ビアンカの宝石箱へようこそ。博多座『VIVA FESTA 2026~エン•シエロ』マタドール役の衝撃から、あの伝説のムエルト役のダンスを語る❤︎
皆様、はじめまして。Bianca(ビアンカ)と申します。
今日からこのnoteで「ビアンカの宝石箱」というコンテンツをスタートすることにしました。
私の大好きな、大切なご贔屓(ひいき)スター――それは、宝塚歌劇団の男役スター、水美舞斗(みなみ まいと)さんです。
舞台上では、エネルギッシュな表現力にシャープで美しい容姿を備えた圧倒的な実力派。特に、劇場全体の空気を一瞬で支配してしまうピカイチのダンススキルには、いつも魂を揺さぶられます。それなのに、オフステージで見せる中身はとってもキュート!その愛らしいギャップも、目が離せない魅力の一つです。
そんな彼女への溢れる愛を、一つひとつ「宝石」のようにこの箱に集めていきたくて、このnoteを立ち上げました。
実は私は遠方の街に住んでいるため、年間の観劇数は決して多くありません。
「もっと劇場に足を運びたい!」と切なくなることもありますが、現地に行けないからこそ、1回の観劇にかける集中力、そして配信やBlu-rayを擦り切れるほど観て「脳内遠征」を繰り返す熱量は、誰にも負けない自信があります!
宙組の皆様はただいま絶賛大劇場公演中ですが、先週、宙組博多座公演のBlue-Rayが発売になりました。
記念すべき最初の記事は、先日の博多座公演からと私の心を掴んで離さないご贔屓様の「ダンスの軌跡」について、熱く語らせてください。
博多座『VIVA! FESTA!』マタドールが見せた男役の極み
博多座公演、皆様はご覧になりましたか?
私が完全に心を射抜かれたのが、ショーの前半で繰り広げられるエン•シエロのマタドール役のダンスシーンです。
赤いケープを翻し、鋭い視線で空間を切り裂くあの圧倒的な格好良さ。
クールな瞳の奥に宿るマタドールの情熱、強靭な精神、そして大人の男の匂い立つような色香――。
何より素晴らしいのが、どれだけ激しく動いてもブレない体幹の強さと、指先・つま先まで神経が完璧に行き届いた流れる様にしなやかな動きです。
左手でムレータ(赤いケープ)を鮮やかに捌きながら、同時に右手の剣で闘牛と格闘する技術の高さには、ただただ圧倒されるばかりでした。
そして、クライマックス。
スポットライトが絞られていく中で決まるラストポーズは、まさに“マタドールの教科書”のよう!完璧な上半身の捻り具合と、最後の瞬間へ向けた勝利の微笑みには、
「あなたは本当にプロですね……闘牛だけでなく、客席の女性を落とすことに関しても!」
そう心の中で叫んでしまうほどの、完璧な格好良さでした。
こういったストイックでプロフェッショナルな舞台人としてのお姿と、タカラヅカ・スカイ・ステージなどで見せてくださるお茶目で可愛らしいお人柄のギャップ。これだからファンは、ますます底なしの沼に惹き込まれてしまうのですよね。
脳裏をよぎる花組時代、あの伝説の『Beautiful Garden』ムエルト役
今回のマタドールの鋭くパッショネイトなダンスを観ていた時、私の脳裏にある過去の素晴らしい場面が鮮烈に蘇りました。
それが、2018年花組時代の『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』。
「Spanish Garden アンダルシアの赤い薔薇」のシーンで演じられた、あのムエルト(=死)役のダンスです。
ANJU(安寿ミラ)先生が振り付けられた、情熱のマタドール「マノレテ」を題材にしたストーリー性のある伝説のワンシーン。
明日海りおさんが美しき闘牛士の衣装を纏い、鳳月杏さんがストーリーテラー兼歌手として歌い出すと、下手からムエルト役の水美さんが現れます。
その唇に浮かぶ、とてつもなく妖しく、美しい微笑み――。
闘牛士の命を奪う不穏な存在でありながら、あまりにも美しく、力強いあのムエルトのダンスを観たとき、私は直感しました。
「私は今、ダンスを通して水美舞斗さんの“魂”を見ている」と。
このシーンの後半、明日海さんが帽子を高く放り投げ、闘牛のクライマックスへと向かう場面。
広い舞台の奥に現れた水美さんは、驚くほど高いアチチュード(ジュッテ)ジャンプを2回連続で跳び、舞台前面の明日海さんへと迫ります。この飛び上がる瞬間のスピードと圧倒的な滞空時間の長さは、まるでプロの男性バレエダンサーそのもの!
さらに、明日海さんの周囲を鮮やかに回った後、上手でのダブルターンからアチチュードで完璧にバランスをキープ。
そして跪く明日海さんの前を、迫力に満ちた開脚ジャンプでダイナミックに横切り……最後には、あまりにも耽美な「死の口づけ」を交わします。
この一連の流れを観ていると、確かなダンススキルと“死”へと誘う巧みな表現力を最大限に活かした振付に、「水美舞斗さんの実力とパフォーマーとしての天性のセンスをここまで引き出してくれてありがとう、ANJU先生、そして野口先生!」という感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
場面のラスト、下手で妖しい微笑みを浮かべる水美さんを残し、スポットライトが徐々に消えていきます。
ムエルト役はいわば「闘牛(牛)」であり、同時に「死」を擬人化した存在。だからこそ、あの退廃的で妖艶な色香が漂う最後の微笑みが、ファンの心を鷲掴みにして離さなかったのです。
水美舞斗さんの素敵なダンスシーンは他にもたくさんありますが、この場面は芸術性の高さ、演出、振付、音楽、ステージ•セット、照明、そして出演者の皆様の素晴らしいパフォーマンスの相乗効果が飛び抜けて秀逸。今でも私の中で「水美舞斗さんのダンスシーンベスト5」の一つとして輝き続けています。
あの頃からすでに圧倒的でピカイチだったダンスのテクニックと表現力。
それが8年の時を経て、今回の博多座の『マタドール』として、さらに円熟味と男役としての深みを増して大爆発している――。
私が水美舞斗さんのファンになった2018年から、こうして時を重ね、今もなお進化し続ける彼女の舞台を応援させていただける幸せを、改めて噛み締めています。
劇場に行ける回数は少なくても、愛の深さは負けない
過去から現在へと繋がるご贔屓様のダンスの軌跡は、まさに私の宝石箱に大切にしまっておきたい宝物そのものです。
現地に足を運べる回数は少なくても、こうして過去の素晴らしい公演と今を繋げて、無限にときめくことができる――。それもまた、宝塚ファンの醍醐味と幸せだなと感じています。
これからこの「ビアンカの宝石箱」では、水美舞斗さんのマニアックなダンスのツボや、イケメンボイスで客席を魅了するお歌、深い考察の上に作り上げられるお芝居での人物像、そして愛らしいギャップ萌えについて、遠方から熱いエールを送りながらじっくり綴っていきたいと思います。
皆様は、水美舞斗さんのどのダンス場面がお好きですか?
「私はあの場面のこれが好き!」「このジャンプが最高!」など、ぜひコメントなどで教えていただけたら嬉しいです。
これからどうぞ、よろしくお願いいたします!
