今となっては虚しい「女性がトランスジェンダーを警戒するのは無知から来るもの」という論説
太田啓子女史がXで3年前に掲載されたトランスジェンダーに関する朝日新聞の記事を宣伝していた。普段は課金制なのだが、一時的に無料になったというので読んでみた。トランスジェンダーに関してはここ3年、状況が劇的に変化したので、そんな古い記事を今更公開する意味があるのだろうかと思ったが、彼女の話を読みながら、いまの状況を考えるのも悪くないかなと思う。(以下敬称省略)
LGBT理解増進法が(2023年)6月に成立するまでの議論では、出生時に割り当てられた性別と性自認が異なるトランスジェンダーをめぐり、「女性の不安」を強調する言説が出ました。どう考えればいいのか。女性差別について発信する太田啓子弁護士に聞きました。
周囲からどう見られようと気にせず女子施設を平然と使おうとする人たちは存在する
先ず太田は「男性器がついた人が女風呂に入ってくるのを許すのか」という懸念は「トランス当事者がどんな日常を送っているのかを知ることで「このような発言が差別であると認識」したという。太田女史は女子トイレでは警戒されるのではないかと思い男子トイレを使ったら女子トイレへ行けと言われた人の話を持ち出し、このように語る。
多くの当事者は、その時の状況次第で、トラブルになりづらいトイレを使っていますが、悩んだ揚げ句、職場や学校のトイレを利用するのも我慢している当事者も少なからず存在するということを知ることが重要です。(略)それにもかかわらず、トランス当事者のことを、「自分が使いたい側の性別のトイレや浴場を、自分が周囲からどう見えようが気にせず平然と使おうとする人たち」というようにイメージすること自体が、リアルからかけ離れた偏見に基づくものだと理解するようになりました。
2026年にこんなことを読むと虚しさを感じる。実際に「自分が使いたい側の性別のトイレや浴場を、自分が周囲からどう見られようが気にせず平然と使おうとする人たち」を見て来た我々としては今更何を言ってるんだと呆れてしまう。つい先日も私はXでこんなビデオを観た。
「女子トイレでアタシと遭遇した女性達が、あ~れ~男がいると大騒ぎしたところで、どうしようっての?私の身分証明書は女になってるのよ。え?どうしようってんだよ!」と女性達を威嚇する男。こういうことするから男を女子トイレに入れちゃダメなんだよ。 https://t.co/vbhnoPNLNB
— カカシ姐さん (@biglizardswife) March 15, 2026
この男はおよそ例外とはいえない。例えば下記の男などはスクールバスの運転手で、同僚から女子トイレを使わないでほしいと苦情が殺到したのに対して、「俺がトイレにいるのが気に入らないなら、自分が居心地いいトイレを探してこいよ。お前のクソみたいなプライバシーのゲームなんて、俺は付き合わないからな。」と答えた。

この三年間、ジムの女性更衣室で髭を剃ったり、女子トイレの個室で自慰をしたり、女装して女湯にはいったりしてる男たちの話をいったい何度聞いただろうか?
トランスジョセーの性犯罪が多いと言う認識は誤解でも偏見でもない
太田はトランスジェンダーと性暴力の関係性については、女性への性暴力が軽視されてきたことが原因で、「トランスジェンダーの存在を認めると性犯罪が多発する」と考える女性が居るのは理解できるが、それは「誤解と偏見」であると言う。
いやいやいや、トランスジョセーを名乗るひとたちによる性犯罪はいくらも起きている。Xを読んでいると、トランスを自認する男による性犯罪の話が毎日のように上がって来る。昨日もこんなのがあがってきた。
女性刑務所で女性受刑者2人を強姦したとされるトランスジェンダーの被収容者は、男性専用の刑務所に戻された今、「恐怖の中で暮らしている」と、その弁護人が述べている。
弁護士のジョー・ゲタルス氏によると、51歳のトレメイン・キャロル氏は、移送先のカリフォルニア州中部にある、暴力事件が多発することで悪名高い男性専用施設「カーン・バレー州立刑務所」での「報復」を懸念しているという。
キャロル氏は、1月に「セントラル・カリフォルニア・ウィメンズ・ファシリティ(CCWF)」で2人の女性からレイプされたと告発されたことを受け、同施設から移送された。同施設では、キャロル氏はトランスジェンダーの女性として服役することが認められていた。
これが誤解と偏見か!
女性達が当事者の声を聴かないまま解決策を押し付けていると言う嘘
我々ジェンダー論批判者(ジェンダークリティカル=GC)は、さんざん「当事者はそんなことは望んでいない」という嘘を聞かされてきた。太田もこの使い古された嘘を繰り返す。
例えば「トランスジェンダーは性別にかかわらず使える『オールジェンダートイレ』を使えばいい」という意見がありますが、それだけで解決するものでもありません。性自認を当事者の許可なく公表する「アウティング」につながる危険性があります。オールジェンダートイレの増設は必要だと思いますが、かえって偏見を招かないように、丁寧な設計が必要です。また、「差別を禁止するLGBT法によって、身体が男性の人物が女湯に入れるようになる」というのは全くの誤りですし、当事者は普通、そんなことを望んでいません。
そもそも歩くアウティングみたいな女装男が、オールジェンダートイレを使ったらアウティングになるという理屈がおかしい。もしも女性として完全にパスするひとなら女子トイレを使っても誰にも気づかれないはずだ。オールジェンダーを使わなければならないほどパスしていないなら、女装してあるいてるだけで男であることは誰にでも歴然なのだ。そんな人がオールジェンダーを使ったらアウティングになるなどちゃんちゃらおかしいわ。
また、諸外国の例でもわかるように、男性が女子更衣室やトイレにいるのを指摘した女性達のほうが経営者から追い出されると言う事件がいくらでもおきている。日本でも、この間も女子風呂に男性が入っていたという事件が起きたばかりではないか、何が「当事者は普通そんなことを望んでいません」だ!
太田は我々がトランスジェンダーを警戒するのは無知から来るものだと主張するが、それは正反対だ。我々がトランスジェンダーを警戒するのはトランスジェンダーを名乗るひとたちがどういう人たちなのか散々見せつけられてきたからである。
実際に性同一性障害を病む人の絶対数は少ないかもしれない。だが性違和を口実に女性空間に侵入し性犯罪を犯す男性の数は普通の男性による性犯罪よりもずっと多いのだ。女装してまで女性空間に入り込もうとする男は女性にとって普通の男性よりもずっと危険な存在なのである。それを太田のような女性弁護士が、女性が本能的に持つ警戒心を解こうというのだから恐ろしい。
トランスジェンダー当事者の数はすくないかもしれないが、トランスジェンダー活動家が持つ政治的権力は絶大だ。本来人口の1%にも満たないとされているトランスジェンダーのために日本でどんどん法律が書き換えられていく。そしてその直接の被害者は女子供である!これだけでも彼らがどれほど絶大な権力を持つ存在かが解ると言うものだ。
マイノリティーが日常的に苦しんでいる抑圧に関し、自分は苦しまないで済んでいるというマジョリティー側に立つことは誰にでもあり得ることで、ある差別に苦しんでいる人が、他のマイノリティー差別に鈍感で無頓着なこともあります。それを認める勇気と謙虚さをそれぞれが持つことが、あらゆる差別に加担することのない社会を作り上げていくと信じています。
太田女史はそんな説教を他人にしている暇があるなら、自分が擁護しているトランスジェンダリズムがどれほど女性や子供を犠牲にしているか、胸に手をあててよ~く考えてみるべきだ。
