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海外競馬は、近くなった?

JRAの発表で、日本で買える海外の大レースの数が「激増」するそうです。

ファンとしてはもちろんうれしいのですが、海外のレースは研究するのに骨が折れるので、まあ「嬉しい悲鳴」といったところかな、、💦

コースの特徴も、出走馬の実力もほとんどゼロベースから調べるのは、楽しくもありますが、しんどいです。


上記ニュースを見て、「海外競馬は、身近なものになったのかな?」という疑問が浮かびました。

最近、こんな本を読みました。

旋丸つむじまる ともえさんの海外旅打ち本、「ロンドンの馬・パリの馬」。

1995年発行

この本が出版された約30年前というと、日本馬の海外遠征自体、まだまだ黎明期。

1995年にフジヤマケンザンが香港国際カップに優勝しましたが、この勝利は1959年のハクチカラ以来という何と36年ぶりにもなる日本馬による海外重賞制覇でした。

遠征の機会自体少なく、ましてや、JRAによる海外レースの馬券発売などはまだまだ先の話、という時代でした。

日本のファンにとって、海外競馬は本当に遠い存在でした。情報も充実しておらず、当たり前ですが、海外の馬券を買うには、実際に現地に行くしかない。

この本の中で、旋丸さんも現地で言葉の壁にぶつかりながら、イギリス、フランス、香港などで馬券を買っています。


因みに、旋丸さんは馬券好きのギャンブラーいうよりも、もっと広く「馬好き」の方でした(買う金額も少額で楽しむ程度)。

こちらの記事に詳しく書かれていたのですが、旋丸さんは、子供の頃から乗馬に親しみ、「競馬四季報」(会社四季報の競馬版)の出版社に勤め、その後北海道に移住し、十勝で馬文化を伝承する活動に携わっている方だそう。

本の一節からも、筋金入りの「馬好き」と伝わってきました。

 私は同封されていたプログラムを見て感嘆の声を上げた。「凄い! アラブやサラブレッドは勿論、クォーターホース、アンダルシア馬、パロミノ、それに私の知らないバックスキンとかオーストラリアンサドルポニーなんていう種類まで出場するのよ!」
 日本で、馬と言えば即ちサラブレッド。(中略)それが、豪州では田舎の小さな品評会でさえ、これだけの種類の馬を集める。これは凄い、これは一見の価値がある、と早くも私の心は宙に舞った。

187-188pより引用

せっかくの海外なのだから、馬券以外に、競馬場、そして競馬場までの道程、現地の食事や文化、人との交流を楽しむ、そんな姿がいいなと思いました。(もっとも、オーストラリアの国民的レース「メルボルンカップ」の日にオーストラリアにいるのに、他の競馬場で観戦した、というエピソードには驚きましたが・・なんともったいない、、)。

昔に比べて、日本馬の海外遠征はだいぶ当たり前となり、馬券を買う機会も増え、たしかにだんだん身近なものとなってきました。

ただ、現地で味わう雰囲気は、旋丸さんが書かれていた1990年代と、そんなには変わってないはずだと思うのです。

競馬の特性と言ってもいいと思うのですが、一度建設された競馬場はコース形態は大きく変わらないし、雰囲気もわりと昔のままに保たれている気がします。(自然の地形を生かした欧州は特にそうだと思います)。

まあ、世界中の競馬場を見て回ったわけではないのですが、20年前に初めて行った香港の競馬場などは、依然として香港ならではの情緒を感じます。

<20年前>

<2026年>

馬券を買える機会が増え確かに身近にはなったのだけど、現地に行くのが大変なのは変わらない。

そういう意味では、海外競馬は「ずっと遠い存在」なのだろうなとも思えます。ぜいたくですが、いつか世界(競馬)旅行行きたいな。

香港の名馬ロマンチックウォリアーと香港の競馬場メシ。

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