人生をデザインする ー“昔はこれで普通だった”から、一歩進むー
「昔はこんなの普通だったよ」
ハラスメントの話題になると、
そんな言葉を耳にすることがあります。
たしかに、時代によって“当たり前”は変わります。
以前は、
厳しく叱ることが「愛情」だと
思われていた時代もありました。
長時間働くことが「努力」だった時代。
我慢することが「大人」だった時代。
空気を読むことが「協調性」だった時代。
そしてその中で、
多くの人たちが必死に頑張ってきました。
だからこそ、
「今は厳しすぎる」
「昔はもっと大変だった」
そう感じる人がいるのも自然なことだと思います。
でも私は、
“昔が間違っていた”と単純に切り捨てたいわけではありません。
その時代には、その時代の価値観や背景があった。
むしろ大切なのは、
「今、私たちはどんな関わり方を選びたいのか」
を考えることなのではないでしょうか。
時代が変わると、
コミュニケーションの“正解”も
少しずつ変わっていきます。
以前は通じていた言葉が、
今は強すぎると受け取られることもある。
逆に、昔は言葉にされなかった苦しさが、
今はようやく「苦しかった」と
表現できるようになったとも言えます。
私はこれを、
“窮屈になった”というより、
“見えなかったものが見えるようになってきた”
という変化なのかもしれないと感じています。
コーチングでも、
「正しさ」より「理解」を大切にします。
自分の経験や価値観だけで判断するのではなく、
「相手には相手の感じ方がある」
という前提を持つ。
これは、相手に合わせて
何も言わなくなることではありません。
むしろ、
どう伝えれば相手に届くのかを考えること。
その人を否定するのではなく、
成長や対話につながる関わり方を探していくこと。
それが、
これからの時代のコミュニケーションです。
そして実は、
価値観をアップデートすることは、
“自分を否定すること”ではないのだと思います。
昔の自分を責める必要もありません。
あの頃は、そうするしかなかった。
そう教わってきた。
そう信じて頑張ってきた。
その自分も、ちゃんと存在していた。
だからこそ、
「でも、今はもう少し違う関わり方を選んでみようかな」
と思えたなら、それは“否定”ではなく“成長”です。
人生をデザインするというのは、
肩書きやキャリアだけの話ではなく、
「人とどう関わっていきたいか」
を、自分で選び直していくこととも言えます。
“昔は普通だった”を手放すことは、
過去を捨てることではない。
これからの自分を、
少しずつ更新していくことだと私は思います。
◆今日のセルフコーチング
1.あなたは、「昔は普通だった」という感覚で人を見ていませんか?
2.あなたは、“正しさ”より“理解”を大切にできていますか?
3.これからのあなたは、
人とどんな関わり方を選んでいきますか?
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それではまた。。。
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