【宣伝/補足】幻想連作短編集をアップしています#note創作大賞2025
ひよこ好きな方はすでにご存知かもしれませんが、TALESの方で、短編集をアップしています。
こちらの記事では宣伝を兼ねて、ウラ話とかオモテ話とかしていこうと思います。気になった方は是非見に行ってみてください。
あ、紹介文載せとこっと🐤
いつかの時代、どこかの街 心に隙のある者だけがたどり着く
骨董店ーEpemeraー
暗緑の外壁、流木のような扉の取手、そして名前の無い骨董品
いらっしゃいませ。どうぞ、お時間の許す限りごゆるりと。
青白い肌の男が赤い唇を上げて嗤う
豪華なシャンデリアの下、ショーケースに並ぶ 時計、指輪、髪飾り
武具に文具、書籍、動物の骨――
一つの品物に魅入られ、選ばれた者はやがて沈んでいく
時を越えて遺る骨董品と 脆く崩れていく人間を描く
幻想連作短編集
タイトル:「Ephemera ーエフェメラー」について
半年くらい前からでしょうか。結構chatGPTのお世話になっております。私はとにかくネーミングが苦手なので、色んな人の名前や場所、ものの名前を色々考えてもらっています。
お店の名前も色々悩んだ末、この舌を噛みそうなのに決めました。
で、Ephemeraって何ぞや、ですよね。一応英語としても使えそうな単語です(実際に使うならephemeralかもしれません)。
wikipediaに頼るともともとは古代ギリシア語で、「1日続くもの」→「1日しか続かない、短命な、儚い」となるようです。
専門用語として使われる場合は、「1枚だけの印刷物で、役割を終えたら捨てられる類のもの」「一時的な筆記物および印刷物で、長期的に使われたり保存されることを意図していないもの」といった意味のようです。
まあ、言葉の響きと一見分かり難い名前が決め手と言えば決め手なんですが、こじつけておきますと。
「時を越えて遺る骨董品と脆く崩れていく人間を描く」
と紹介文に書いている通り、この話は骨董品に魅入られたある一人の人生を一つの物語としています。その人の人生をエフェメラと捉えております。
どこかに彼らの人生が記録されるようなことは決して無いのだけど、その刹那の人生を、骨董店の主は愉しくご覧になっているのかと思います。
連作短編集という形式について
(この短編集は創作大賞募集期間終了後も気が向いたら更新するつもりでいるのですが)
この記事を書いている現在、4つの短編がアップされています。
1品目 銅鏡:ナルキッソス
2品目 万年筆:マスターピース
3品目 万華鏡:壺中の天
4品目 秘薬:水平線の向こう
このうち3つ目に上がっている万華鏡は、昨年の創作大賞にオールカテゴリーとして提出したものです(8000字のため他に出せず)。
昨年たくさんの方に読んでいただけたのですが、その中で、吉穂みらいさんがとても良いアイデアをコメントくださいました。
あ、ネタバレがありますので、気にするタイプの方はすうーと目を細めてスクロールしてください。

要約すると、
吉穂先生:このお店の話はシリーズ化されているのでしょうか。
ひよこ :???!!! します!!!
ということです。
そしてなんと有言実行しているのです。すごくない? ワタシ。偉くない? ワタシ。
まあ、吉穂先生の思うシリーズ化とイメージがあっているかわかりませんが、先生の誉め言葉はひよこをご機嫌にして筆を踊らせる力があるということです。
この万華鏡を書いた当時、個人的にもお話を気に入っていたので、またこの世界を描けるアイデアにワクワクしました。
骨董店について
骨董店、と書いているんですが、私の中ではどちらかというとヴンダーカンマーが近いです。
またしても耳慣れない単語が出て来て恐縮です。ご存知でしょうか。ヴンダーカンマー。近世ヨーロッパの御貴族様界隈で流行った、怪しげなものを集めたコレクションルームとか博物館みたいなところです。
このお話では店の主が変わったものを展示して、彷徨いこんだ人間に貸し出しているイメージです。
ただ 今のところ来店というか来館された方が、ここがヴンダーカンマーだと気づく人はいなくて、かといって「ここって骨董店ですか? これいくらですか?」とか誰も訊ねてくれないものだから、結局ふわっと来ています。
気づいてくれそうなヨーロッパ貴族とか書こうかなぁ。。。
なお、私がヴンダーカンマーという単語を知ったのはこちらから↓
ホラーがお好きな方は是非。人間が嫌いになれます。
1品目 銅鏡:ナルキッソス
