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【建築のタネ】素材の連続性

素材の連続性

─空間の印象は足元から─

No.055


空間デザインにおいて、素材の選び方や使い方次第で、空間全体の「一体感」や「切り替え感」を自在に調整することができます。

たとえば、同じ床材が廊下からリビングまで連続していれば、空間全体がつながって感じられ、視覚的な広がりや伸びやかさが生まれます。

壁と床の素材がズレているのも
表現としてはアリです!


■素材の使い分けがつくる効果

連続した素材は、空間を“つなげる”力を持っています。床材だけでなく、天井材や壁の仕上げ材でも同様で、同じ質感や色味が続くことで、どこか落ち着きのある、整った印象になります。

逆に、素材の切り替えは視線の区切りや動線の誘導にもなりえます。まるで無意識のサインのように、私たちの行動を導いているのです。

つまり「どちらに振り分けるか?」を素材の使い分けで示すのです。



■意図的な切り替えが生む遊び心

ただし、連続させるばかりが正解ではありません。あえて素材を切り替えることで、空間にリズムが生まれたり、アクセントが加わったりします。たとえば、モダンな空間の中に一部だけ素朴な木材を取り入れると、そこに特別な意味を感じさせる“場”が立ち上がります。

素材の使い方で、「ここが境界だ」と主張することも、「ここには境界なんてない」と感じさせることもできる。 それこそが、素材が持つ“建築的コミュニケーション力”なのかもしれません。

虎ノ門ヒルズ「オールプレス・エスプレッソ」
画像:PR TIMESより

床の切り替え場所がかなり特殊な事例
建築のタネ No.126 「リースラインのデザイン」

通常はリースラインと呼ばれる「契約上のライン」で素材を区切るが、共用部へはみ出すように素材を切り替えることで共用部にはみ出て営業しているような賑やかな雰囲気を演出している。



■まとめ

素材の選択とその使い方次第で、空間体験は大きく変わります。単なる仕上げではなく、空間に意味や感情をもたらす要素として、素材の選定方法にもう一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。


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#建築 #建築設計 #体験設計 #境界


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もし、空間をグループ化するなら
そこはどんな床がふさわしいか
少し考えてみてください!

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