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【水平思考ゲーム】記録No.004:名誉な昇進【解答】

はじめに

この記事は、解答編になります。
問題にチャレンジしたい方はリンクの方を先にご覧ください。

【問題】

女は、夫の親友から「あいつ、昇進が決まったよ」という報告を受けた。 

夫と親友は同じ職場、かつ同じポストを争う良きライバルだったが、親友は昇進しておらず、夫だけが昇進したという。

本来なら喜ぶべき知らせだが、それを聞いた彼女は、その場に泣き崩れてしまった。一体、なぜ?


【解答】

できれば2人で

夫は戦死し、「二階級特進」を遂げたから。

夫と親友は、最前線で戦う兵士でした。彼らの国では、任務中に命を落とした(殉職した)者に対し、その功績を称えて階級を二つ上げる「二階級特進」という制度がありました。

生きて帰還した親友が告げた「夫だけの昇進」は、暗に「夫が名誉ある死を遂げたこと」を意味していました。

妻はその言葉の裏にある残酷な真実を悟り、深い悲しみに暮れたのです。  


ロジック

この問題には、日常の言葉が持つ「盲点」を利用した2つの仕掛けがあります。

1. 「昇進」という言葉の罠

一般社会において昇進は「成功」や「報酬」を意味しますが、軍隊において、特に「一人だけが急に昇進する」という状況は、戦死した際に行われる**『二階級特進』**を指すことが少なくありません。

2. 親友の「報告」の裏側


親友は、共に戦場を生き抜く約束をしていたのでしょう。しかし、自分だけが生き残り、親友(夫)だけが「名誉」という形での昇進を手に入れてしまった。その残酷な対比が、妻に最悪の結末を悟らせたのです。

■ 編集部より:思考の裏側

「昇進おめでとう」と言えない状況がこの世には存在する。

このパズルを解く鍵は、**『名誉という言葉が、時に命よりも重く、そして虚しいものになる』**という戦時下のリアリティにありました。

妻が流した涙は、夫の功績に対する喜びではなく、二度と帰らぬ人となった夫への絶望だったのです。

また、次の謎でお会いしましょう。

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