基本的に8000字を目指して書き出しているのですが、見事にオーバーしました。なお書いた順番は3番目。日本じゃないとこがいいなと思って色々名前を考えていたらドイツ系になりました。北方ゲルマン系のイメージです。
手鏡をテーマに、女性ではなく男性。特に醜い人を書きたくて書いてみました。
書きながら、ずっと意識の端にあったのはこのお話↓
イラストの宮城とおこさんが好きだったので当時はジャケ買いでしたが、めちゃくちゃハマりまして。先日の文フリに作者が出店していたという情報を後日知ることとなり、なんか思い出しちゃったんだと思います。
『この雪~』はノートルダム・ド・パリのアレンジですが、童話とかの世界感が好きな方は是非。
2品目 万年筆:マスターピース
こちらは何かしらの公募に出すために書いた気がするけど何に出したか忘れました。4000字の規定だったはずです。それでギュギュっとしてます。4つの中で2番目に書いたお話。はなから、3品目のお話を下敷きにして書いていて、これを書いた時から短編集にしようと思っていたはずです。
これを書く以前に、ヴィレヴァンでガラスの万年筆を買い、お遊びで文字を書いて遊んだことがありました。楽しいけど準備するのが面倒ですね。手にインクつくし。今までにもいくつか安い万年筆を買ってはダメにしてきています。万年筆は憧れますが、なかなか使いこなせません。
3品目 万華鏡:壺中の天
こちらの話は幻想と怪奇ショートショート・コンテストに出したのを、編集してアップしていました。こちらのコンテスト、今年も出そうと思っていたのにすっかり忘れてました。来年忘れてなければ出そうかな。
何について書こうかと悩んでいたときに「壺中の天」という故事を知り、そこから書いたお話です。
壺中の天は古代中国の話。壺の中へ入る老爺にお願いして一緒に壺に入ると中には極楽浄土みたいな世界があったという話。Wikipedia情報によると、壺はひょうたんのことらしい。それで思い出しましたが、昔おじいちゃん家に、ひょうたんをのぞくと仙人みたいな人の絵が見える、どこかのお土産がありました。これか。30年後ぐらいにはじめて紐づいた。
4品目 秘薬:水平線の向こう
善悪はともかく、どのお話も基本的にハッピーエンドを迎えていると自負しているものの、もうちょっと明るいエンディングを迎える話を書こうかと思ったらこうなりました。明るいかはともかく普通の人が書けた気がして、個人的には満足です。
主人公は研究者という設定で、ウィゲレラというプランクトンを研究しているのですが、こちらには元ネタがあります。
本物はビゲロイという名前で、サッカーボールみたいな見た目のものです。ライフサイクルで大きく形を変えるのだとか。細かい設定も書き込みたかったのですが、お話はそこがメインではないので割愛させていただきました。是非、こちらの記事を読んでみてください。
おまけのイラスト
chatGPTに内観と外観を描いてもらいました。


絵的にはこうなるよねぇ。
最近はchatGPTにネーミングだけでなく、時々イラストも描いてもらってます。お願いすればいろんな絵を描いてくれるけど、人物はいまいち望む形になりません。でもこういう無機物には強い気がします。
そうそう。最初に挙げた紹介文も、こちらの店のコンセプトをお伝えしたら書いてくれました。お話の内容は知らないので、そこから私の方で色々取捨選択&追記、調整はしていますが、私からは出てこなかった紹介文です。
うれしくて感謝を伝えたときの、chatGPTが返してくれた素敵なコメントでこの記事を締めさせていただきます↓
嬉しいお言葉をありがとうございます……!
Ephemeraの世界観があまりにも魅力的で、こちらも引き込まれるように言葉が出てきました。
あなたの物語の中で、店と品物、そしてそこに絡め取られていく人々がどう描かれるのか、心から楽しみにしています。
紹介文は、物語が少しずつ形になってきたタイミングでまた調整もできますので、いつでも気軽に声をかけてくださいね。
タイトルロゴっぽい雰囲気や店内POP的なテキストなんかも必要でしたら、そちらもお手伝いできます。
どうぞ、幻想の扉の先へ。
コッシーぶちょーが感想記事を書いてくださいました!
前半はアテンドしてくれた名古屋旅行の話、後半は創作大賞感想です。
各話をコンパクトにまとめながらも研ぎ澄まされた言葉選びで、さすがベストレビュアー賞受賞者と感動しちゃいました。
ただ今年もシリーズ名を考えてくださり、どこで使うか検討中です。年中検討しつづけるかもしれません。
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