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【雑記/紹介/応援】ピュアな異種恋愛。ミサキミラー#創作大賞感想

 皆様、SFはお好きでしょうか。ファンタジーはどうですか。特にイケメンが出てくる恋愛要素とか入ると最高ですよね。というわけで、全部乗せがこちらです。



 大橋ちよさんは、長編から短編まで書ける多作の作家であり、バンドのボーカルであり、作曲もすれば詩も書くし、絵だって描ける。ドラマ・アニメも専門家かかと思うほどビックリな量を観て紹介し、家庭を大切に子どもも育てちゃう、私よりも人生12倍くらい謳歌されているのではないかというスーパークリエイターです(なんか1個くれ)。

 初っ端からあとがきを引用するのもなんですが、

文章と音楽と絵が私にとってはワンセットなのです。

あとがきより

 いやいやいやいや。
 ワンセットにできる幅広クリエイターがそもそも稀有じゃ!


 とまあ、他人様の才能に嫉妬を爆発させながらも、お話は楽しませていただきました。

 まずはあらすじからご紹介です。

あらすじ
人を喰らう種族“ヴァンラス”と人間の女の子の物語
人を捕食する一族の長男ケイプリアンは、ある攻略対象領域の偵察でひとりの女の子ミサキと出会う。笑いながら殺すとの都市伝説から “道化” の異名を持つケイプリアンだったが、人間の女の子ミサキに執着し接触を繰り返すことにより、その心情に変化が起き始める。
一方のミサキも、何となく周りに流されて生きて来た主体性のない人生から意思を持って行動しようとするようになっていく。
喰う側と喰われる側の心の交流は成立するのか。そして両者の間に平穏は訪れるのか。
ミサキとケイプリアンを通してこの世の正当性を問う。
※多少残酷なシーンが含まれます。

あらすじより

 人間を喰うヴァンラスと喰われる人間という関係です。別の領域に住んでいるヴァンラスは、狙いやすい他の領域の人間を見つけて捕食していく。

 SFやファンタジーは正直書くのが難しいです。だって我々が生きている世界とは違う世界を描くのですよ。その世界の説明が要ります。しかもお話を邪魔しないように、説明的にならないように、かつ読者がすっとわかるように伝えないといけない。

 この話のオススメポイントのひとつがこの見せ方だと思います。世界観も結構複雑だし、その未知の世界の歴史とか繁殖の仕方とか何故襲うのかとか、説明しないといけない新しいことがたくさんあるのだけど、それをストーリーに沿って解説しています。これがSF・ファンタジーを書く人の登竜門だと思ってます。

 お話が進むにつれ、「お? なになにそれ!」と興味を引くものがぽん、ぽんと置かれており、さながらエサをついばみ進んでいきワナにかかる鳥のように、次へ次へと読んでしまいます。

 そして秀逸なのが、ただのラブストーリーではないところ。あ、そうか。異種族だもんね、と思わせられる描写も多く、それが世界観をグッとリアルにする。

 大橋ちよさんのイメージは、私にとって「めっちゃアニメ観てる人」なのですが、お話はアニメーションのように頭の中で再生されます。文章と音楽と絵がワンセットというのもあり、かなりイメージがしやすいのかもしれません。KADOKAWAさん、どうっすか? やりませんか? アニメ化。


 なお、あらすじの最後にあるとおり「※多少残酷なシーンが含まれます。」
 個人的にはホラーは苦手でも、グロとスプラッタは大丈夫なので全然OKですが、苦手な人は片目つぶってご覧ください。ほらだって、ヴァンサスがそういう種族ですから。モグモグタイムはあるのです。


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