話せる人になるための逆算思考:英語で本当に輝く目標達成ロードマップ
📗英語を教える立場になった現在
今、私は英語を教える立場にいて、
この質問は毎日のように
投げかけられる。
そのたびに、昔の、どうしようもなく
不器用でポンコツだった自分が頭をよぎり、
単純な答えを返せない自分がいる。
もしも、ほんの数年前の私に会えるなら、
きっと耳を塞ぎたくなるだろう。
当時は、英語を話すなんて夢の
また夢だった。
この記事は、そんな状況からどのように
自分の目標へと向けて行動してきたか
の個人的な記録になる。
結論から言うと、自分が本当に輝く
ゴールを設定して、そこからの逆算で
今のスタートするところから、
小さな行動を開始すること。
ゴールに向かうためのマインドセット
が何よりも重要となるという当たり前
ですが、大事なことを改めて認識して
もらいたい。
では、できなかった当時の状況に戻る。
当時、高校や大学で英語を勉強した
ときには、英語が好きだったことも
あり、それなりの成績だった。
でもきつかった。
それは教科書、テストででてくる教材が
まったく平面的でつまらなかったから。
まるで仏教の経典を読む修行僧のように
なんども読まされて、まるではっきり
としない一人前の僧侶を目指している
かのような、過酷な勉強体験だった。
ああ、またこの音源、このパターンか。
もう何度繰り返した?
まるで罰ゲームだ。
仏教の経典を悟りも開けずに読み続ける
修行僧になった気分だ。
テキストを開いているけど、心はついて
いかない。
📙意味が分からない修行

本当にこれでいいのか?
この単調な訓練が、成果につながるか
保証はどこにもない。
ただ時間を浪費しているだけじゃないか
という不安が、毎日、胃の奥を締め
付けてくる。
正直、もう叫び出したい。
喉は枯れるし、耳の奥がジンジンする。
でも、やめるわけにはいかないんだよな。
ここで音を上げたら、これまで積み
重ねた膨大な時間が、ただの徒労、
無駄骨に変わってしまう。
この苦行を乗り越えることが、唯一の
救いだと思わなきゃ、やっていられない。
これは学習じゃない、意地だ。
ただの、惨めな意地でしかない。
耐えろ、耐え忍べ。
この暗闇の先に、わずかな光がある
ことを願って。
いつか必ず本当の英語のスキルが
つくと信じて。
そんな気持ちを抱えながらも英語が
好きだったため、客観的には英語が
できると思われていて、自分でも
自信をもっていた。
大学に入学し、真面目に英語を勉強し
ていた私は、TOEICで高得点を取れる
ようになり、それが小さな自信のより
どころになっていた。
問題集を解けば、スコアは伸びる。
それは自分でも理解できる、明確な
成長だった。
だから、自分は英語ができる人間だと、
どこかで思い上がっていたの
かもしれない。
しかし、その根拠のない自信は、
ある日、音を立てて崩れ去った。
📕自信から絶望へと変わる財布事件

ある日、大学構内で拾った財布を学生
窓口に届けたときのことだ。そこに、
慌てた様子のひとりのアメリカ人留学
生がいた。
彼の顔を見た瞬間、ああ、この人の
財布に違いないと直感した。
彼は私の目を見て、安堵の表情を
浮かべた。その表情を見て、私は精
一杯の勇気を振り絞り、口を開いた。
”Is this yours?”それだけが、
私の口から出た唯一の言葉だった。
彼は満面の笑みで
”Yes. it is. Thank you so much!”
と言ってくれた。
お礼にどこかで食事でもどうかと
誘ってくれたが、私は居心地の悪さを
感じ、とっさに”No, I ’m busy”と
言って逃げるようにその場を去った。
たったそれだけのことなのに、その夜は
悔しくて眠れなかった。
困っている人に、ごく当たり前に
声をかけ、そしてその好意に対して、
その場にふさわしい言葉を返す。
大人として、人間として、ごく
当たり前のコミュニケーションが、
当時の私にはできなかった。
当時の自分のなかではいつも同じ
ことが頭に浮かんでいた。
「自分ってやっぱりダメなんだ」
「楽しく話したいのに緊張ばかり」
「間違えるのが怖くて口を動かせない」
TOEICのスコアが何点だろうと、
頭の中の知識がどれだけ増えようと、
言葉を介して人と心を通わせる
ことができない自分に、ひどく絶望した。
あのとき、もし彼が”元気?”と言って
いたら、私はどう答えていただろうか。
きっと”元気だよ”とすら言えず、
ただうつむくことしかでき
なかっただろう。
📘落ち込んで何もできない時期

