「足指じゃんけん」が大人にもいい理由
はじめに
日曜日の午後、ソファでゆっくりしながらこれを読んでいる方へ。
今日こそ、その足を少しだけ解放してあげてください。
弦楽器は、弾かない日に調律する
演奏家は、毎日ステージに立つわけではありません。でも楽器の調律は、むしろ弾かない日にこそ丁寧に行うといいます。使い続けた弦を一度緩め、また正しい張り具合に戻す。その積み重ねが、いざというとき豊かな音を生みます。
足指も、これと似たことがいえます。
平日、靴の中に閉じ込められ続けた足指は、少しずつ動きの幅が狭まっていきます。5本がバラバラに動かせなくなり、地面を掴む感覚が薄れていく。日曜日の午後は、その「弦」を張り直すのにちょうどいい時間です。
「動かない」という発見が、出発点になる
靴下を脱いで、足指でグー・チョキ・パーを作ってみてください。
「あれ、動かない」と感じる方が、思いのほか多いはずです。頭では「開こう」と思っているのに、指が言うことを聞かない。
足指は、姿勢の安定や歩行の推進力を支える大切な部位です。足指でしっかり地面を掴めている方とそうでない方とでは、バランスの取り方や歩行時の安定感に差が出やすいとされています。
50年間・10万人以上の足裏を測定してきたベルシャンのデータによると、足指の機能が低下した状態で日常を過ごしている方が、現代人には非常に多くいます。代理店として活動する中で感じているのは、足指じゃんけんを試してもらうと「こんなに動かないとは思わなかった」と静かに驚く方が、本当に多いということです。
その「動かない」という発見こそが、体が変わり始める出発点です。
ソファの上でできる、1分間の調律
椅子でもソファでも、今座っている場所のままで構いません。靴下を脱いで、足指だけでグー・チョキ・パーを作ります。左右それぞれ、ゆっくり3回ずつ。1分もかかりません。
最初はグーだけでも十分です。5本の指をぎゅっと握る。その「握る」動作が、緩みきっていた弦を少しずつ締め直していきます。
足指を意識的に動かすことで脳への刺激が促され、神経と筋肉のつながりが少しずつ戻っていきます。何かをしながら、テレビを見ながらでも構いません。
平日に忙しく過ごした体に、日曜日のくつろぎの時間を使って、静かに応えてあげてください。
今日、靴下を脱いだついでに足指でグーを一回だけ握ってみてください。
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