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【建築のタネ】たかが2mm されど2mm

たかが2mm されど2mm

─細部の工夫が、美しさを決める─

No.084


壁や床などの異なる素材が接する場所には、一般的に「見切り」を入れるのが常套手段です。見える部分はわずか1~2mmですが、この「たかが2mm」の工夫によって、仕上がりの美しさが格段に変わるのです。

断面図の書き方がおかしいと思うでしょう?なぜ見上げ断面?と。
奇遇ですね。わたしもそう思います。


■神はディテールに宿る

ディテールと言うと「神はディテールに宿る」という言葉を残した建築家、ミース・ファン・デル・ローエを思い出すかもしれません。もっとも、この見切りの処理はディテールというより「慣例」に近いものですが、極めて有効に作用します。
槇文彦さんや内藤廣さんの仕事においては、驚くほど詳細にディテールを検討していることで知られていますが、物件1つ1つで独自の納まりがあるほどには様々な検討を重ねられています。

ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ
ヒューゴ・エアフルト - MKG Sammlung Online, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=86431569による


■ 見切りがもたらす美しさ

・ 異素材をスムーズに繋ぐ
→ ブリックタイルとビニルクロスなど、質感の異なる素材を美しく納める役割を果たす。

・ わずかなラインが空間を引き締める
→ 2mmのステンレス見切りが、意図的に配置されることで異素材間にラインが美しく通る。

・ 職人技が光るディテール
→ 2mmを均一に仕上げるには、下地の調整など一定の施工精度が求められる。

ののの(BEAVER)撮影
自社内装仕上げの納まり


■ ディテールの積み重ねが建築をつくる

このように、見切りのような細部へのこだわりが、建築全体の印象を大きく左右します。たった2mmの処理が、空間の質を高める「されど2mm」の奥深さなのです。


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#建築 #建築設計 #実務 #見切り #ディテール


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