しばらくの間、大学の授業も
上の空だった。
頭の中は、四六時中
”どうやったら英語が話せるように
なるんだろう”という疑問で
いっぱいだった。
TOEICの問題は解ける。
英文法も読解も得意だ。
それなのに、なぜ、目の前のたった
一人の外国人と、ごく簡単な会話すら
できないのだろう。
原因がわからず、何が効果的なのかも
見つけられない。そんな途方に暮れ
た私は、目の前にあるものに、
手当たり次第に飛びつき始めた。
まるで、暗闇の中で手探りをしてい
るようだった。まずは、一言フレーズ集を
丸暗記しようと試みた。
しかし、その言葉をいつ、どう使うのかが
想像できず、すぐに飽きてしまった。
次に、YouTubeでネイティブが話す動画を
見つけ、シャドウイングをしてみた。
だが、ただ声を真似るだけで、自分が何を
言っているのか理解しているのか、
わからなくなってしまった。
共通テストのリスニング教材を音読して
みたり、オンライン英会話を始めてみた
りもしたが、どれも長続きしなかった。
やってもやっても、自分が成長して
いる実感が得られず、焦燥感ばかり
が募っていった。
📒唯一の救いで再スタート

そんな孤独な日々のなかで、唯一、
夢中になれたのが海外ドラマ“ヤング・
スーパーマン”の視聴だった。
それは、勉強というより、自分だけの
特別な時間になった。
好きな俳優のセリフ、心に残る
シーンでの会話、
登場人物たちの何気ない日常のやりとり。
それがたまらなく魅力的に感じられた。
”このシーン、私もこんなふうに話してみたい”
という、ごく個人的で、切実な思いが、
私を突き動かした。
好きなものがあるからこそ、その会話を
したいという場面が明確になり、それに
必要な言葉が、ぼんやりとだが自分の中
で浮かび上がってきた。
それは、教科書や問題集には載っていない、
生きた言葉だった。
ここでドラマにあって、心動かされたセリフを
2つだけあげておきます。
“It takes a little rain to make a rainbow.”
"No one’s path is the same; we all have our own journey."
本当にこのような会話をしてみたいと心から
思いました。
簡単な単語で深いことを伝えるそのことに
魅了されました。
そして、この孤独な日々が、
私の英語の土台を築いてくれた。
好きなドラマをひたすら何度も見返す。
登場人物が話す一言一句を、
ノートに書き写す。
その言葉の背景にある感情やニュアンスを、
自分なりに想像する。
それは、決して効率的とは
言えないやり方だったが、私にとっては、
とても豊かな時間だった。
今、私は”どうやったら話せるように
なりますか?”
と聞かれたとき、決して”これをやれば
大丈夫”と安易に答えることはしない。
代わりに、あの頃の自分の挫折と、
そこから生まれた情熱について話す。
英語は、点数を取るためのものでも、
だれかに自慢するためのものでもない。
それは、自分自身を表現し、誰かと
心を通わせるための、かけがえのない
ツールだということを、あの日の悔し
さが教えてくれたからだ。
📖英語のモヤモヤ解消のために

だから、私は生徒たちにこう伝える。
”まずは、あなたの心が本当に動かされる
英語の場面を見つけてください”と。
それが映画でも、音楽でも、スポーツでも、
何だっていい。
その心からの興味こそが、英語学習という
長い道のりを、きっとあなただけの冒険に
変えてくれるはず。
英語学習でモヤモヤして
継続が難しいという方
多いです。
あなたのゴールは明確になっているのか。
深く探ってほしい。
そして、
あなたが実際に輝けるゴールを決める、
そこから第一歩を始めよう。
私自身も、あのポンコツだった過去の自分と、
今の自分を繋いでいるのは、紛れもなく
あの日の挫折と、そこから見つけた、
たったひとつの”好き”だった。
そして、その経験があるからこそ、
私は心から、共感の言葉を伝えら
れるようになったのだと信じている。
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