建築総合情報サービス BEAVER です!
こんにちは!BEAVER編集部です。
建築設計に関わる、総合情報サービスとしてメディア運営をしているのが私たち、BEAVER(ビーバー)です。
今回はBEAVERのXアカウントで展開している「建築のタネ」というコンテンツについて、noteでも掲載することにしましたので、そのお知らせになります!
少し長いので、「5.配信予定のコンテンツ」だけでもご覧ください!
1.「建築のタネ」って何?
BEAVERのXアカウント限定で配信しているコンテンツの1つが
「建築のタネ」という設計に関するコラムです!

BEAVERのこのコンテンツの知名度は徐々に上がってきており
「おそらく…好評なのでは……?」…という手ごたえです。
日々、発信している内容としては以下の通りです。その一例。

【090. 文脈とボリューム】
「周囲と調和するか、対比するか?」
新しい建物を設計するとき、周囲の建物や環境との関係性(=文脈)をどう扱うか が重要なポイントになります。
たとえば、周囲のスケールに調和させる のか、それともあえて対比を生む のか。この選択によって、建築の印象は大きく変わります。
(…以下400字程度の解説と実例紹介など)
…このようなコンテンツです。いかがでしょうか?
じつは、これは私が学生の頃に「こういうのがほしい!」と思っていたコンテンツの1つです。
意匠設計の研究室で日夜、建築の本を読みながら模型を作り、「何の本を読めばいいんだ…?」「何の勉強をすればいいだ…?」とよく思っていた記憶があります。
そもそも意匠設計には何ができるのか?というところから
その全体像がよくわからなかったのです。
2.そもそも意匠設計って何?
「建築の意匠設計」というのは、1級建築士などの国家資格として確立され、諸々の面で体系化されているはずなのですが、あまり全体像が分からないうえに、技能としての射程範囲も広く、その把握が困難です。少しわかりにくいので解説します。
大きく分けて、設計には2つの役割があります。
01. 決まり事や調整事、法的裏付けの取得

お金を払うのは「施主(せしゅ)」ですが、施主は建築の専門家ではありませんので、「施主の思い描くイメージ」を、実際に建物を立てられる状況(図面/行政手続き/法的手続き)にまで落とし込むのが設計者の主たる技能です。
施主は様々な要望を伝えてきますが、やれること、やれない事を判断して、施主と対話しながらイメージを具現化してくのが設計者の仕事です。
「設計=デザイン」と思われがちですが、業務の大半は膨大な変数の調整なのです。
これらの業務内容というのは、建築士試験の設問としてある程度は体系化されており、「士業」として多くの設計従事者はこの部分を仕事にしている、と言ってもよいです。
02. 建築の意匠デザイン

建物にはデザインに優れたものが多くあり、その建物の意匠性がどれほど重要であるかは自明でしょう。
ただ、このデザインの部分は、情報が体系化されて整理されている状況とは言い難いかもしれません。近代建築まではある程度体系化されたカリキュラムが教育機関で共有されていますが、それ以降の解釈はまばらです。
また、建築はアートとは異なりますが、その意匠性には属人的な側面が強く、世の中に広く共有されていないところもあります。ただ、幸いなことに、歴代の名匠たちによって、世の中には多くの書籍が出版されています。
ただし、造形という非言語を扱うためか、内容は難解なものが多く、内容も多岐にわたります。仮に、有名な書籍であっても「知る人ぞ知る」の域を出ずにあまり共有されていないうえ、専門書であるため価格もそれなり…といった背景もあり、建築意匠の共通言語が育たない、状況が見受けられるのです。
以上のように、建築の意匠設計者は
・「士業としての技能」の部分
・「デザイナー」としての部分
…この相反するかのように見える要素を高度に統合し、施主の理想を込めた建物を、図面として出力する職能なのです。
3.コンテンツを配信する目的
先に述べたように、設計におけるデザインの部分は、未だ体系化されているとは言い難い部分があります。
よって、BEAVERにおける一連のコンテンツを作る目的は…
とにかく繰り返し繰り返し投稿して
「投稿している内容を世の中のあたりまえの共通言語・共通認識とする」ことです。
そして、記事と記事、あるいは外部のサイトが網目のように繋がりあい、このnoteをハブとして情報と情報を繋げることで、
「偶発的な、情報との出会いを創出する」こと。
それがこの一連の設計コンテンツの目的です。
4.現代の「パタン・ランゲージ」へ
私がこの構想を考える中で、「パタン・ランゲージ」というという書籍の存在を思い出しました。1977年出版ですから、およそ50年も前の書籍ですが、現在も書店に並んでいる、20刷を超えるベストセラーです。

