🎬 追い詰められた大人がつく「秒でバレる嘘」。扁桃体ハイジャックと、残された“真の異常”【Code: Mn-137 Ep.08 台湾の真相と残された謎 公開】
こんにちは、Bell noteです。
世間を騒がせる事件や不祥事のニュースを見ているとき、こんな風に呆れたことはありませんか?
「いくらなんでもそんな言い訳、調べればすぐにバレるって分かるだろうに…」
「あんなに立派な大人が、なぜあんな子供騙しの嘘をついて逃げようとしたのか」と。
防犯カメラがあるのに「やっていない」と言い張ったり、すぐにバレる嘘の身分を名乗ったり。冷静な第三者から見れば、それは「絶対にしてはいけないお粗末な対応」です。 なぜ彼らは、あんな「秒でバレる嘘」をついてしまうのでしょうか。
脳科学と心理学の研究が、この「お粗末な嘘の正体」を解き明かしてくれています。
イギリスのポーツマス大学が行った興味深い研究があります。
容疑者を尋問する際、ただ話させるのではなく「別のタスク(車のナンバーを思い出すなど)を与えて注意を分散させる」と、嘘をついている人は途端に話が破綻し、すぐに見破られてしまったそうです。
人間にとって「嘘を一から構築する」というのは、事実を話すよりも遥かに脳のエネルギー(認知リソース)を消費する高度な作業です。そのため、パニックや恐怖によって脳の処理能力が奪われている極限状態では、まともな嘘を組み立てるキャパシティがなくなり、結果として「秒でバレるお粗末な嘘」が口から出てしまいます。
さらに、科学誌『Nature Neuroscience』の論文を取り上げたNature Asiaの公式記事では、人間が嘘をつく時の「脳のブレーキ」について解説されています。
人間が自分の利益のために嘘をつこうとすると、最初は脳の感情中枢である「扁桃体(へんとうたい)」が強く反応し、罪悪感や強いストレスという”心理的ブレーキ”をかけます。ただ、嘘を繰り返して不正直さに慣れきった人は、この扁桃体の応答が低下し、ブレーキが壊れてしまうことも同研究で指摘されています。
つまり、「大事件を起こしてしまった!」という極限のパニックと、扁桃体が発する「嘘をつくことへの強烈なストレス」。この2つによって脳の処理能力(認知リソース)が完全にパンクしてしまった結果、正常な人間ほど無意識に「目の前にある一番手っ取り早い言い訳」にすがり、秒でバレるお粗末な嘘をついてしまうというロジックなのです。
今回公開した『Code: Mn-137』第8話は、まさにこの「極限状態の扁桃体ハイジャックが引き起こした、あまりにも愚かな嘘」の真相が明かされるエピソードです。
今回のエピソードで、主人公・古澤は、かつて遭遇した「台湾のホテル火災」の思いがけない後日談を知ります 。あの大惨事の裏で起きていた「ある日本人の身元すり替え事件」 。
その真相は、人間の弱さが生み出したあまりにもお粗末なものでした。
火災が発生した夜。自らの寝タバコが原因で大火災が起きたと錯覚した男は、「莫大な損害賠償で人生が終わる」という極限の恐怖とパニックに陥りました 。 彼の脳の処理能力は恐怖と扁桃体のストレスで完全にパンクし、精巧な言い訳を考える余裕など1ミリもありませんでした。結果として彼は「自分は犬塚だ」と、警察が調べれば秒でバレるような、子供騙しの嘘にすがってしまったのです 。
運命を告げる予言だと思っていたものの正体が、ただの愚かな人間の一人相撲だったと知り、古澤は呆れ、そして安堵します。 パニックによる嘘は滑稽ですが、その「行動の理由(恐怖からの逃避)」が理解できるため、どこかホッとしてしまうのです。ただの弱い人間の愚かさの末だったのだと。
しかし、ニュース記事の最後に記された“ある一文”が、古澤の安堵を打ち砕きます。
「……そんなこと、普通する?」
一緒に話を聞いていた青島の一言で、お粗末な事件の裏に隠されていた「真の異常」が姿を現します 。
私たちが真に恐怖を感じるのは、オカルトではなく、「理由も目的も全く分からない、人間の理解不能な行動」に直面した時です。 分かりやすい嘘が崩れ去った後に残されたのは、底知れぬ深淵でした。 安堵から一転してサイコロジカルホラーへ、ぜひ映像とBGMのコントラストとともに体感してみてください。
👇 愚かな嘘と崩れ去る予言。安堵が不気味な違和感に変わる戦慄。 第8話はこちらからご覧ください。
🖇トークショー風に『Code: Mn-137』を紹介したイメージクリップ
👇 【シネマティック朗読劇】SFミステリー『Code: Mn-137』全話まとめ
📕 SFミステリー小説『Code:Mn-137』
🧬 To Be Continued...
「『予言』という空想が崩れ去った代わりに……ある男の理解不能な行動という、底知れぬ不気味な謎だけが残された。」
次回は「ベトナムでの別人の影」の真相へ。古澤を待ち受けるものとは…… 加速するミステリー、物語は次回の第9話でさらに生々しい現実を暴き出していきます。
まだまだ手探りの連続ですが、この「大人の自由研究」の行方が気になる方、少しでもゾクッとしていただけた方は、ぜひYouTubeの【チャンネル登録】と【高評価】、そしてこのnoteへの「スキ」をお願いします! 皆さんの反応が、次回の実験の本当に大きな励みになっています。
ではまた!
🔔Bell
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポートは、noteの有料記事の購入や他のクリエイターの方へのサポートなど、何かしらnoteに還元する形で使わせていただきます。