Bottecchia、復活

1990年代に生産されたであろうボテッキアのクロモリバイク。モデル名はよくわかりません。以前働いていたショップの在庫を私が買い取ったものです。
ボテッキアといえば、1989年のツール・ド・フランスでグレッグ・レモンが総合優勝した時に乗っていたブランド。赤と白のカラーのボテッキアが有名です。コロンブスのSLXのチューブで組まれた最上級モデルにはあこがれましたが、当時の画像をよく見ると、レモンはBOTTECCHIAのロゴを付けたTVTのカーボンバイクに乗っていましたね😅
私が購入したのは2000年初頭くらいだったと思います。当時はアルミフレーム全盛時代。スチールフレームはすっかり時代遅れとなり、派手派手なカクテルのようなカラーが災いしたのか(?)ずっと売れ残ってお店のフレームラックで埃をかぶっていました。何となくそれを不憫に思い、そしてイタリア製のクロモリフレームを所有したかったので、お店の社長に頼んで買わせてもらいました。
当時は、カンパニョーロのパーツもお店にたくさん在庫がありました。安く仕上げるためにベローチェ9Sで、リムもイタリアのアンブロッシオで組んでいました。とりあえず当時の使えるパーツはそのまま生かして、使えるように再生しました。





しばらく乗っていましたが、ショップで働き始めると、やはりバイクは新しいものが欲しくなるものです。私も先端のアルミバイク、カーボンバイクを次々に手にすると次第にクロモリには乗らなくなり、その後コルナゴのマスターXライトを購入するといよいよボテッキアの出番はなくなり、実家の片隅に保管したまま、20年の歳月が流れておりました。
お店で売れ残っていた時とおなじ目に遭わせてしまい、すまなかった、ボテッキア。。。
先日、久々に乗ってみようと思い、実に20年ぶりくらいに実家から手元に引き上げてきて、仕事の隙間時間にコツコツと整備した、というのがことの経緯です。



塗装の欠けとかもちらほらありましたが、今回はそれらの修正はなし。
埃をかぶって汚れていましたが、ポリッシャー研磨と手によるコンパウンドによる磨きで汚れと小傷を落とし、カルナバ系ワックスのMuc-Offのミラクルシャインで、当時の塗装の感じをのこしつつきれいにしてみました。



Muc-Offミラクルシャインは、塗り重ねるとテカテカした感じになり、重厚感のある艶が出ます。ガラスコーティングも良いですが、何となく古いバイクにはカルナバワックスのテカテカした感じが合う気がします(個人的感想です)。
ちなみに、クランクですが当時物のベローチェは52x39T。もう脚力も劣えたし、のんびりライドにしか使わないのでコンパクトドライブが使いたいと思い、お隣の大陸の通販サイトより、110mmPCDのシルバーのコンパクトクランクを取り寄せてみました。チェーンリングはTIOGA製です。意外と、雰囲気は出たかな?思います。


タイヤはパナレーサー、クローザープラスを。コットンコードのオープンコルサCXやヴェロフレックスなどがあれば良かったのですが、もうないので雰囲気がでる茶色サイドのものを選択。このタイヤ、ミドルグレードなんですが形状が前の世代のパナレーサーらしく先が尖った形をしていて、直進時の軽快さがとても優れています。
今回、車体重量も10Kgを越えましたので、少しでも走行感が軽くなればと思い選択しましたが、狙った通りです。なかなか良いですよ。

チェーンルブはワコーズ・SPEEDを使用。これも抵抗感が少なくて優れたルブですね。

かくして完成。タイヤとチェーンルブ効果か、走りが想像以上に軽い!ホイールのスポークテンションが落ちていたので調整しなおしたのもありますが、こんなに軽かったかな?とうれしい誤算。


多摩川の土手で、ちょっと気取ってドリップで淹れたコーヒーを持参して、一休み。まだ2月ですが、日差しが柔らかくて気持ちが良かったです。
現代のバイクと遜色なく走る!
とは言いません。現代のバイクの方が軽いし、速いし、ブレーキも良く効きます。特に上りでは、重量は確実にハンデになると思います。
しかし、パーツチョイス次第でかなり軽快感が出るので、選んだパーツがハマッた時の喜びは大きくて、楽しい。
冬から春先にかけて、このバイクでむきにならずに走ってみたいです。
何だかんだ、最初に乗ったのがこの辺りの年代のクロモリバイクなので(外車は買えなかったので、国産のミヤタが最初でした)、やはり好きなんですよね。
ちなみに、こういった雰囲気のバイクも、まだ作っているメーカーがあります。
・Tomassini
・Casati
・Ciocci
・Daccordi
当店でお取扱いができますので、ご興味のある方は、ぜひご相談ください。