「パタン・ランゲージ」(Pattern Language)は、建築家クリストファー・アレグザンダーが提唱した概念で、同名の書籍を1977年に出版しています。
これは心地よい空間を生み出すため環境の「型(パターン)」を体系化したものです。彼は、建築や都市デザインに共通する普遍的な法則を見出し、それを誰でも活用できる形にまとめたものです。

この書籍の素晴らしいところは
独自のリサーチに基づく253項目もの視点の提示とその分類
裏付けとなる知見や具体例を列挙
同書籍内の関連項目同士をリンクさせている
図や写真で視覚化されている
この4点です。
各項目をナンバリングしたうえで、短いタイトルがついているため、道具としての取り回しの良さも魅力です。
パタン・ランゲージは都市から建築に至るまで、広範な環境設計上の「言語」ですが、まさにこのパタン・ランゲージの考え方やこの書籍のまとめ方というのは現代にも通じるのではないか、と判断しました。
というわけで…「現代のパタン・ランゲージ」をつくろう!
というスローガンをもとにやっていきたいと思います。
内容は粗削りな部分も多いのですが、少しずつ内容を変更しながら、ブラッシュアップしていきたいと思っています。
5.発信予定のBEAVERのコンテンツ
現在配信中・あるいは今後予定しているコンテンツは5つあります!
コンテンツ01:「 建築のタネ」

既にXアカウントで投稿している(たぶん)人気のコンテンツです!
建築設計に役立つであろうトピックスを1000文字くらいのコラムと一緒に図付きで投稿しています。なかなかマニアックな内容かも?
こちらは、Xアカウントと連動しますので、そちらもよければフォローをお願いします!

コンテンツ02:「海狸図書館」

こちらでおすすめの書籍を紹介しています!「建築のタネ」と連動して、その裏付けデータとしても機能します。
ビーバーって海狸って書くそうです。うみのたぬき。
コンテンツ03: ソフトウェアのスキルに関するコンテンツ

現在「BEAVER MEDIA」で以前から掲載しているソフトウェアのスキルに関して、「BEAVER MEDIA」と連携して投稿していきます。
コンテンツ04: 施工に関するコンテンツ(準備中)
施工のコンテンツはいずれ各地の施工業者さんの教科書になるようなものを配信出来ればと思っています。施工管理者や職人さんにも役立てるような内容を準備中です。
コンテンツ05: 建築物の写真を掲載(準備中)
建築物の写真を掲載します。一見は百聞に如かず!とはよく言いますが、空間はやはり体験しなければわからないことがたくさんあります。
本当は直接見に行くべきなのですが、建築物は動きません…。建築を見る旅行はやはりお金がかかりますので、なるべく多くの写真を集めて掲載できればと思っています。
その他
有料コンテンツも一部あります。今は無いです。
例えば、かなり制作に力を入れたコンテンツや、note同士を繋げたネットワークの一部を将来的には有料コンテンツとする予定です。ただし、100~300円程度です。
※今後、状況に応じて変更があるかもしれません。
おわりに
取り急ぎ、少し触っていただいて、「なるほど!BEAVERはこんな感じか!」と思っていただければと思います。
noteの記事1つ1つは今後も継続的に更新しながら「使って」いきます。
具体的な建築事例や、それに関連するリンクを随時更新していきます。BEAVERのX公式アカウントでは順番に過去のコラムを毎日掲載していますので、このnoteの記事と連動させて運用していきます。よければこちらのnoteとあわせてフォローしていただければと思います。

