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XLRケーブルの謎①

☆プロローグ

バイアンプをしたくて、スピーカーを買い替えようとした話が、『スピーカー研究』の③と④である。しかし、バイアンプにしたら音質が改善するのは分かるが、なるべくそれがコストに見合っていてほしいじゃないか。「いつか報われる、これを導入したら、世界が一変するはず!」という中毒者特有の信念は必ず挫折するのであるが、ちょっとよくなると嬉しくなっちゃうんだよね。(苦笑) 

バイアンプにするならば、プリアンプとパワーアンプの間をバイワイヤリングすることになる。そして2台のステレオパワーアンプからもバイワイヤリングでスピーカーと繋ぐ。これが私がやりたい《バイアンプ》システムである。そしてインターコネクトはXLRケーブルを使うので、、、

オリオスペックPC = SOtM tX-USBx10G
          ↓
        MAY DAC KTE
         ↓       ↓
       プリアンプC-02
 ↓     ↓                   ↓              ↓
左パワーアンプS-02          右パワーアンプS-02
 ↓                 ↓                   ↓                 ↓
Lch Hi           Lch Lo           Rch Hi          Rch Lo

(注: 誤ってスピーカーケーブルだけ芯線数で表示していたのを修正した。ラインケーブルの話なのでどうということはないが、念のため。)

この青写真においては、DACとプリの間には2本、プリとパワーの間には4本のXLRケーブルを使う。そして、2台のステレオパワーアンプからは合計8本のスピーカーケーブルを出す。ケーブルの費用は馬鹿にならないよね。だから、コストを抑えるために、うまく自作を交えないといけないなと思っている。

現在使っているのは、アコースティックリバイブの1.8x1.4mmの太・楕円・単線PC-Triple Cの3芯を、シルク&エアーインシュレーター、銅管シールドケーブルである。めちゃくちゃ高級品。これで、DACとプリの間と、プリとパワーの間を繋げており、音質は非常に気に入っている。とはいえ流石にもう1セット導入する予算もないので、自作のための研究をしないといかん。

1つ目の問いは、プレイヤーとスピーカーが離れている場合に、XLRケーブルとスピーカーケーブルでは、どちらを長くするべきなのか?というもの。


2つ目の問いは、XLRケーブルの正しい構成は《3芯+シールド》であるのか?それとも《2芯+シールド》なのか?というもの。

どちらもややこしい問題である。今回は1つ目を取り上げる。どちらを長くすべきなのだろう?

(注)
以下、インターコネクトケーブルとXLRケーブルを同一視しているような書き方だが、私が使っているのがRCAケーブルではなくXLRケーブルだからというだけのこと。今回の記事に関しては、XLRと書いてある以下の箇所を全てRCAと読み換えていただいても何ら差し支えない。

☆XLRケーブルか、SPケーブルか?

私自身は、これまでずっとXLRケーブルだと思ってきた。そう信じてきたが、実は試してはいない。インターコネクトケーブルのほとんどはシールドが付いているが、SPケーブルには付いていない。それから、知り合いのマニアからXLRを長くした方が良いと言われた。また、アメリカのオーディオ評論家がPASSのモノラルアンプをスピーカーの直近に設置して、1m以内にパワーアンプを設置している記事を読んだ。根拠といってもこんな程度なのだが、どちらかというならインターコネクトを長くすべき、つまりXLRだろう、と信じてきた。

皆さんはオーディオ評論家の福田雅光氏はご存知だろう。驚くことに福田氏は逆の主張をしている。長くするのであればスピーカーケーブルであって、インターコネクトケーブルではない、と。

パワーアンプを内蔵したアクティブスピーカーが商品数を増やしているが、福田氏の主張が正しいならば、スピーカーケーブルを省略してインターコネクトケーブルを長くするアクティブ系は、余計なことをして音を劣化させているのかも。

面白いよね?提灯持ちみたいなのばかりのご時世だからね。良い。ユニークだわ。だが、その福田氏の根拠は不明。高域がどうとか。実験してみたいな。。。ということで、まずは福田氏に反論するとしよう。(^^)

以下、Chat GPTに相談して、理解できた範囲のこと。なんだかよく分からないことも言ってたりしたが、そこはカット。

Chat GPTの主な主張は、低電流&高電圧の重要性である。

①配線内の電力損失は、電流(A)x電流(A)x抵抗(Ω)で求める。したがって、高・電流の場合の電力損失はかなりデカい。つまり、電流い方が良い。

S/N比は高・電圧のほうが有利である。同じノイズ電圧ならば信号の電圧が高い方がS/N比は高くつくからだ。つまり、電圧い方が良い。

③SPケーブルは高・電流&低・電圧であり、XLRケーブルは低・電流&高・電圧である。

上記①、②、③より、電力損失が少なく、かつ、高S/N比の信号伝送を実現しやすいのは、XLRケーブルである。

もう一つ。これは私の意見であるが、ダンピングファクターの問題。スピーカーケーブルを長くするということは、ケーブルのインピーダンスを合算すると、結果的に、ダンピングファクターを下げる。アンプが初期設定で持っているダンピングファクターの値や、使用するスピーカーケーブルの径によっても、その悪影響の程度は変化する。だが、ダンピングファクターの値が下がるのは間違いない。

そういうわけで、長くすべきはXLRケーブルのように思えるが、福田氏はスピーカーケーブルを推しているのであった。上記してきたXLR推しの理由を福田氏は間違いなく知っているだろう。その上で、スピーカーケーブルを長くするというのだから、私たち音楽愛好家は試してみるべきなのだと思う。まあ、XLRの長尺を用意するよりも、SPケーブルの方が安いし楽な気はする。

次回は、《2芯+シールド》か《3芯+シールド》か?である。