でじっと時を待ち、粘り強さだけで日本の食卓に君臨し続ける、発酵の重鎮・納豆。
国籍も、育ちも、まとう匂いすらも全く違う二つの存在。 普通に考えれば、彼らが出会うはずはなかった。交わるはずのなかった二つの運命が、一つの皿の上で邂逅(かいこう)したとき、一体どんなドラマが生まれたのか。
これからお見せするのは、そんな二人の、決して平坦ではなかった愛と葛藤の物語だ。
それでは、紙芝居の幕を開けることにしよう。 少々クセは強いが、一度味わえば抜け出せない、深淵なる世界へようこそ。
第1幕:突如たる和風プロポーズ(起)

背景は和と洋が不調和に交わる空間。
長身のサムライ・納豆くんが、高貴なカレー王子の前にひざまずき、自慢の大刀「藁出土棒」を掲げて真っ直ぐな瞳でプロポーズをする。
「美しいカレー殿! オイラと一緒になって、新しい世界を見に行きませんか!?」
第2幕:気高き芸術の拒絶(承)

カレー王子はマントを翻し、カレースプーンの杖からスパイスのバリアを展開して激しく拒絶する。
納豆くんのネバネバや藁の糸を「汚らわしい」と全力で遠ざける。
「お前なんか絶対に嫌だ! 私は由緒正しきスパイスの芸術。お前のようなネバネバと一緒になるなど、私のプライドが許さない!」
第3幕:運命のまぜまぜタイム(転)

しかし運命のスプーンが二人を襲う! 激しくかき混ぜられ、お皿の上で巨大な「味の渦」が発生。カレーのルーと納豆の粘糸が螺旋を描き、二人は強制的に大密着してしまう。
「いやだと言ってももう遅い! それ、まぜまぜタイムだー!」
「いやぁぁ! 私のスパイスが、彼のネバネバと…!?」
第4幕:新世界への気づき(結・前)

激しい攪拌が収まったとき、カレー王子の表情がハッと見開かれる。
納豆の「大豆のコク」と「アミノ酸の旨味」が、トゲトゲしていたスパイスの辛さを優しく包み込み、これまでにない深い「まろやかさ」へと昇華させていた。
「……あれ? 悪くない、どころか……美味しい!?」
第5幕:最高の相棒(結・後)

お皿の上には見事な「新世界」が広がっていた。
すっかり仲良く手を繋ぐ二人。
王子のマントには黄金色の粘糸が美しく刺繍のように施され、納豆くんの羽織にはスパイスのブローチが輝く。
少し照れくさそうにツンとする王子を、長身の納豆くんが優しくエスコートする。
「フン、まぁ……お前となら、悪くないかもね」
(おわり)
今回はハムカツさんプロデュース『何でも擬人化。』の企画参加記事でした!
納豆カレー好きなんですよねぇ、、、
でもリアルの友達にいうとかなりドン引きされること多いのですが笑
特にCoCo壱番屋のカレーに納豆が合うんですよ〜
ぜひ気になった方はお試しあれ!
ハムカツさんの企画『何でも擬人化。』は今回は2つの食べ物を使って擬人化してみようというテーマになってます。イラストでも小説でも創作なら何でもOKとのことなので、興味が出た方はぜひやってみましょー!
ハムカツさんの記事のリンクをつければ参加になります!
■おまけ
カレー王子と納豆君の設定資料、そしてキービジュアルになります!やっぱchatGPTのキャラクターシートは綺麗に出ますね!




■コングラボード(2回目)

ついに水平思考ゲームの記事がコングラボードに!!
嬉しい(*^^*)
