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占い知らずが占いを創作した話

 恋愛小説を大の苦手とする人間が、血迷ってカクヨムときめく大賞向け作品を書くという無理無謀無駄無意味なチャレンジ実施中です。

作品は「元令嬢占い師は自分の占いを信じない」
第四章迄公開しておりまして、来週8/21金に最後まで公開して完結予定です。応援よろしくお願いします!

占いなんて知らないから

 さて、主人公が占い師なので、どんな占いをするのか決めないといけませんでした。これは大問題でした。なぜなら、私は占いを全く知らないからです。そして、女性読者を想定するなら、読者の方が絶対に占いに詳しいです。読み手の方が詳しいというのは、とんでもないハンデです。

 占いと言えばタロットや星占いなどが思い浮かびますが、そんなもん絶対にツッコまれるに決まってます。付け焼刃で書いても、読者側が「あっ、この人占いに詳しくないな」としらけられておしまいです。

 そこで、絶対に存在しないけど、それっぽい占いを創作することにしました。それが『宝石詠みジェム・リード』です。色とりどりの宝石を投げてその配置で占うと言うもの。絵的に映えていいかなぁと。

 何かを投げて占うというのは、最も古い占いの形態で、コイントス、硬貨占い、靴、骨、ルーン文字と世界中に事例があります。ヨーロッパの古い占いで石占いリソマンシーと言うのがあって、それの豪華版と言うイメージです。普通はパワーストーンと言うか決められた半貴石を使いますので、宝石・貴石ばかりを使うのは聞いたことがありません。そらそうでしょう。宝石集めるのが大変だし、そんなもん無造作に占いに使うもんでもないし、硬度の違う宝石を袋に入れたら、欠けかねません。絶対やっちゃいけません。

 一応の石好きのこだわりとして、強いへき開性のある石は入れませんでした。マジで割れるからね。投げるなら靭性高いオニキスとか翡翠とかの方が良いです。

 異世界ロマンス感を出すために、宝石が霊力で動くことにして、あとはスラブ系のイメージで占い盤と用語を作りました。今回、真面目に設定を作ったのはこれだけです。

世界樹の占い盤

樫の木で作られた円形の占い盤。周囲には銅の枠が打ち付けられている。
盤全体に世界樹の彫刻が施されている。

水平方向は時間を意味して、未来が白神ビェーロ、過去が黒神チェルノ
縦方向は空間や概念を意味して、上から天界ネベサ人界ミール冥界ナヴィ。水平線はゴリゾント。

絵で描くとこんな感じです。小説書く前に設定集としてイラストを書いておきました。

小説を書く前に作った
世界樹の占い盤の設定

 世界観っぽく用語が出てきても「なんかそれっぽい」で流せる分量で記載したので、これが読者のブラウザバックポイントにならないと良いなと思っております。

占いのシーンはこんな感じ

 私の手から放たれた宝石は、ふたたびアレキサンドライトとアメジスト。そしてもう一つの透明無色の宝石。アレキサンドライトとアメジストは、盤に描かれた世界樹ドレヴォの上でそれぞれがらせん状の軌道を描き、分かたれたが、つむじ風のように鋭くまとまり、軽い音を立てて前回と同じ盤の中央に収まった。残りの透明な宝石だけは離れ、右上、未来を司る白神ビェーロ天界ネベサの方に転がる。

元令嬢占い師は自分の占いを信じない プロローグ

宝石の価値

 宝石を投げるというとんでもない豪華な占いですが、宝石自体がこの世界でどれくらいの価値があるのかはぼんやりさせてます。宝石の価値は文化的なところで決まっちゃうので、一概に「これはこれくらいの価値」言いにくいところがあります。宝石の歴史的な価値については、以下の本が世界史観点でも面白いです。

というわけでなんかそれっぽい創作占いが出てくる「元令嬢占い師は自分の占いを信じない」をよろしくお願いします!


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