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AIとアシモフとロッシーニ

YOASOBIが松任谷由実の「中央フリーウェイ」をカバーしているのを聞きました。さすがに世代じゃないのでしっかり聞いたのは初めてだったんですが、「右に見える競馬場、左にはビール工場」と、どうしてこんなの歌詞にしようと思ったんだろう、という景色ですね。たぶん、既に散々いろんな人がおなじこと言ってると思いますが。
調べてみると作詞・作曲荒井由実と、本人の書いた曲でした。まあ、一般的に芸術性を感じにくいものに芸術を見いだし更にヒットさせる。天才なんでしょうね。
アイザック・アシモフのエッセイに某作曲家が「ろくなモチーフがないから、曲が書けない」と嘆く別の作曲家に「洗濯物のリストを持ってこい、曲をつけてやる」と言ったというエピソードがあったけどそれみたいだ、と思ったところでその作曲家が誰か気になりました。エッセイにはちゃんと名前が載っていた筈ですが、該当の本は箱詰めされて押し入れの奥ですし、十数冊のエッセイからその話を探すのも大変なんで、色々検索してみたんですが、検索語が悪いのかそのエピソードを紹介するサイトを見つけられなかったんです。何かエピソードの内容を勘違いしているのかと思っても、作曲家でなく文筆家だとか洗濯物のリストではなく買い物のリストだとか間違いのパターンは無数にあります。どう検索しようか?
最近は画像生成にしか使っていなかったGeminiに聞いてみることにしました。今まで使ったことのなかった「Deep Research」という機能を使ってみます。

以前、アイザック・アシモフのエッセイで
よいモチーフがないと嘆く同僚に「洗濯物のリストを持ってこい、それに曲をつけてやる」と言った作曲家のエピソードを読んだ記憶があるのですが、今、色々表現を変えて検索してもそれらしいエピソードが見つかりません。
何かを勘違いしているようなのですが、何かこれに類するエピソードを見つけることができませんか?

どういう機能か知らずに使ってみたんですが、凄いですね、僕のかわりに数十のサイトを読み込んで、当該エピソードを探して長文のレポートを提出してくれました。

ロッシーニ
パブリックドメイン

そのエピソードの主はロッシーニでした!改めてロッシーニで検索して裏取りもできました。発言の内容は記憶とほぼ同じ。
レポートは当該の作曲家が誰かに留まらず、ロッシーニの人となり、他のエピソード、作家がインスピレーションを得る方法など多岐にわたるものでした。

でもね…

Geminiの野郎、僕の質問の内容を誤解しているようで、レポートの中で2回も(内容を纏めた表もいれると3回)!ユーザーの記憶と違って、作曲家はアシモフではなくロッシーニでした、みたいなことを書いてるんです!
そうじゃない!アシモフがそう言った証拠が見つからないんじゃない!アシモフがエッセイに書いてたエピソードの主を知りたかったんだ!僕がアシモフを作曲家だと思う訳無いだろ!?若い頃どれだけ小説もエッセイも読んだと思ってるんだ!と叫びたかったです。

疑問が解決したのに、何かとっても不愉快な思いをしてしまった、というお話でした。

最後まで読んだいただきありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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