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🎬 異国のテレビで知る「日常の崩壊」 —— ミステリーの恐怖に刻み込んだ、あの日(3.11)の実話【Code: Mn-137 Ep.04 消えた男 前編 公開】

こんにちは、Bell noteです。

いつも「大人の自由研究」を見守ってくださり、ありがとうございます。本日、YouTubeにて【シネマティック朗読劇】『Code: Mn-137』の第4話「消えた男 (前編)」を公開しました。

今回は、いつもの「AIを使った実験メモ」はお休みして、少しだけ「作り手」の個人的な記憶、つまりこの第4話にまつわる原体験についてお話をします。

今回の第4話、主人公の古澤は台湾出張へ向かう途中で、未曾有の大震災に遭遇します。 浜松町のモノレール駅。一本前に来た各駅停車を見送り、次の特急を待っていたその瞬間に、大地が激しく揺れる——。交通網が完全に麻痺する中、なんとかタクシーを拾って羽田空港へ向かい、遅れて出発した飛行機で台北へ。そして、ホテルの部屋でつけたテレビで、母国を飲み込む「津波の濁流」という衝撃的な映像を目の当たりにする。

実はこのエピソード、すべて私自身の実話なのです。


あの日、浜松町駅のホームで

2011年3月11日。東日本大震災が発生したあの時、私はまさに古澤と全く同じ状況に置かれていました。 台湾の取引先とのアポイントがあり、出張のために浜松町駅のホームに立っていたのです。

「各駅停車を見送る」という、ほんの些細な選択。 もしあの電車に乗っていたら、私はモノレールの軌道上で激しい揺れに襲われ、出張どころではなく、生きた心地がしなかったでしょう。偶然が生んだわずかな時間のズレが、運命を分けた瞬間でした。

パニックに陥り、完全に機能停止した東京。 私は大渋滞を縫うようにタクシーで羽田空港へ向かい、混乱のなか予定より大幅に遅れて台湾へと飛び立ちました。


異国のテレビ画面で見た「日常の崩壊」

よる遅くに台北のホテルに到着し、部屋のテレビをつけた時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。

画面に映し出されていたのは、見慣れた日本の家々が、真っ黒な濁流に次々と飲み込まれていく信じがたい光景でした。 東京にいた時には「すごく大きな地震で交通が止まった」という認識しかなかった私にとって、異国の地で初めて知る母国の惨状は、現実のものとは思えないほどの恐怖と無力感を与えました。

今回の動画で、古澤がテレビの青白い光に照らされながら絶望と恐怖に顔を歪ませるシーンは、あの時の私自身の姿そのものです。


「日本人はこんな時でも仕事をするのか?」

翌日、私は予定通り台湾の取引先を訪問しました。 当然ながら、先方は私が現れるなどとは夢にも思っていなかったようです。

「まさか本当に来るとは……。日本人はこんな時でも仕事をするのか?」

彼らは目を丸くして驚きつつも、日本の惨状を深く心配し、非常に温かく迎え入れてくれました。あの非日常の中で触れた、異国の人々の気遣いと不思議な温かさ。それもまた、今回のエピソードの中で古澤に向けられる「現地のスタッフの気遣い」として、そのまま物語に落とし込んでいます。


日常という薄氷の上で

私が小説『Code: Mn-137』を執筆する際、この強烈な原体験をどうしても物語の重要なターニングポイントのひとつ、として組み込みたいと思いました。 「予言」というフィクションの恐怖を描く上で、「当たり前の日常が、前触れもなく一瞬で崩れ去る恐怖」という圧倒的なリアリティがどうしても必要だったからです。

災害は、いつ、誰の身に降りかかるか分かりません。 私たちが「当たり前」だと思っている日常は、ほんの薄氷の上に成り立っている脆いものなのだと、あの日痛感しました。

今回の映像では、そんな「日常と非日常が反転する瞬間」を表現することに力を注ぎました。

👇 予言が現実へと変わる瞬間、そして謎の男との出会い。第4話「消えた男」(前編)はこちらからご覧ください。

👇 【シネマティック朗読劇】SFミステリー『Code: Mn-137』全話まとめ

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🧬 To Be Continued...

今回も、この「大人の自由研究」にお付き合いいただきありがとうございました。 少しでも心に響くものがありましたら、ぜひYouTubeの【チャンネル登録】と【高評価】、そしてこのnoteへの「スキ」をお願いします!皆さんの温かい反応が、本当に次回の実験への大きなエネルギーになっています。

物語は後編で、いよいよ謎の「消えた男」へと迫っていきます。次回もお楽しみに。

ではまた!

最後に。
あの日、異国の地で信じがたい光景を目の当たりにしたとき、私自身が痛感したのは「当たり前にある日常のあまりの脆さ」と「それを不意に失うことの恐怖」でした。 決して忘れてはならないその教訓を、物語の根底に深く刻み込んでおきたい。その強い思いから、今回このエピソードを作品のターニングポイントとして描くことにしました。

あの東日本大震災をはじめ、これまで各地を襲った未曾有の災害により、かけがえのない命を落とされたすべての方々に、謹んで哀悼の意を表します。 時がどれほど流れようとも、大切な人を失った悲しみや、突然日常を奪われた喪失感が癒えることは決してないかと思います。今なお見えない傷や困難と向き合い、懸命に日々を歩まれている皆様のもとに、一日も早く、心から安らげる平穏な時間が訪れますよう切にお祈り申し上げます。
私たちが今生きている「当たり前の日常」の尊さを深く胸に刻みながら、哀悼の誠とさせていただきます。


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